今日は、運命の人とか、ソウルメイト的な
パートナーについて考えていきたいと思います。
 
 
まず始めに、少女漫画的な価値観の中で、
 
白馬に乗った王子様や、
自分の性格にパズルのピースのように
ピッタリとハマる《運命の人》がいる
 
という幻想がありますよね。
 
ここでは、幻想と言い切ってしまいます。
 
 
なぜなら、
 
「何の努力も、すり合わせもせず、
パズルのピースのようにピッタリとハマる相手」
 
という定義で言えば
《運命の人》は存在しないからです。
 
 
 
何の努力もしなくても、
 
性格が合って、波長が合っていて、私をすごく尊重してくれて、
それでいて私も自然に相手に何かしてあげたい気持ちになる・・・
 
などという相手は、残念ながら存在しません。
 
 
 
ただ、別の意味でも運命の人なら存在します。それは…
 
 
 
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運命の人ってなんだろう
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何の努力もなく、パズルのピースがハマるような相手には出会えなくても、
 
「人生の岐路に一緒に立ち会って一緒に歩んでいきたい」
 
と思える人とは、人生の中で何度か出会えるかもしれません。
 
 
これは
恋愛的なパートナーシップだけではなく、
仕事上や趣味の仲間、友人にも言えます。
 
 
 
「人生の岐路に一緒に立ち会って一緒に歩んでいきたいと思える人」
 
を『運命の人』だと定義するならば、『運命の人』は存在します。
 
 
 
『運命の人』との出会いによって、
 
「この人がいなければ今の私はいないな」とか
「この人のおかげで私の人生は変わった」
 
と思うようになるでしょう。
 
 
 
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離婚したら運命の人ではなかった?
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ただ、
ここでも厄介な幻想・固定概念が
邪魔をする場合があります。
 
 
それは
 
「運命の人とは永く関係が続くもの」
 
という思い込みです。
 
 
 
最愛の人と結ばれたら
「死がふたりを分かつまで」一緒にいるべきとか、
 
志を共にする仲間に出会えたら
一生の友として夢を語り合い
現実化していくべきとか、
 
 
こういう考えを前提としていると人間関係が壊れてしまい、
端的にいうと、不幸になって「人生の満足度」が下がります。
 
 
 
それはなぜか?
 
人間というのは変化するものだからです。
 
 
変化するし、成長するし考えや信条も
どんどん変わっていくものです。
 
一貫してブレないように見える人でも
内面はコロコロと変わっているものです。
 
 
 
そんな、変化し続ける人間同士が
「一生一緒にいなければいけない」
と考えると、辛くなるのが当たり前です。
 
 
 
もちろん、
 
一生を共にするパートナーだったり
友人があなたに居るとすれば、それは
かけがえない素晴らしいものです。
 
 
 
一生を添い遂げるパートナーや友人が
存在しないと言っているわけではありません。
 
僕も、大切な人との関係が一生続けばいいなと、心から思っています。
 
 
ただ、
 
「運命の人だからといって、永く関係を
続けなければいけないというわけではない」
 
と、言いたいんです。
 
 
 
・昔はラブラブだったのに、
 冷めきって離婚してしまった
 
・朝まで夢を語り合った仕事仲間なのに、
 最後は訴訟問題になって喧嘩別れした
 
こういう事って、
僕らの人生にたびたび起こります。
 
 
 
でも、
 
関係を永く継続できなかったからと言って、
あの人は『運命の人』ではなかったのでしょうか?
 
 
 
「人生の岐路に一緒に立ち会って
一緒に歩んでいきたいと思える人」と、
 
一定期間 共に歩めただけでも、
とても尊いことだなぁと僕は思うのです。
 
 
その人のことは、
 
心情的なワンネスを感じている期間、
「その時の運命の人」だったと
考えてみるのはどうでしょう。
 
 
 
 
これは特に恋愛面での話ですが、
 
新しいパートナーと関係を始める際に、
「この人は本当に運命の人なんだろうか」
と悩んで、足踏みしてしまう人がいると思います。
 
 
 
こういう悩みを持つ理由は、
前に挙げた通り、
 
「運命の人は、パズルのように噛み合う」
「運命の人であれば、永く関係が続くべき」
 
という幻想に囚われている状態です。
 
 
 
僕も同じように感じて悩みますから、
気持ちはすごく分かるんですが、
 
いちど、
自分を少し俯瞰するような気持ちで、
自分の内面(気持ち)に落ち着いて
意識を向けてみてください。
 
 
 
落ち着いて、相手との関係を
考え、感じたその上で、
 
 
「違いやズレがあっても、すり合わせる
努力をしたいと思えるほど大事」
 
「一生の永い間ではなかったとしても、
出来る限り一緒に関係を作っていきたい」
 
こう思えるのであれば、十分
『運命の人』だと言えるのではないでしょうか。
 
 
 
 
使命とか、天命とか、ミッションとか、運命とか・・・
 
そういうものが明確っぽい人は魅力的ですし、
現実にも影響力が大きいです。
 
 
 
でも実際は、この世は常に諸行無常です。
 
変わらないものはないし常に変化しています。
 
少し前までの正解は間違いになり、
英雄は戦犯になり、常識は非常識になります。
 
 
 
僕らは、変わり続ける世の中を
自分自身さえ変化させながら歩んでいます。
 
そんな、移ろいやすい人生の中で、
 
命そのものである「時間」をかけて
共に歩みたいと思える人と出会えたことは
とても尊いことだと思います。
 
 
 
「この人とは相性バッチリかな?」
「ずっと関係が続けられるだろうか?」
 
そんな事を杞憂しているよりも、
 
 
心がその人を求めているなら、
 
「違いを埋めてともに進むには?」
「今とこれからを出来る限り充実させよう!」
 
と考えてみてはどうでしょうか(^^)
 
 
 
 
 
※リブログ歓迎です
 
 
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