一つ目は、ブリヂストン・長谷工コーポレーション・野村不動産が共同で開発した「スマートサイホン」という排水システムであります。
これは、水が落ちる事で発生する引く力(=サイホン力)を利用した、新排水システムであります。
<ブリヂストンHPより引用>
これにより、排水管の勾配をつけるために床下空間を大きくとっていた歯科医院設計の常識が、大きく変わる可能性があります。
従来の排水システムと比べ、明らかに床下空間を低く設計できますので、特に制約の多いテナント開業には大きな変化が期待できるかと思います。
既にマンション業界では、野村不動産の大規模分譲マンションに採用されることが決まっております。
二つ目は、住友ゴムグループのダンロップホームプロダクツから新たに販売された、「SeLatex(セラテックス)」を使用したグローブであります。
<住友ゴム工業株式会社HPより引用>
こちらは、天然ゴムからタンパク質や不純物を独自の方法で分解・除去・精製してできた新素材天然ゴムであり、手にフィットして使用感に優れており手荒れやラテックスアレルギーの低減が期待されております。
この素材で作られたグローブであれば、価格次第ではニトリルグローブにとって代わる可能性があると考えております
<すでに100枚1,944円で販売中 ダンロップホームプロダクツHPより>
いずれの新技術も近い将来、歯科業界にも応用可能なものであり、おおいに期待をしている所であります。
以上、「近い将来、歯科業界に革新を起こすかもしれない技術」のお話でした。