「キレイならいいのか」 デボラL.ロード著 | kaori_todake, Run&Walk log

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趣味三昧主婦の日々。ランニング、ウォーキングログ中心。

夏休み読んだ唯一の本です。
法律学者が書いた大真面目な本です。
ジェンダー論、法律論、社会学的視点で
書かれた女性の美容に関する話です。

私もその昔、若かった頃は洋服もお化粧も好きでした。

今はおしゃれなど全く興味はなく
「人に不快感を与えなければOK」という感じです。

歳相応で何が悪いの
という
おっさんがおばちゃんの皮を被ったような私ですが、
とても興味深くこの本を読みました。

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そもそも
なぜ美人は人を惹きつけるのか

それは
満足に食べることのできなかった時代
美しさは健康の証であり
裕福に育ったことの象徴であった
というのです。

見てわかる遺伝的優位性なのです。

わかりやすい説明で、納得です。

さて、現代は

溢れるほど食べ物がある時代ですから、
 美人 = ふっくらと健康 = 裕福
の図式は過去の遺物となり
普通の食生活ではあり得ない体型が美の頂点モデルとなっています。

筆者は
先進国では美容整形や効果の薄い化粧品に
大量の資金がつぎ込まれ、
一方で、簡単な医療すら受けられずに
死ぬ人達が居るという矛盾を
嘆いています。

ただ先進国の現実だって厳しいのです・・・。

就職だって結婚だって、美人の方が得です。
これは明らかです。

それだけまだ男性社会だということなのでしょう。
まだまだ、女性は中身じゃなくパッケージに価値があるのです。

男性は能力で評価されるのに
女性は外見で評価されていることに怒るべきでしょう

外見の美しさと、
例えば字の美しさが等価で何が悪いのですか
女性自身がこの呪縛を解かないとダメですよね。

男性の社会では、外見だけが絶対価値ではありません。
雑誌のモデルを見て
「そうなりたい」と望むことがあったとしても
自分と比べて落胆する男性は居ないでしょう?
それは男性それぞれが、価値の多様化を認めているからです。

でも、女性はスーパーモデルを見て落胆するのです。
「どうして私の脚は太くて形が悪いのかしら・・・?」
そのマイナス思考から脱却して、
お互いに人としての価値を認めていくように
女性自身が変わっていかないと。

人間一人が持っているリソースは限られています。
男性より女性が美容にかけるリソースが多ければ、
男性に勝てるわけがありません。

1日30分お化粧にかかると、1年で182時間です。
ちりも積もれば・・・です。
その分男性に遅れを取るわけです。

お化粧品に年間10万円使えば、
使わない男性より選択肢が狭まります。

もちろん、勝ち負けじゃありませんし、
男性は化粧品を買わなくても、
ギャンブルだ車だと、
女性と違うリソースのムダ使い(?)しますが、
考えれば簡単なことです。

男性だって「身だしなみ」はマナーですから、
女性もその程度で良いのではないでしょうか?

心身ともに健康で、
マナーと自己表現としての少しのお洒落。

筆者同様
そこに価値がある社会になることを望みます。

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読み終わってから、何かで、
「女性は年齢を重ねるにつれ
内面の充実度と外見の美しさが反比例する」
という一文があり、
妙に納得しました。

ちなみに私の憧れの女性は
登山家の山野井妙子さんです。