私は、患者さんを診療室のチェアーに導入する際に、いくつかの決まり事を作っています
それらを全てクリアした状態のチェアーをウェルカムポジションと勝手に呼んでおります。
まずは、前の患者さんを診たままの状態で患者導入するバッドポジションを見てみましょう。
それでは、このチェアーのどこがバッドかチェックして行きましょう。
①無影灯が患者さんが座る際に邪魔。②モニター画面が目の前に迫っている。③ドクタースツールが邪魔。④診療テーブルが閉じていて座りにくい。⑤タービンなどのホースが床に着いていて不潔。
といった具合に、前の患者さんの治療を終えたそのまんまの状態で、次の患者さんを導入するとこんな感じです。
では、これらのバッドな点を改善したウェルカムポジションを見てみましょう。
この様に、患者さんが座りやすくモニター等による圧迫感も無く、患者さん・術者共に気持ちよく診療に入れます。
何気ない事ですが、スタッフ任せにせず術者が最終チェックを行い、常にウェルカムポジションのチェアーで患者さんをお迎えするように気を付けるのも大切なホスピタリティーの一つだと考えております。
以上、「ウェルカムポジションで患者導入」のお話しでした。