きみは異質だ
ぼくは異物だ

きみの心は従順にピュアでぼくの心は飼いならされた従順だ、100本くらいのリードで首を引かれてからだがばらばらになりそうだ

誰かが泣いたらしい
ぼくは泣かない
あなたが悲しいらしい
ぼくにはどうもできない

ひとつになれない、わからない、なにもできない、どうでもいい

きみの構造はぼくと違っている
理解はできない、できても取り扱いがわからない

言葉をタイプする
喉で鳴らして
口から落として
目は忙しい
耳は走り回る

あの子が泣かないように
傷つこうが死のうがぼくは境界線の向こうだ
そこから、届きはするがお前で選べと
ぼくはきみをずっと見捨てている

巻き込まないでくれ
心は剥離する

傷つかないように
傷つかないように
傷つかないように
先に見捨てよう
きみを見捨てよう
優しく笑いながら、愛想笑いで、きみが傷ついて当然に追いやって、後腐れなく捨て去りたい

面倒だな

唾を吐いて軽蔑するぼくを頭からぐしゃっと潰して殺して
何体目のアンドロイドだ

中途半端な伝達経路をこじ開けてはがしてしまえ
がらんがらんと床に落ちる音がして
ピュアが滴る、真っ黒い欲望、無菌室、反射、一秒目

異物でいい
怪物でいい
欲望のとなりで蠢いていたい
ふつうのただの
だれにもわからない異質物でいいのさ

そうしないと生きていけないのさ。
今のまんまじゃやだ!

まだまだ足りない!

もいっこ上へ!

「プライド以外に何があるんだ」
って言葉が、がーんって。

泣いたし、気にかけてくれるの待ったって、誰もなんも言うわけないし

喉にぐるぐる詰まった悔しさがあったから泣いたんだ

まだ感情は死んでないし

家族に持ってた気持ちだって片付いたし

まだまだ作り足りないものがいっぱいあって

まだ何もしてないけど

ちょっとずつ作って来てはいるんだ。

無駄に卑下する必要ないし、結果は残ってるから。

じゃあ次って進化しなきゃ。

だから泣いたんだ。

ただのやつじゃ嫌だったんだ。

もっと進んでいたかったんだ。

ばあっといろんなものを生みたいんだ。

そんな感情で進んで来たんだから。

少しずつでも、私は。