ウェルスアドバイザーのファンドニュースに「なぜ全世界株式が人気なのか」という記事がありました。

  全世界株式についての記事を短く要約すると

記事はなかなか長文です。分かりやすく短く要約すると次のようになります。
 
新興国株式の人気が低いのは、中国経済低迷のため。インド株式のパフォーマンスは魅力的。米国株式は好調。しかし、景気後退が懸念されている。そして、今後10年、20年という将来を考えれば、米国中心の世界経済は変化していく可能性がある。全世界株式が人気の理由は、米国株式の調子が良すぎて現在の株価は割高に感じるから。
という内容ですね。
 

  米国株式と全世界株式のリターンを重視して考えると

 巷では、全世界株式が人気ですが、私は米国株式の方がいいと思っています。理由は単純で、米国株式の方がリターンが高いからです。また、記事にあるように全世界株式には中国が入っていて、低迷している中国に投資したくないからです。(今後も中国に投資したいとは思いません。)
 今回の記事には「米国中心の世界経済は変化していく可能性がある。」とありますが、そのタイミングがそんなに早くは来ないと私は思っています。
 米国中心の現状がしばらく続くと予想すれば米国株式を選択すればよいということです。逆に、米国株式がわりと早く不調になり、新興国や他国がそれに取って変わる様な未来を予想している方は全世界株式を選択すればよいのです。
 

  よく調べて納得した上で投資することが大切

 最近の全世界株式の人気振りを見て、あまり考えずに投資している人が結構いるのではないかと感じます。
 人気だからとりあえず全世界株式を買えば良いというのはいいやり方ではありません。全世界株式の中身がどうなっていて、何に投資しているのかを把握した方がいいですね。そのうえで投資するのは何の問題もありません。よく分かってないのに投資していたら問題です。
 全世界株式は世界中の株式に分散投資しているのでリスクが低いように感じます。しかし、一部低成長の国にも投資しているので必ずしも安全とは言えない部分もあります。現状では全世界株式の中に含まれる新興国が足を引っ張る形になっています。そのため米国株式と比較するとリターンが低くなっています。

 何に投資するかは個人の自由ですが、よく調べて納得した上で投資することが大切ですね。


 




  要約するために、抜粋した記事です

興味がある方のみご覧ください。

読みたくない方はスルーしてください。


以下記事より (一部抜粋しました)

 2023年のように、米国市場で「マグニフィセント・セブン」と呼ばれる大型ハイテク株が大きく値上がりするような環境では、「マグニフィセント・セブン」を多く保有する「米国株式(S&P500)」が大きく値上がりし、米国株以外を幅広く投資している「全世界株式(オール・カントリー)」のパフォーマンスの劣後が目立った。

 加えて、2023年に大きく値上がりした新興国株式市場のインド株など、米国以外の株式市場に魅力的なパフォーマンスを出す市場も現れている。
今後、10年、20年という将来を考えれば、現在は米国が頭抜けて大きくなっている世界の経済・株式市場のウエイトは、徐々に変化することが考えられる。
 しかし、2023年の後半からは、どちらかというと「米国株式(S&P500)」よりも「全世界株式(オール・カントリー)」の方が人気を集めるようになってきた。その流れが、今年1月時点では際立って大きくなっている。その理由として推察されるのが、1つには、「米国株式の割高感」だ。
 このように米国株式が「割高」といわれ、米国に景気後退懸念が出ていることなどから、今年の米国株式市場に慎重な見方が出ている。
 もっとも、現在のところは、新興国経済への影響力が大きい中国の経済が低迷しているため、新興国株全体の動きは良くない。それに引き換え、2024年1月になって史上最高値を更新するなど、相変わらず好調な「米国株式(S&P500)」の方に期待したいと考える人も少なくない。米国の景気が悪化したとしても、すぐに持ち直して成長を取り戻すのではないかという期待感は強い。その期待が、「米国株式(S&P500)」の資金流入額を「全世界株式(オール・カントリー)」に次ぐ第2位に押し上げている。