僕が、バンジージャンプを飛ぶ実習を取り入れた
自己啓発研修を募集していた時期のことです。
 
この企画の募集をし始めてから、
 
『興味はあるんですけど怖いのでやめときます。』
『死ぬの嫌なんで参加しないです。』
 
と言ってくる人が、ちらほらいました。
 
『そういう人にこそ受けて欲しいんですけどね。』 
 
と言うんですが、彼らは遠慮するようです(笑)
 
 
僕がバンジージャンプをワークとして取り入れたのには
もちろん理由と狙いがあります。
 
 
不安や恐怖などのマイナス感情や
「危なそう」という曖昧な感覚に
左右されるのではなく、
 
『自分の未来につながる行動を
理性的に判断して、勇気をもって飛び込む』
 
この体感覚を実感してほしいから
実習として取り入れたんですよね。
 
 
僕たちの人生には様々な
転職・独立・結婚・離婚・引越しなど
リスクを伴ったライフイベントが起こります。
 
これらの場面で
どのような判断をするかで
大きく人生が変わっていくわけです。
 
 
リスクを取って新しい環境状況に
飛び込むことができれば
大きな恩恵を受け取ることが出来ます。
 
でも、
恐怖や不安にとらわれて尻込みしてしまうと、
 
好機を逃してしまったり、結局行動できずに
損失を被ってしまったりするわけです。
 
 
この『えいやっ!』と踏み出す 
体感覚を身に付けてもらうために、
 
バンジージャンプはめちゃくちゃ
分かりやすくて良いんですよね。
 
 
この『恐怖を超えて行動すること』について
もうすこし掘り下げてお話していきます。
 
これがわかると、
人生が進む方向を、自分のチカラでぐいっと
変えることが出来るようになります。
 
 
 
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 オネショ
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『恐怖や不安にとらわれず理性的に判断して、
 暗闇の中に一歩を踏み出す。』
 
こう言うとかっこよく聞こえますが、
 
僕たちは全員、多かれ少なかれ
この経験をしています。
 
 
幼い頃のことを思い出してください。
 
夜中にトイレに行きたくなったけれど、
トイレまでの道のりが、暗くて怖くて、
足がすくんでしまった経験はありませんか?
 
 
田舎の古い家とかだと、トイレが離れになっていて、
一旦、真っ暗な外に出ないといけなかったりして・・・
 
田舎の家はギシギシ音が
したりするからより怖かったものです(笑)
 
 
寝室からトイレまでの短い廊下でも、
真っ暗だと怖いものです。
 
「暗闇の中に泥棒が潜んでいるかも。」
「お化けが出るかも。」
「ホラー映画の怪物が出るかも。」
 
そんな得体の知れない恐怖が足を止めます。
 
 
でも、
諦めてそのままベッドに戻れば
オネショするか膀胱炎になります。
 
そうなりたくなければ
暗闇に一歩踏み出すしかないんです。
 
 
 
勇気を出して暗闇の中を進んで
「なんだ大したことない」と、
経験的に安全を学んだり、
 
理性的に、確率的に
「泥棒や幽霊がいるわけがない」
と考えて安心して、暗闇の中を
歩けるようになったりするわけですね。
 
 
 
さて、
なかなか仰々しく、夜中のトイレに立つこと
についてお話ししましたが、
 
 
これだけ小さい事例を出せば、
 
誰もが恐怖を乗り越えたり
理性的に判断してアクションする
 
という経験があることが
わかってもらえたと思います。
 
 
 
夜中のトイレもバンジーも
 
「冷静に考えれば安全」
「でも不安と恐怖がある」
 
という点で同じです。
 
そして、
一度飛んで慣れてしまえば、
後はへっちゃらになる
ところも似ています。
  
(ただ、バンジーは夜中のトイレより、かなり怖いだけです(笑))
 
 
 
僕の企画に参加しなくてもいいので、
友達を連れ添って、ぜひ一度バンジー飛んでみてください。
  
「飛ぶ」と腹をくくった瞬間に、
見える景色や体感覚が変わる。
 
その体感をすると、人生のあらゆる場面で
決断力が使えるようになりますよ。
 
 
 
っと、ここまでは
「体感」のお話なんですが、
 
もうちょっと掘り下げて、
「統計と確率論」のお話をしましょう。
 
 
合理的・理性的に判断できるようになると、
人生がイージーモードになるよ、というお話です。 
 
 
 
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 苦手意識を持たず、統計を見てみよう
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なにか身の危険を感じたり
不安や恐怖に襲われた時
 
「確率論」を使って
意思決定が出来るようになると、
人生がめちゃめちゃ楽になります。
 
 
「確率論」とは、
統計に照らして考えた時に、
自分に実際それが起こるかどうかを
冷静に判断するということです。
 
 
例えば、
バンジージャンプで死ぬ確率は
「50万回に1回」程度です。
 
もし、あなたがバンジー大好きで、
一生のうちに5回バンジーを飛んだとしても、
それでも確率は「0.001%」となります。
 
 
ちなみに、
 
一年間で交通事故に遭って死ぬ確率は「0.077%」
80歳までに交通事故で死ぬ確率は「0.6%」
程度ですから、
 
毎日バンジージャンプをしたとしても、
その行き帰りに交通事故に遭う
確率のほうが格段に高いです。
 
 
 
もっと具体的に調べていくと、
 
過去に日本でバンジージャンプの
事故が起こったのはたった3回だけだそうです。
 
ここまでの情報を聞いた上で
バンジージャンプを飛ぶことになったとして、
 
自分が4人目になる気がしますか?
恐ろしいですか?
 
もし恐ろしいと感じるとしたら、
それは「勘違い」以外の何物でもありませんよね。
 
 
 
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 あなたは飛行機事故やテロでは死なない
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バンジーよりももっと身近な例で言うと
飛行機に乗るのが怖いという人も結構いますよね。
 
でも、飛行機は稀に見る
めちゃくちゃ安全な移動手段です。
 
 
以下の統計を見てみましょう。
これは、一年間で死亡原因別の人数です。
(※一億人あたり何人か。)
 
 
【ヒグマ】 0.94 人
【航空事故】 9.7 人
【落雷】 11 人
【ハチ】 15 人
【山】  240 人
【他殺】 270 人
【海】  280 人
【豚の生レバー】 710 人
【地震(津波)】 1000 人
【熱中症】 1400 人
【階段等で転倒】 2100 人
【風呂で溺死】 3100 人
【交通事故】 3200 人
【自殺】 21900 人
 
(※ソース:週刊ポスト2015年8月21・28日号)
 
 
 
飛行機事故を心配するよりも、
豚にしっかり火を通すことや
熱中症に気をつけたほうが良いです。
 
あと、絶望しないように
メンタルヘルスに気をつけるほうが良いです。
 
 
「確率論」で考えるということは、
こういう統計の数字を調べて、
理性的に判断するということです。
 
 
 
例えば、
世界10箇所で同時にテロが起きたとして、
ニュースで毎日のように報道されれば、
テロ対策の保険がよく売れるかもしれません。
 
ショッキングな事件や無差別な殺人事件、テロ。
こういうのって怖いですよね。
 
でも、冷静に「確率論」で考えると、
テロで死ぬ確率よりも、宝くじで
1等に当たる確率のほうが高いんです。
 
あなたはテロ事件では死にません(笑)
 
 
それよりも、交通事故や自殺や
病気の心配をしたほうが良いです。
  
 
有名な話ですが、
 
三大疾病と呼ばれるがん・心筋梗塞・脳卒中。
この3つだけで日本人の死因の50%を超えます。
 
 
冷静に考えれば、
テロなどの、極端に確率が低い
問題への対策を立てるよりも、
 
三大疾病を含めた病気にならないために、
健康増進のために、運動したり、
食事を改善したりするほうが、圧倒的に大事です。
 
 
 
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「打席」最強理論
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統計だ、「確率論」だと、
ここまで長々と何を話してきたかというと、
 
僕たちは、
『理に合わない不安や恐怖』
に支配されて、行動が出来ず、
チャンスを逃していることが多いですよ。
 
ということなんですよね。
 
 
恋愛の話をしましょう。
 
「素敵なパートナー欲しい」と言いつつ、
長い間相手がいない人はまず間違いなく、打席数が少ないです。
 
過去の話を聞くと、打率(=交際÷デート数)は悪くないんですよね。
 
 
素敵な人と出会いたいなら、
まずは、10人とデートに行きましょう。
 
そうすれば、「理想には届かないけど惜しいかな」
くらいの相手とは出会えます。
これを繰り返せば、素敵なパートナーと出会えます。
 
 
 
デートする相手がいない?
そもそも出会いがない?
 
なら、出会いを作るための行動を10個すればOKです。
 
 
マッチョな理論に聞こえますが、
面倒くさいとか、拒絶の恐怖とか
そういうのを横に置けば、効果的な方法ですよね。
 
 
恋愛は「打率より打席数」と言いましたが、
恋愛だけではなく、ビジネスでも全く同じことが言えます。
 
ビジネスの成功は「10分の1」です。
 
10個の事業をやるとそのうち1つは当たる
という感覚です。
 
 
百戦錬磨で、やることなすこと
全て大当たりなビジネスの「天才」のような人が
フィーチャーされて目立つこともありますが、
 
そういう人も、大体は裏で失敗したり、
撤退している事業が山ほどあります。
 
見えていないか、もしくは
わざと隠して「天才」を演出しているだけです。
 
 
成功するには
打率(確率)を上げることよりも
座席数(チャレンジ数)を増やすこと。
 
思い入れを持ちすぎて、
一つのビジネスに執着していると、
いつまでも上手くいきません。
 
さあ!
どんどん新しいことに
チャレンジしていきましょう!
 
打席数を増やしましょう!
成功は目の前です!
 
 
 
・・・こう言われても、
多くの人は、行動できません。
 
それはなぜか?
『理に合わない不安や恐怖』
に支配されているからです。
 
 
 
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 分かっちゃいるけど動けない
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新たに行動する恐怖。
今あるものを捨てる恐怖。
 
この恐怖を乗り越えて行動できるようになると
いくらでも望むものを
手に入れられるようになります。
 
 
逆に、恐怖や不安などの
マイナス感情に支配されて
「動きたいけど動けない」という自分のままだと、
 
このままではいけないと分かりつつ
緩やかに死んでいく「ゆでガエル」になってしまいます。
 
 
恐怖や不安を超えて行動した人が、
望む結果を得られるんです。
 
 
恐怖を超える方法には
いろんなアプローチがあります。
 
・自信をつける
・感覚を麻痺させる
・応援してくれる仲間をつくる
・行動した先の利益をイメージする
・行動しない不利益をありありと描く
・トラウマやメンタルブロックを取り除く
・意味づけを変える
 
などなど。
 
 
色々と方法論はあります。
 
今回お伝えしたのは、そのうちの一つ。
統計に照らして合理的に「確率論」で考えるというアプローチです。
 
 
今回話した「確率論」だけで
すべてが解決するわけではありません。
 
でも、頭の片隅に置いておいてください。
 
 
えも言われぬ不安が出たり
どうしようもなく恐怖が大きくなったら、
統計にあたってみましょう。
 
自分が恐れていることは、実際のところ
どのくらいの確率で現実になるのか。
 
検索すると、大抵のことはデータが出てきます。
 
統計を調べてみたら、
 
「自分が今不安に思っていること」と、
交通事故や熱中症など「もっと身近な危険」
との確率と比べてみましょう。
 
 
落ち着いた状況で深呼吸をして
冷静に数字を見てみてください。
  
その数字の意味が分かれば
不安は大きく取り除かれるはずです。
 
 
繰り返しになりますが、
この方法が全てではありません。
 
でも、この「確率論」で考えるという視点を持っていると、
 
今後のライフイベントが
イージーモードになりますよ(^^)
 
 
参考になれば幸いです。

 
 
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