近年、口腔と全身の健康が密接に関連している事が明らかになりつつあり、又高齢化社会の我が国においては地域包括ケアシステムの構築が急務であることなどから歯科衛生士さんの必要性がクローズアップされております。![]()
それに伴い、歯科衛生士さんの就業環境や社会的認知度も向上しており就業歯科衛生士数はここ十数年で随分と増加しています。![]()
【就業歯科衛生士数 2002年~2016年】
その原因は、結婚や妊娠等の女性ならではのライフイベントでの引退という慣例から、休職からの復職という流れへの変化にあるようです。![]()
これは、「歯科衛生士」という国家ライセンスを保持しているだけでなく、専門的なスキルをもった歯科衛生士さんが増えたことも関連している様に思われます。![]()
何故ならば、いくら歯科衛生士不足と叫ばれていても、ある程度のスキルと自信が無ければ、一度現場を離れた歯科衛生士さんが復職するには高い心理的・実務的な壁が存在しており、なかなか専門職である歯科衛生士に復帰するのは困難でありました。![]()
しかし現在では、歯科医師会や歯科衛生士会も一度離職した歯科衛生士さんを現場に復帰しやすくするような事業を展開しており、事実、下図のように、出産や子育て後に職場復帰する歯科衛生士さんが増加傾向にあります。![]()
【各年齢別の就業歯科衛生士数 2002年と2016年の比較】
また、特に当院の位置します愛知県を筆頭に関東地方や大阪府等の都市部で歯科衛生士数が大幅に増加している傾向が見られます。![]()
これまでは、地域の産業が乏しく就職先が見つけ辛い地方(四国地方・東北地方など)で良い条件の就職先を確保する為に「歯科衛生士」のライセンスがもてはやされていた傾向がありましたが、近年の都市部での歯科衛生士数の増加というのはより高度で専門的な医療人を目指すというポジティブな発想に起因するものであり、これからもトレンドとして暫くは続いて行くものと考えております。![]()
今後は、歯周病治療や予防歯科、訪問診療における摂食・嚥下のプロフェッショナルなど、より高度で専門的なスキルをもった歯科衛生士さんの数が増々増加し、より専門化・多極化して行くものと考えております。![]()
以上、「就業歯科衛生士さん増加中」のお話しでした。
















