出会いの不思議

　出会いのチャンスは？　という問いに、ある人は、たくさんある、と答えるのだけど、また別の人は、実はまったくないんだ、と答えます。これは、昔もいまも変わらないこと（笑）。

　いつも同じ電車で会う。図書館のあの席にいつも座っている。それを見るたびに、ちょっと胸がときめく。ただ、それを出会いのチャンスと呼ぶには、向こうからというより、こちら側の心のありようというところもあるようです。

　昔といまの違いとして、やはりネットをどう使うかということがあります。そこには、たくさんの出会いのチャンスが転がっています。しかも、女性はタダとか（笑）。
　我々の年代なら、相手の、たとえば会社や学校とか、まず疑ってかかるのだけど、でも、それを初めから信じている人も多いようです。真面目な人ほど信じて、そして、そのうちの何割かは、裏切られる。
 
　ひと言でいえば、そのような出会いは〈軽い〉。そして、あえていえば、ブライズは、〈重い〉。だって、お互いの所在が明かで、出会いが起こるのだから。

　もちろん、合う合わないは、その人のもって生まれたものも影響しているのでしょう。私たちは重いままで、これからもやっていきたいと思っています。