ついに三部作:モデリングの秘密の最終話となりました。
 
今日は、モデリングをする際に
「陥りがちな罠」と「その打開策」
についてお話ししていきます。
 
まずは、簡単に項目で前回までの内容を振り返りましょう。
 
 
・モデリングは最強の目標達成法
・「学ぶ」は「真似ぶ」
・僕らは真似る天才
・習慣を変えるのは大変
・守破離が大事
 
・モデルの全てを真似る必要はない。
・必要なポイントさえおさえればOK
・思考は運命を変える
・そのポイントとは「焦点(思考)」「言葉」「行動」
・この3つはつながっている
・モデリングは驚異的な結果をもたらす
 
  
  
前回までのお話で、
 
まず「こんな人になりたい」というモデルを決めて、
その人の成果を作り出している
「焦点(思考)」「言葉」「行動」を観察し真似することが
 
モデリングであるというのは、ご理解いただけたと思います。
 
 
自己啓発や心理学の本を読むと、
同じようなことが書いてあるかも知れません。
 
 
しかし実のところ、モデリングには、
本には書かれていない重大な【落とし穴】があるんです。
 
 
このポイントを踏まえていないと、
いつまでたっても成功することは出来ません。
 
やることなす事すべて空回り、
失敗続きになってしまって周りからも
冷たーい目で見られてしまうことでしょう。
 
身近に潜むドリームキラーの格好の餌食です。
 
そうならないためのポイントを
これからお話していきますね。
 
 
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 モデリングの落とし穴
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では、その落とし穴とは何か?
簡潔にお伝えしましょう。
 
実は、
 
『成功者を真似しても成功しない』
 
ということなんです。
 
 
・・・?!
 
前回までまで長々とお話ししてきた事と
真逆のことを言っていますね。
 
 
もっと正確な言葉にすると、
 
『モデルとなる成功者の【今】の
思考・言葉・行動を真似しても
自分のステージに合わないから
モデルのように上手くいかない』のです。
 
 
【今】と言う部分が重要です。
 
モデリングすべきは「今」ではなく、
モデルが通ってきた「道のり」、
「初期の思考と行動」なんです。
 
 
 
いくつか例えをお話しましょう。
 
イチローがメジャーリーグで
現役で活躍していた時代に、
彼をモデルにしようと決めたとします。
 
 
「今」のイチロー選手は、
毎日2食の食事のうち一食は
一年365日毎日必ず同じカレーを食べます。
 
家では犬と遊ぶか、白い巨塔のDVDを観るか、
奥さんとイチャイチャしているそうです。
 
 
この現状をモデリング(真似)しても、
イチローのような素晴らしい成果が
出ないのは分かりますよね?
 
 
それよりも、イチローの
「過去の道のり」を探るべきです。
 
例えば、小学生時の時の作文に習って、
365日中360日激しい練習をするほうが成果が出そうです。
 
 
※小学生イチローの作文の、全文書き起こしを以下に引用しておきます。
 
--------引用ここから↓--------
僕の夢は一流のプロ野球選手になることです。
 
そのためには、中学高校と全国大会に出て、活躍しなければなりません。
 
活躍できるようになるには練習が必要です。
僕は3才の時から練習を始めています。
3才から7才くらいまでは半年くらいやっていました。
が、3年生のときから今までは、365日中360日は激しい練習をしています。
だから1週間で友達と遊べる時間は5〜6時間です。
そんなに厳しい練習をしているのだから、必ずプロ野球選手になれると思います。
 
そして中学高校と活躍して高校を卒業してからプロ野球選手になれると思います。
そしてその球団は、中日ドラゴンズか、西武ライオンズです。ドラフト入団で、契約金は1億円以上が目標です。
 
僕が自信があるのが投手か打撃です。
去年の夏僕たちは全国大会に行きました。
そして、ほとんどの投手を見てきましたが、自分が大会ナンバーワン選手と確信でき、打撃では県大会4試合のうち、ホームランを3本打ちました。
そして全体を通した打率は5割8分3厘でした。
このように自分でも納得のいく成績でした。
そして僕は1年間負け知らずで野球ができました。
 
だからこの調子でこれからも頑張ります。
そして僕が一流選手なって試合に出れるようになったら、お世話になった人に招待状を配って応援してもらうのも夢の1つです。
 
とにかく、一番大きな夢はプロ野球選手になることです。
 
小6 鈴木一郎(イチロー)
 
--------引用ここまで↑--------
 
 
「今」のイチローの体調管理を見るよりも、
小学生の時の、突き詰めて練習している
スタンスを見習うほうが成果が出そうですよね。
 
 
 
また別の例をお話しましょう。
 
先日僕は、金持ち父さんシリーズの
「金持ちになるガイドブック」
という本を読んでいたんですが、
 
その本の中で、こんなエピソードが紹介されていました。
 
 
1)著者のロバート キヨサキは、惚れ込んだ最新式のポルシェを買うために銀行に借金しました。
2)ポルシェの支払をするために、さらに多額の借金を重ね、そのお金を不動産投資につぎ込みました。
3)不動産の家賃収入はポルシェの支払額を越えて、ポルシェを買う前よりお金持ちになってしまいました。
4)ポルシェに乗れて、収入も増えてウハウハです。
 
簡単にいうとこんな内容です。
 
 
この話を鵜呑みにして真似すると
痛い目を見るのは、わかりますよね(笑)
 
 
ただ、著者はこのエピソードを紹介した後に、
 
「不動産は数年間腰を据えて、
勉強する必要がありますよ。」
 
ってことをきちんと言っています。
 
「下積みして十分勉強したり、
様々な経験を積んできた自分だから、
こういう事ができるんだよ。」
ということですね。
 
ただ、ここを読み飛ばしていきなり
多額の借り入れをしちゃうような人がいるんです。
 
 
以前、僕の知り合いが、事業を始めて
間もない頃にローンを組んで
ベンツを購入したことがありました。
 
 
彼のビジネスの師匠が3,000万円の
ベンツに乗っているのを「モデリング」したそうです。
 
・・・あんぐり、ですよね。
彼は程なくして、事業をたたむことになりました。
 
 
モデリングのポイントがずれていると
こういう事になってしまいます。
 
 
 
彼のどこが間違っていたか、あなたならもう分かりますよね。
 
 
前回お話した通り、
 
「焦点(思考)・言葉・行動」を
モデリングすれば、モデルと同じ結果を
アウトプットすることが出来るのは
間違いありません。
 
 
しかし、そのアウトプットが、
「どれだけの成果をもたらすか」は、
 
その人の影響力のステージ(知識や人脈や能力や経験)
によって大きな差が生まれます。
 
 
とっても良いスピーチをしても、
 
・砂漠の真ん中で話しているのと
・繁華街で拡声器を使って話しているのと
・自分のファンクラブのような集まりに対して話しているのとでは
 
周りに与える影響は雲泥の差です。
 
 
 
つまり、モデリングの極意とは
 
モデルが過去(成果が出る以前)に
「ステージを上げる為にやってきたこと」
に焦点を合わせることなのです。
  
 
イチローを目指すなら、
彼がプロになるまでの過程を
モデリングすることです。
 
ロバートキヨサキを目指すなら
彼が不動産を学んだ過程を
モデリングすることです。
 
ベンツに乗るメンターを目指すなら、
ベンツを買うステージに至るまでの
過程をモデリングすることです。
 
 
ここまで説明すると、
 
「ふむふむ。」
「そりゃあ確かにそうだ。」
 
という風に、当たり前に感じると思います。
 
 
ではなぜ多くの人がこの落とし穴に
ハマってしまうんでしょうか?
 
それが、
僕が提唱する打開策につながります。
 
 
 
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落とし穴の正体
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多くの人がこの落とし穴にハマってしまうワケ。
 
それは、
「成功までの道のりを知らない。」
ということなんです。
 
 
僕がいつもコーチングの時にお話する
例えでご説明しましょう。
 
例えばあなたが「お店を持ちたい」
という夢があるけれど、実現の方法が
分からないので打開策を求めて
僕のコーチングを受けに来た、
 
と想像してください。
 
 
 
僕はそんな時、こんな質問をします。
 
「今からあなたが歌手を目指すとして
その為には何をすればいいと思いますか?」
 
ちょっと考えてみれば、
沢山方法が思い浮かびますよね。
 
・楽器を習う
・作詞、作曲する
・歌のレパートリーを増やす
・デモ音源を作る
・ボイストレーニング
・路上ライブをする
・オーディションを受ける
・小さなライブハウスで出演してファンを増やしていく
・YouTubeなどの動画投稿サイトにビデオをUPする
・バンドを組む、アイドルユニットに入るなどのグループとして活動する
 
などなど。
 
 
何かのきっかけで、プロデューサーの
目に止まったり、ドラマやCMとタイアップが決まったりして、
チャンスをモノにするのはよく聞く話です。
 
 
決して、
いきなりCDを10万枚作って売るとか
武道館ライブをやろうとしても無理なのは
言われなくても分かるわけです。
 
 
じゃあなぜ、自分の「店を持つ」という
目標までの道のりは見えないのに、
歌手になる方法は分かるんでしょう?
 
それは、沢山の「成功の道のり」の
サンプルを知っているからです。
 
 
路上シンガーがメジャー・デビューまで
成り上がってきたストーリーや、
 
YouTube をきっかけに大ヒットした
楽曲の物語、などの流れを
 
ニュースや特集番組やネットの
情報で見たことがあるからです。
 
 
 
一方で、例えば、
あなたは「執事」になる方法は分かりますか?
  
他にも、マタギ、舞妓さん、国連の職員、
なんかもイメージがつかないんじゃないでしょうか。
 
これらは「そこに至るまでの過程」が
公にあまり知られていない職業です。
 
 
ここまでで分かることは、
 
お店を開きたいなら、自分のお店を持って
上手く経営している人の事例を
沢山調べればいい、ということです。
 
 
つまり、
 
落とし穴にはまらない為の対策は、
「モデルの歴史を紐解く」事です。
 
自分が憧れる人が
「今」何をしてるかではなくて、
「最初に」何から始めたかを知り、
それを今の自分の立場に当てはめるんです。
 
 
 
モデルが決まったなら、
まずはサンプルを集めましょう。
 
目標とする人を何人かピックアップして、
自伝があれば自伝を読み込み、
ブログがあれば過去ログを読み漁る。
テレビ、雑誌、専門書を探して調べ漁ります。
 
そして本人会えるなら、
実際会いに行って話を聞く。
 
(SNSをうまく使えば、雲の上の人でも
会える可能性はかなり高いです。)
 
 
インタビューを重ねて、自分の憧れへの
道のりデータベースを作っていくんです。
 
ある程度サンプルデータができれば、
今の自分の状況に合わせて
何をすれば良いのかが見えてきます。
 
 
その上で、今の自分とモデルの
差を埋めていくために何をすべきかを
導き出していくのです。
 
以上のことを抑えて行うのが
本当の「モデリング」です。
 
 
 
ここまでの内容を理解してモデリングを
語っている人はほとんどいません。
 
ラッキーな事に、この話を聞けたあなたは、
他の人が知らない抜け道を知ったようなものです。
 
 
今日までの三部作の話を踏まえた上で、
あなたの夢の実現に「モデリング」を役立ててくださいね。
 
必ず、夢に一歩近づくはずです。
 

 
※リブログ歓迎です
 
 
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