前回の記事で、
 
「背水の陣はいい手じゃないよ」
「逃げるという選択肢を持とう」
 
という話を書きました。
 
今回はその続編です。
(※もちろん、今回の記事だけでも理解できます。)
 
 
なにかのチャレンジを目の前にして、
「がんがんいこうぜ」とか「突撃!」
という命令しか出来ない指揮官は無能です。
 
ゲームみたいに何度死んでも
簡単に生き返れるなら良いんですが、
現実はそうは行きません。
 
 
だから、「逃げる(戦略的撤退)」
という選択肢を持つことが大事なんです。
 
 
『逃げても良い。』
『逃げ道を確保するからこそ、
勇気を持ってチャレンジできる』
 
というのが前回のお話でした。
 
 
 
今回お話するのは、逃げる前の段階、
 
【ココロの避難訓練】
 
についてです。
 
 
 
もし 火事や地震に遭ったら?
 
何を持って、どの道を通って、どこに避難するか、
そういう避難訓練をしたことがあるでしょう。
 
 
この、物理的な避難訓練と同じく、
【ココロの避難訓練】をしておくと、
 
「いざ!」という時にパニックにならずに済みます。
すぐに逃げられるので、生存確率が上がります。
 
 
逃げる準備をしているからこそ、
安心してチャレンジ出来るようになるんです。
 
この心の避難訓練が、あなたの行動力を飛躍的に向上させてくれますよ。
 
 
具体的な手順を解説していきましょう。
 
 
 
━━━━━━━━━━━━━━━━━
具体的な【ココロの避難訓練】の手順
━━━━━━━━━━━━━━━━━
 
じゃあ【ココロの避難訓練】って一体何をすれば良いのか?
について、詳しく話していきましょう。
 
端的に言うと、
 
1)最悪の状況を想定する
2)最悪を受け入れる
3)具体的な逃げ方を決める
 
この3つです。
 
 
  
----------------
1)最悪の状況を想定する
----------------
 
いま不安に感じていること、
怖いと思っていることが
実際に起ってしまって、
最悪の状態になってしまったら?
 
という、ネガティブなシュミレーションを
詳細に描いていきましょう。
 
 
最悪の状況を想像すると最悪の気分になります。
当たり前ですね。
 
だから、出来れば考えたくないでしょう。
でも、やってください。
 
 
最悪の状況を想定しないと、
現実以上に妄想が広がって
苦しくなり、恐ろしくなります。
 
底が見えないからこそ、
「どこまでも落ちていくのでは?」
という不気味な恐怖が出てくるんです。
 
 
中途半端に引き寄せの法則とか
スピリチュアルかじった人は、
 
「想像したことが現実になるので
悪い状況は考えたくありません。」
 
とか言ってしまうかもしれませんね。
でもこれは、 
 
「火事や地震を想像すると現実になるので、
想定しないし、準備もしません。」
 
と言っているようなものですからね。
 
こういうこと言っててもいいですが、
実際は現実のコントロールを失うだけです。
 
素直に【ココロの避難訓練】をしてもらえればと思います。
 
 
 
----------------
2)最悪を受け入れる
----------------
  
さて、最悪の状態を想定したら、
これらの質問を自分に問いかけましょう
 
「今考えている最悪の状況になったとしても・・・」
 
 ・何は失わない?奪われない?
 ・まだ何がある?何が残っている?
 ・何があるから安心?
 
 
例えばこんな感じです。
 
「会社をクビになってしばらく働けなくても・・・」
 
・今まで身に付けたスキルは残っている。
・しばらく生活できる貯金がある。
・最悪、生活保護を受ければ飢えることはないから安心。
 
 
最悪な状況が実現した場面を
詳しく想像してみるんです。
 
そして、その場が来たとしても、
奪われないもの、手元に残るものを確認すると、
 
命までは取られないとか、
再起のチャンスが有ると思えます。
 
 
最悪の場面を受け入れると、不思議と、
 
『恐れおののく程のことじゃない』
『何だ、案外たいしたことない』
 
と思えてきて、行動する気力が湧いてくるものです。
 
 
 
----------------
3)具体的な逃げ方を決める
----------------
 
さて、
 
1)最悪の状況を想定して
2)最悪を受け入れたら、
  
次は、

3)具体的な逃げ方を決める
 
という段階です。
 
 
現実の避難訓練と同じように、
「何を、どのように、どの順番で」逃げるのかを、
一つひとつ確かめる段階です。
  
 
 
お金に不安がある場合を例にお話しましょう。
 
貯金が尽きる、収入が途絶える、
支払いができないなどなどの不安ですね。
 
 
実家がある人は、実家へ戻る
算段をつけるのがおすすめです。
 
今のうちに両親や兄弟と仲良くしておきましょう。
実家への引越し費用や、諸々の手続きを調べておきましょう。
 
もし実家に頼れないなら、
家賃の安い、ど田舎やシェアハウスに行くもの良いし、
親戚や友人に助けを乞うのも手です。
 
衣食住が保証された住み込みの仕事を探すのもありです。
 
 
債務や支払いが膨大で、これらの方法が難しいなら、
自己破産や生活保護について調べてみると良いですよ。
 
手続きは煩雑ですが、法テラスに行けば
無料で専門家が相談に乗ってくれます。
 
 
 
自己破産した友人が2人いますが、
本人から言われなければ、周りの人からも、職場にもバレません。
 
破産後にも元気に働いているし、
責任ある管理職でバリバリ働いていたりもします。
 
先日は、過去に生活保護を受けていたという
複数の会社の社長をやっているシングルマザーに会いました。
 
 
 
最悪の状況になってしまったら、
どういうアクションを取るのか、
何に頼るのか、どこに逃げ込むのか、
出来るだけ具体的に、調べておきましょう。
 
逃げ道は具体的に複数あれば、より安心できます。
 
 
 
ある起業家の自伝を読んだ時に、
カードローンと友人から借金しまくって、
無謀なチャレンジをした時に、
 
『コケたら佐川』という合言葉で頑張った
というエピソードがありました。
 
その頃の佐川急便の求人広告が、
『免許と根性だけで月収40万』だったそうです。
 
失敗して1000万借金を負っても、
佐川で数年働けば返せるから
最悪それで責任取ろうという考えですね。
 
なんとも潔い。
 
 
逃げ道を確保するからチャレンジできる、
という典型例だと思います。
 
 
 
━━━━━━━━━━━━━━━━━
逃げても人生終わりません
━━━━━━━━━━━━━━━━━
 
・実家に逃げ戻る
・独立したのに再就職
・自己破産や生活保護
  
一時期どん底と感じる時期があっても、
案外、大丈夫なもんです。
 
もちろん
気軽に逃げることや自己破産や生活保護を
勧めている訳ではありません。
 
でも、セーフティーネットを用意することも、
使うことも、恥ずかしいことではないし
「負け」でもありません。
 
 
僕も、なにかの事情で事業が大きく傾いたり、
変な投資話に引っかかって大借金抱えたら、
自己破産や生活保護を受けるかもしれません。
 
未来はわかりませんからね。
 
 
でも、それでもOK。
別にそこで人生終わりじゃないですから。
 
 
トータルスコアでプラスになれば万々歳だし、
 
トータルスコアがマイナスでも、
最後がプラスだったら気分良いでしょう(笑)
 
 
映画とか観ていても、
悲惨な人生の最後にハッピーエンドが来ると、
いままでの物語は全部この盛り上がりの為
だったんだなぁって思えますよね。
 
終わり良ければ全て良し。
「今は盛り上がりを作ってるんだ」
くらいに気軽に考えるといいですよ。
 
 
ちょっと話が膨らんだので、
最後に簡単にまとめます。
 
 
『逃げても良い。』
 
『逃げ道を確保するからこそ、
勇気を持ってチャレンジできる』
 
『イザという時のために
【ココロの避難訓練】をしておこう』
  
ということでした。
 
 
 
アワアワと混乱したまま、
未来に絶望したまま決断すると
良いことありません。
 
 
安心してください。
 
天災や世界恐慌や不況や、
戦争や大事件や、裁判や、事故や、
人間関係のトラブルやお金のトラブル・・・
 
いろんな不安なことは
あなたがどう足掻こうと、起きます。
 
 
今後なんの問題も起こらずに
生きていくなんてことはありません。
 
苦しい時期も当然来ます。
 
 
 
でも大丈夫。
 
いつでも逃げられるし、
いつでも起死回生のチャンスもある。
 
ダウンしても、起き上がれる。
 
 
自分から、未来の可能性や逃げ道を
閉じるようなことはしないでください。
 
未来に絶望するなら、逃げる選択をとってください。
自分で終わらせてはいけません。
 
 
いつでもいつまでも、チャンスはあります。
 
ここで逃げちゃダメだ、なんて思っちゃダメです。
 
自分を大事にしてあげてくださいね。
 
 

 
※リブログ歓迎です
 
 
 【 お す す め 】 

なお、メールレターでは、僕が今まで行った

有料セミナーの動画や音声、有料のレポートなどを贅沢に配信しています。
(最近は、新作音声コンテンツを毎週「メルマガ限定」で配信しています。)

まだ登録していない場合は、ぜひ登録しておいてください。
 ↓ ↓ ↓ ㅤ 
森嶋のメールレターはこちらから
https://s.1025h.com/p/main_m?ftid=jleatF5n0UHB

(🎁初回登録時に、有料セミナー音声のプレゼントがあります。)