
2015年10月10~11日に開催された、第30回医療研究フォーラムの全国共同調査によると、日常臨床において骨粗鬆症治療薬を処方している医師のうち多く処方している治療薬はビタミンD製剤(84%)が最も多く、次いでBP(ビスフォスフォネート)経口薬(82%)、カルシウム剤(44%)、選択的エストロゲン受容体モジュレーター(42%)、カルシトニン薬(39%)、BP注射薬(34%)と続きました。

また、診療科別にみると、整形外科・外科・内科で約9割がBP経口薬であるのに対し、BP注射薬は整形外科(63%)・外科(42%)・内科(29%)が処方していました。
産婦人科は他科と傾向が異なり女性ホルモン剤の処方が多かった(56%)。つまり、整形外科・外科・内科ではほぼ同じ傾向であったが、産婦人科のみは女性ホルモン剤の処方が多かったわけです。

なお、医科での顎骨壊死・顎骨骨髄炎患者経験者は3.8%であるのに対し、歯科におけるそれは17.3%で、医科での患者掌握率は歯科での患者掌握率の4分の1に過ぎません。

医科での掌握率を高めるためには、今後医科・歯科連携の強化が必須と思われます。
148人の医師が経験した顎骨壊死・顎骨骨髄炎患者は、BP内服3.7%、BP注射薬2.5%でありBP関連顎骨壊死検討委員会のポジションペーパーでは、「わが国においては、欧米と異なり、BP内服薬投与患者の方が顎骨壊死・顎骨骨髄炎の発症が多い」という趣旨の記載がありますが、今回の調査でも同様の傾向が認められた事になります。

このことは、一般的な歯科医師の認識とは異なるものであり、認識を改める必要があるかもしれません。

また、BPに関連した顎骨壊死・顎骨骨髄炎患者は内服薬では57%、注射薬では92%が3年未満の使用でありました

この事は、ポジションペーパーにおける「侵襲的歯科治療は投与期間が3年未満で・・・」の信憑性に疑問を投げかけるものであり、ポジションペーパー・ガイドラインの見直しを求める意見も実際に多く出されています。
以上の事柄より、BP投与患者の侵襲的歯科治療の適応については、今後も継続的に最新情報の収集と知識の刷新を必要とするものと考えます。
以上、「骨粗鬆症治療薬等と顎骨壊死・顎骨骨髄炎」のお話でした。
















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