長井春美の婚活ブログ
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家族がいた

 コロナ禍の6月5日、横田滋さんが亡くなられました。享年87歳といいますから、人生のおよそ半分を拉致問題の解決に当たってこられました。それでも愛娘めぐみさんに会うことはかなわなかった。

 うまくはいえないんだけど、その気持ちを思えば、いたたまれない。

 私は横田さんをテレビでしか存じ上げませんが、いつ見ても穏やかな方でした。それでいながら、粘り強い。
 奥さんの早紀江さんとともに、1400回の講演をこなした、といいますから、その日々の凄まじさが分かる。繰り返しますが、粘り強く、決して諦めない。

 根っこにあるのは何だろう、と思うのだけど、〈家族〉が、ある日突然に、姿を消した。失踪でもなく、事故でもなく、病気でもなく、昨日まで、そばにいて当たり前だった人が姿を消した ことへの、何ともいえぬ懐疑(自分への)や怒りや悲しみの入り交じった思いであったろうと想像します。

 けれども、いつも、そばに家族がいた。滋さんのそばには早紀江さんが、早紀江さんのそばには滋さんがいた。滋さんが亡くなっても、子どもたちがいる、という〈家族〉での戦いだったのでしょう。そこには、遠く離れためぐみさんもいる。

 〈家族〉の存在をつくづく思います。結婚は個対個だけではない、と、あえて口にしなくちゃならない時代だから、よけいそのことを思います。

 

 

 

 

 

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