魅せ方・話し方であなたの人生をランクアップする！
人間力向上トレーナー 濱田悦子です。
先日お会いした３０代の男性と話していた時
「僕は、初めの印象は悪くて良いと思っているんです。」と仰いました。
こちらの男性が言うには、
マイナスから入った方が、後から、見た目とのギャップでプラス要素が大きくなるからとのこと。
最初に印象が良いと、その後、ガッカリされることの方がリスクが大きいそうです。
こういう考え方をされる方っていますよね。
確かに、見た目不良っぽい人が、年配の方に親切に接すると
「めっちゃいい人じゃないの～！！」
と、ギャップがある分、評価が上がるというものですね。
これは、間違ってはいないと思います。
人は、期待していないことにおいて、思いがけず良いことが起こった場合には、通常よりも高い評価をしがちです。
反対に、期待していたにもかかわらず、その期待を裏切られた時には、
ものすごく評価を落としてしまうものです。
ですが、最初に印象が悪かった人に、人はなかなか近づかないものです。
もし、相手と会う機会が１回だけだった場合、
挽回する良いところを見てもらう機会はほぼないでしょう。
また、最初に「嫌な感じ」とか「この人大丈夫なの？」
というような印象を相手に与えることは、
相手に不快さや不満という、負の感情を与えるということです。
この時点で、すでに相手に対して失礼なことをしているのです。
また、最初の印象を良くする必要がないという方は、
実は、自分に自信がない方でもあります。
後から、ガッカリされたくないという、自分に対するマイナスな思考をもっているのです。
ガッカリされることを恐れるくらいなら、
ガッカリされない自分を作れば良いだけです。
その努力をしたくない、努力をすることから逃げている人の言い訳ですね。
人は見た目ではなく中身で勝負！！と、言っている人も、
見た目を整えられない時点で、勝負できる中身がない人が多いのです。
つまり、相手への配慮を持っていないということですからね。
もちろん、中には、とても人見知りで、初めて会う場面では緊張してしまい
表情もこわばってしまう方もいるでしょう。
でも、身だしなみや姿勢・態度は整えることができます。
これらを整えて、あとは、緊張で笑顔が引きつっていたり、話す声が緊張していても、相手は「緊張しているんだな」と思うだけで嫌な感じをもつことはないでしょう。
はじめから「最初の印象は悪くても良い」と思うのは、
ただの言い訳でしかありません。
人は、見えているそのままの印象がその人のすべてを表すと言っても過言ではありません。
「本当の自分を見てほい！！」と思っても、
実は、今見えているあなたの印象が、本当のあなたなのです。
言い訳をして逃げることなく、ちゃんと相手と向き合いましょう。
これから会う方に対してはもちろん、何気なく会った人に対しても、
相手が不快に感じることのない身だしなみ、姿勢態度、そして何より相手に向ける表情を意識していただきたいと思います。
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