私は昨日、息子の眼鏡フレームの曲がりを直し洗浄してもらうために、息子と一緒に眼鏡店へ行きました。
息子の眼鏡の調整と洗浄が終わると、眼鏡店の店員さんは「お父様の眼鏡も洗浄して差し上げます。」と、親切にも私の眼鏡の手入れもして下さいました。
「どうも、有難う御座いました。」・・・とお礼を述べて店を後にしたのですが、夜になると私の左耳が痛み出したのです。
どうやら、眼鏡店の店員さんは私の眼鏡の洗浄だけではなく、頼んでいないフレームの角度調整をして下さった様で、私の左耳がフレームに強く圧迫され痛み出し皮膚は赤く腫れていました。
実は、この話は眼鏡屋あるあるで、私は以前にも同じ経験をしているのです。
おそらく眼鏡店の店員さんは親切心で良かれと思い私の眼鏡の洗浄ついでに、フレームの角度を標準的になる様に調整されたのだと思います。
しかし、私は眼鏡の洗浄はお願いしましたが、「フレームを調整して欲しい」・「眼鏡フレームが開いてきたので締めて欲しい」とは言っていないのです。
これは、私にとってはとんだ災難で、まさにありがた迷惑でありました。
これは歯科医院での義歯の調整でも同じ事が言えると思っています
義歯の形やクラスプ(バネ)の強さにはある程度決まった(教科書的)標準があり、それに沿った診療をされているかと思います。
しかし、患者さんが長く使い歯肉に馴染んだ義歯の場合は注意が必要で、人によっては非常にゆるいクラスプを好む方も居られます。
このクラスプを、標準的強さに締める場合は必ず患者さんに、今の義歯がゆるくて困っているのかを確認してから行うべきだと考えます。
これは、歯科版ありがた迷惑あるあるを生まない為に必要なステップだと思います。
この考え方は、歯科医院だけではなく整体院やエステサロン、美容室など多くの職種に当てはまる事だと思っております。
是非、この記事を読まれた方は良かれと思ってありがた迷惑にならない様にご留意下さいませ。
以上、「ありがた迷惑にご用心」のお話しでした。