ベースのフレットレス化に伴う指板のエポキシコーティング | ブリルベイトのブログ

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Brillbate(ブリルベイト)の作業風景などなどこちらでご紹介しております。作業中の画像などもできるだけアップしていきますので是非ご覧ください。

どうもです。こんにちは。

久しぶりのブログ更新ですね。

 

ツイッターに頼りきりで、まともに作業報告をしておりませんでしたが、

色々とリペアをやらせていただいております。振り返るにはまだ早いのですが、

今年はフェンダー系のギターのリフィニッシュや

モディファイが多かったように感じます。

世の中のトレンドがフェンダー系にむかってるのかな。

もちろん、あいかわらずレスポールのモディファイや

リペアはたくさんご依頼をいただいておりますが、、。

 

で、ちょっと気になったのが

ベースのフレットレス化。

立て続けに同じような改造依頼があったのでちょっとご紹介。

 

フレットレスといえば、、やはりジャコになるんでしょうね。

フレットレス弾きの皆さんはやはり参考にされているようです。

で、ジャコといえば、エポキシでコーティングされた指板。

色んな方に話を聞いてみると、

コーティングしてある指板のほうが

アタックがまとまる音になってなじみが良いようです。

個人的にはコーティング無でフラットワウンド弦の膨らむ音も好みですが、

コーティング指板でラウンドワウンド弦を使用するってのが

人気のフレットレスの音みたいですね。

確かにアタックも綺麗にまとまるし

ラウンドワウンド弦を気にせずに使えるってのはポイント。

 

というわけで作業中の画像を数点。

 

まず、フレットを抜いて指板の表面を処理して整えていきます。

 

フレット溝にローズウッドでラインを入れたのちに

エポキシを流し込んで1週間ほど養生させて硬化を待ちます。

肉痩せが少なく硬質なエポキシを使用しているとはいえ

削り代分も見越して厚めにコーティングしているので、しっかり時間をかけて待ちます。

 

 

完全に硬化したことを確認したら、

指板のアールに合わせでエポキシを削っていきます。

残す厚みはフレットの高さにあわせて仕上げるので、

フレットレス化してもネックの握り心地に大きな差異はありません。

 

綺麗に指板形状に成形して精度も確認がとれたらひたすら磨きます。とにかく磨きます。

すると透明度の高い綺麗なコーティングの出来上がりです。

 

ナットを取り付け、各部を調整したら完成。

フレット分の高さをコーティングで補填しているので

ブリッジの高さやネックのジョイントに手を入れることないので

弾き心地も大きく変えることなくフレットレス化することが可能です。

ラウンドワウンド弦を使えるってのはいいですね。

 

 

というわけで、今年も残すところ2か月。

作業をガンガン進めてまいります。

 

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