今日は僕の個人的な話題を踏まえながら、
「教育」というものについて話したいと思います。
 
僕の両親は一族みんな自営業の家系です。
 
父方は陶器屋さんで、
母方は工場経営と農家をしていました。
 
叔母さんはお米屋さんをしていて、
伯父さんは整体院をしていて、
別の親戚は近江牛の卸をしています。
 
 
お祖父ちゃんは、
戦争で片目を失ってから
滋賀県に帰ってきて商売を始め、
 
滋賀県で2番目(滋賀銀行の次)に
店先にシャッターを導入したり、
初めてコカ・コーラの自動販売機
を設置したり、商才と行動力のある人だったそうです。
 
 
数年前に聞いて驚いたんですが、
 
陶器や生活用品を小売していた
お祖父ちゃんは、店の屋上に
公園を作っていたそうです(笑)
 
噴水、ブランコ、屋台があって、
近所の子供達が遊びに来る場を作って、
子供が遊んでいる間に1階の店で
商品を買ってもらう戦略だったようです。
 
近所のおばあちゃん(当時の子供)に
話を聞くと「よぉ遊びに行ったわ〜。」
って話してくれました。
 
 
・・・っと

こんな話をすると、
森嶋さんは小さい頃から
さぞ素晴らしい商売の英才教育を
されていたんじゃないかと言われるんですが、
 
全く覚えがありません(笑)
 
 
人生訓や、商売の教えなんかを
語ってくれた記憶は微塵もありませんし、
 
商売の楽しさや旨味なんかも、
全く語られたことはありません。
 
それどころか、何かを
教えてもらった覚え自体がありません。
(嘘を付くな、くらいは言われました。)
 
 
 
ただ、商売の英才教育など
一切受けていないにもかかわらず、
 
蓋を開けてみると、僕も兄も
結局自営業になっていました。
 
 
なんでそうなったのか?
と考えてたんですが、
 
今では「背中を見せてくれたからかな」
と思うようになりました。
 
 
少し前にも書きましたが、
 
僕は生まれてこのかた、父から
ネガティブな言葉(愚痴・泣き言・
心配事・不平・不満・文句・悪口など)
を、ただの一度も聞いたことがありません。
 
(追記:高齢者になってからは、少し弱音が出始めましたが、普段は基本的に気丈で上機嫌です。)
 
 
 
冗談やちょっかいで
軽口を言うことはありますが、
基本、いつも楽しそうに、お茶目に
話している姿しか記憶に無いんですよね。
 
あとは、事務所で帳簿を付けている後ろ姿くらい。
 
そういえば、大人になってから
僕が学生時代の帳簿をコッソリ見て、
実はその頃、赤字と借金が
膨大にあった事を初めて知りました。
 
それを知った時に、
よくあの頃平然としていられたな、
と心から尊敬しました。
 
塾も行かせてもらったし、
兄弟で大学も行かせてもらって、
ほんとにすごいなぁ、、、と。
 
 
身内自慢だけど、
「カッコイイなぁ」と思うし、
 
僕が男だから、カッコイイ父親を
「越えたいな」「勝ちたいな」と思うんですよね。
 
 
 
山本五十六の言葉で、
「やってみせ、言って聞かせて、やらせてみて、
褒めてやらねば人は動かじ」
というものがありますが、
 
うちの父は
「やってみせ」て「やってみせ」て
「やってみせ」てくれた存在です。
 
 
 
僕はいつもコーチングやセミナーで、
人に教える仕事をしていますが、
 
本当のところ、
教えられて変わる人はいません。
 
教わったことをキッカケに自己変革して、
自分から行動していく人しか
人生を変えていかないんですよね。
 
 
その意味で、
「教わること」よりも大事なのは、
「みせること」だと思います。
 
「頑張れ」と言うよりも、
頑張っている姿を見せる。
 
「人を気遣え」と言うよりも、
人に優しくする姿を見せる。
 
「こうやって稼ぐんだよ」と教えるよりも、
目の前で稼いで豊かになってみせる。
 
 
そうやって、やってみせて、
相手の中に「憧れ」を芽生えさせることが
素晴らしい「教育」の一面なのかな、と思っています。
 
僕も、口先だけではなく
自分の存在を通して、人に
「憧れ」や「人生の可能性」を示せる
そんな存在でいたいな、と思います。
 
※リブログ歓迎です
 
 
 【 お す す め 】 

なお、メールレターでは、僕が今まで行った

有料セミナーの動画や音声、有料のレポートなどを贅沢に配信しています。
(最近は、新作音声コンテンツを毎週「メルマガ限定」で配信しています。)

まだ登録していない場合は、ぜひ登録しておいてください。
 ↓ ↓ ↓ ㅤ 
森嶋のメールレターはこちらから
https://s.1025h.com/p/main_m?ftid=jleatF5n0UHB

(🎁初回登録時に、有料セミナー音声のプレゼントがあります。)