僕は人に教える仕事をしているので、
日頃から勉強好きな人とたくさん会います。
 
セミナーに来る方は、
「向上心があって勉強好き」
  
もしくは
「目標がある」「情熱がある」
「何かを変えたいと思っている」
などの、共通点があります。
 
残念なのが、その大部分の人が
「勉強好きの罠」にハマってしまっていることです。
 
 
今日は、
そんな人を沢山見てきたからこそ、
そして、僕自身が罠にハマっていたからこそ語れる、
 
[成功法則]を勉強するときに
注意すべき点についてお話します(^^)
 
 
ここで言う[成功法則]とは、
 
「まず自分からgiveする」
というような抽象的な原則から、
 
「話をするときは相手の目を見る」
という具体的なノウハウまでを含んでいます。
 
つまり、本やセミナーで言われる
「こうすれば上手くいくよ」
というものです。
 
(※[成功法則]という言葉がピンと来ない場合は、「ノウハウ」や「スキル」と読み替えてください。)
 
 
本やセミナーで[成功法則]を学ぶときに陥りがちな罠。
 
それは…
 
「[成功法則]にとらわれ過ぎる」
 
ということです。
 
例えば、
 
「部下は褒めて伸ばせ」と教わった後に
怒れなくなってしまい、
部下を甘やかしてしまって
結果的に状況が悪化した。
 
という人が居ました。
 
こういうことは、 
[成功法則]の表面的な部分だけを見ていて、
その裏にある本質的な部分が
見えていない事が原因で起こります。
 
 
大事なのは、[成功法則]の
型にハマって行動することではなく、
本質を掴んで実践することなんです。
 
 
 
でも、本質が分からないから
まず[成功法則]を勉強するんですよね(笑)
 
分からないなりに、
やり方(=[成功法則])を教わって、
そのやり方通りにやってみる。
 
それはいいんですよ。
 
「What time is it now?」の発音を、
「ホッタイモイジンナ」と言ってみるとか。(空耳英会話)
 
これもOKなんです。
 
 
でも、いつまでも
「ホッタイモイジンナ」では、
他の場面で応用が効きません。
 
似たような場面だったり、他の場面で
[成功法則]を応用するためには、
本質を掴む必要があるということです。
 
 
ではここからは、どうすれば
[成功法則]の本質を捉えることが出来るか、
ということを具体的にお話していきます。
  
 
1)自分の頭で考える
2)実践してみて確かめる
 
方法はこの2つです。
一つずつ解説していきますね。
 
 
 
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1)自分の頭で考える
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先ほど例に出した、
「褒めて伸ばす!」について、
 
僕ならこんなことを考えます。
 
・なぜ褒めると伸びるのか?(理由)
・自分の立場でやってみたらどんな結果になるだろう(想定)
・どう褒めるのが効果的か(方法)
・なぜ、「褒めて伸ばす」が流行っているのか(ウケている理由)
・本当に効果があるのか(批判的分析)
・効果があるとすればどんな点か(想定)
・効果が無いとすれば何故か(想定)
 
まだ他にもあるような気がしますが、
恐らくこのくらいはノートに書き出して考えます。
 
ですが、
  
「褒めたらいいんだよ」と言われると、
「よし!褒めればいいのか!」というところで思考停止してしまうのが脳みその宿命です。
 
これは、頭が悪いとかじゃなくて、
人の「脳みそ君」はぐーたらなので、
出来るだけ楽をしようとします。
   
「答え」が与えられると、
すぐに思考停止するという特性が
「脳みそ君」にはあると捉えてください。
 
 
つまり、
うっかりしてると思考が止まってしまう、
ということを肝に銘じておく必要があるんです。
 
 
実際に学んだ[成功法則]を
使いこなすことが出来るのは、
 
ぐーたらな「脳みそ君」をたたき起こして、
自分の頭で検証して考えた人だけです。
 
 
京セラ名誉会長の稲盛さんのデスクには
 
 「考えよ!」
 
という大きなカードが貼ってありました。
(書籍の中で写真を見ました。)
 
稲盛さんほどの人でも、
よく見えるところに書いておいて、
毎日見直さないと思考停止してしまう
ってことですよね。(!)
 
 
繰り返しになりますが、
 
自分の頭で考えるということは、
頭が悪いとか良いに関係なく、
頭を使おうという「意識」を出来るか
というところにかかっています。
  
つまり、[成功法則]として
教わったことを鵜呑みにせず
自分の頭で考えるという「意識」を
持つようにするといい、ということです。
 
 
 
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2)実践してみて確かめる
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僕は21歳で自己啓発セミナーに
100万近くつぎ込んで、
典型的な[成功法則]オタクになりました。
 
社会に出たことがない大学生だったので、
スーパー頭でっかちです(笑)
 
 
「こうじゃなきゃいけない」
「あの人は駄目だ!間違ってる」
「原則中心だよね!」
 
こんなことばかり考えていました。
(人の批判ばっかりしてました。)
 
 
ですが、
新卒就職の1年半後にうつ病になり退職する、という挫折を経験し、
24歳で独立してからも失敗続きで、
数年は年収100万円以下が続きました。
 
「あれれれれ??おかしいな!?
習った事とぜんぜん違うぞ?(大汗)」
 
と、毎日パニックの連続でした。
 
 
そんなどん詰まりまでいったところで、
 
僕は、元々頭に入っていた[成功法則]を
とりあえず手当たり次第に、
実践してみることにしました。
(口だけじゃなく、真摯にやってみるという当たり前のことです。) 
 
 
手当たり次第に大量行動した結果、
成功と失敗の経験値を積み重ねることで
 
・自分の考え方のどこが間違っているのか
・どう使えばその[成功法則]を活かせるのか
 
を、体感覚で分かってきました。
(うまくいく精度が高まっていったんです。)
 
 
ここでのポイントは、
「自分で体験してみて」というところです。
 
 
勉強して終わりではなく、実践してみて確かめる。
 
それによって、
本やセミナーでは学べないコツがつかめてきます。
 
 
もし
「頭でっかちになってるかも。」
「沢山勉強してるのにうまくいかないなぁ」
という場合は、
 
とにかく、実践!実践!実践!
をおすすめします。
 
 
このことは、
勉強好きには盲点なのです(笑)
 
勉強好きは、勉強が好きであって
実践は得意じゃありません。
 
実践しなければ、失敗もないわけで、
勉強すれば、なんとなく成長したような気になれるからです。
 
 
多くの人は、[成功法則]を教わると、
脳内で上手くいく様子をシミュレーションします。
 
すると、大体うまくいきます。
 
そりゃあ、妄想ですからね(笑)
 
 
それが気持ちよくて、
「もっと沢山の[成功法則]を学ぼう」 
という方向に意識が向いて、
勉強そのものが目的になってしまうと、
 
完全に「勉強好きの罠」にハマっています。
 
 
この場合、脳内のシュミレーション(=思考実験)で、
うまくいくかどうかを確かめるので、
現実ではあまり役に立ちません。
  
 
この脳内シュミレーションの世界
(=妄想)の中で生きるということは、
スピリチュアルにハマっている人に
特によく見られます。
 
 
スピリチュアルを学ぶのもいいですが、
 
スピリチュアルな世界と現実世界を
繋げられなければ、ただのフィクション
になってしまうので注意して下さい。
 
 
また、ほとんどの勉強好きさんは、
自分の知っている[成功法則]が合っているるかどうかを、
実践ではなく、他の[成功法則]を学ぶことでで確かめようとします。
 
語弊を恐れずに言うと、これは、
机上の空論を机上の空論で説明するようなものです。
 
 
学生時代の理科の授業を思い出して下さい。
 
教科書の説明だと全くわからないのに、
実験すると一発で理解できますよね。
 
 
同じように、[成功法則]を学んだら
自分の体で人体実験してみるというのが、
習得への一番の近道になります。
 
 
「知っている」と「やる」は
全く違う世界の出来事です。
 
スポーツ観戦するだけなら、
「知ってる」だけでいいですが、
 
自分がフィールドに出て
プレーをするなら「やる」という
段階に立つ必要があります。
 
 
 
他人の人生を批判する為に
[成功法則]を学んだわけではないはずです。
 
自分の人生を良くするために学んだ
[成功法則]なら「やる」段階に立りましょう。
 
 
学んだことは、実践!実践!実践!
大量行動によって検証し、
自分のものにしていくことが、
結局は一番の近道になります。
 
 
 
今日お話した
1)自分の頭で考える
2)実践してみて確かめる
という2つのアプローチで、
 
「勉強好きの罠」にハマることなく、
 
学んだことを活かして、
素晴らしい生活、人間関係、
人生をつくっていきましょう(^^)

 
 
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 【 お す す め 】 

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