当たり前の暮らし | 2014年4月〜2017年1月31日までのブログ

2014年4月〜2017年1月31日までのブログ

歌を通して何かを伝えたいのではなく
ただ私が伝わるんだと気づきました。
私の在り方、生き方、生きてきた道が。

時に歌はことばよりも饒舌です。

なんにもなくて すべて ある。

真っ暗闇の深海で、私たちはみんなつながっている。

今日は成人の日。
振袖姿の新成人が街を華やかに彩っていました。

こんばんは。
うたと笑顔で地球をめぐる いのちのうたいて めくみのおと です。


今日は、電動車椅子を利用するかわいい女性Aさんとガイドという名の渋谷ショッピングデートでした。
どんなに寒くても、膝掛け、手袋をして電動車椅子で渋谷の街をぐいぐい進む彼女。
少々の坂道だって段差だって路地裏だって、見事なコントロールで操作する、とてもたくましく、かつ繊細な女性です。


私がいつもガイドの仕事を通して感じること、考えていること、

それは
同年代の人が経験している当たり前のことを、当たり前のように経験してほしい!
そのためのお手伝いをしたい!

ということです。

おしゃれをしたい!
あれこれ迷って試着したい!
美味しいものを食べたい!
おしゃべりしたい!
カラオケもしたい!
映画も観たい!
ステキな異性とデートしたい!
恋だってしたい!
お酒だって飲みたい!
コンサートにも行ってみたい!

(特に女子はね^_-☆)

障害があるとか、ないとかじゃなくて
ひとりの人間として、当たり前のことを経験したい!!!
当たり前の暮らしがしたい!!!

それって、ごくごく当たり前の欲求ですよね。
ただ、なんらかの障害があるというだけで、それを経験することが、障害がない人に比べて難しくなることがあります。


もちろん、できることとできないことはあります。
デートは相手が必要ですし(≧∇≦)


だけど、可能な限り、それを当たり前に経験するための支援こそが

『福祉』

なんじゃないかなぁ~と、最近強く感じていました。


今日もAさんと福祉制度についての話で盛り上がり、彼女の口から私とまったく同じ意見、

同年代の人が経験している当たり前のことを、当たり前のように経験したい!
そのための支援をしてほしい!
それこそが『福祉』じゃないか!

という言葉が出た時には二人でガッツポーズをして大笑いしました(笑)

まさかここまで考え方がリンクするとは(≧∇≦)

賛否両論あるかもしれません。
もちろん、法律の壁もあるでしょう。
支援のためには財源も必要になってきます。
一人ひとり個別に対応できる、こと細かな支援プランや仕組み作りだって必要になってきます。

一口に『福祉』といっても、児童福祉、障害者福祉、高齢者福祉、ホームレスの人、在留外国人、災害被害者、犯罪被害者と対象の方は多岐にわたっています。
その人たちが、当たり前の暮らしをしていくためにそれぞれに必要な支援は違ってきます。

私もそんなに専門店な知識があるわけではありません。

ただ、ひとりの人間として感じること。
それは、

当たり前の暮らしを支援できる福祉制度であってほしい。
そんな日本であってほしい。

ということです。


そのために私ができることはなんだろう。

歌い手として、ヘルパーとして、
これこらも真摯に向き合っていきたいと思います。

今日も最後までお読みくださってありがとうございました。


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Aさんの愛車の電動車椅子