隼用・・・・・スリッパークラッチ | 今日のブライトロジック

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毎日の出来事やカスタムバイクが出来上がる過程などを分かり易くご紹介して行きます。

HAYABUSA 用スリッパークラッチ_


スタンダードの部品はこんな感じで。

 

隼のクラッチはチョットほかのと違っていて

 
この部品の向こう側に見える斜めになっている部分に

 
この部品が重なって

 
こんな感じになります、中側のスプラインの所がエンジンのシャフトに刺さって
正回転に回されると、アクセルONで加速した時に斜めに重なっている部分が
押されてスプリングが付いているハウジングを下に押し下げるように動きます


その為スプリングは加速時はプリロードが強くなってクラッチの
すべりを抑える働きをします、ドラッグレーサーみたいな感じです。
そしてアクセルを閉じるともとの位置に戻ります。
もともとのスプリングの荷重が低めなのでバックトルク
が掛かったときは少しだけ滑りやすくなってます、またブレンボの
16φマスターなどにするとクラッチのにぎりが凄く軽いのはその為です。
今回はSTMのクラッチにしました。・・・・一旦洗浄して。


こんな感じです、カバーをつけてしまうとまったくわからなくなってしまいます。



このクラッチは逆モーション減速時のトルクが掛かるとクラッチ板
のプレッシャーを下げる方向にハウジングがスライドしてスリップ
させるようになってます、なのでこれに変えると普段のクラッチ
レバーの重さは少し重くなります。
走ってみましたが減速時、3速一気に下げた時のエンブレの感じ
はやはりSTDの方が強くて、R1000のような感じにはなりません。
リヤタイヤのホッピングは起きにくいのですが・・・・。
スリッパーにするとR1000などとほぼ同じ感じでパンパンパーンっと
軽快にシフトダウンしていけます。
峠などを攻めるとしたらエンブレのキツイ大排気量車にとっては
有効で尚且つ下り坂での事故を減らすとっても安全なシステムです。
この隼あとアルミタンクとクレバーウルフ製のFRPカウルになる
予定なのでますます軽くなっちゃいます、今の段階でも約30キロ以上
軽量されているので乗った感じは隼じゃないみたいに軽快に走ります。
やっぱりバイクや車は軽い方が楽しく良く走りますね~~~。




      o(゜∇゜*o)R(o*゜∇゜)o~♪