第一話 光子と梅子
光子も梅子も共に身勝手でわがままで、常に一方的なので、小夏としては、(同じ女として、あんな手合は御免被りたい)のである。(93頁より抜粋)
第二話 偽証の行方
「貴殿の罪を暴くこと、決して本意ではなかった。これはいわば瓢箪から駒、あるいは怪我の功名であるな」(168頁より抜粋)
第三話 月を抱く女
「三日月を見ていると、抱きしめたくなりまする」(272頁より抜粋)
※各話ともに、全く異なる展開だ。面白かった。特に第三話のお夕は良かった。小夏がヤキモチを焼かないのが予想外だった。