差別化を求めて【国産の健康茶。有機の健康茶。の原料のこと】(長文失礼) | BLEND TEA の [ yagioto.BLUE-BRENT ]ブログ

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ブレンドティーで人生を華やかに彩ろう。日々の健康管理は飲食習慣から
ティーウェリスト協会(旧 日本ティーコンシェルジュ協会) 認定講師
ティーコンシェルジュのやぎです。

 

 

差別化を求めて【国産の健康茶。有機の健康茶。の原料のこと】(長文失礼)

食の値上がり。穀物の需要増。

 

 

外国産の為替円安の影響だけではなく、

日本ではそう感じにくくても世界では穀物需要がさらに高まっています。

中国では、豚コレラが流行ったので殺処分をしたことから現在は養豚が一気に増えたことで

飼料の穀物需要がとても高まっていたりもします。

 

もちろん途上国の人口増による影響も大きいと聞きます。

その上で近年の世界的な気候変動や干ばつや洪水などの影響も各地でおきており、

今後はさらに熾烈な食物争奪戦が繰り広げられることでしょう。

 

先日こんな話がありました。仕入れ先の中国人との会話の中で

「日本は厳しい品質規格があり、さらに価格も厳しい。

手間や神経を使うだけでそれでいて規模が小さい。

中国の若い人たちが起業しても今から日本を相手に商売はしたがらないでしょう。」という事でした。

 

日本は世界に食品を買い負けることが起きてくると。日本の自給率低下の行く末が恐ろしい。

昨今値上げのお願いに移りつつあります。

円安により単純に為替の問題や世界のデフレにより商品単価に反映されたりして、

仕入れ価格があがっています。

 

先日のヤフーコメントにも記載がありました。

例えば、仕入れ価格が100円の商品を110円で販売していたとして、

値上がりで仕入れが120円になったら、価格改定で130円にしてもらっても儲けは増えてないので、

そのままでは政府の言う賃上げをすることができない。ということでした。

もちろん同量を売ったと仮定した場合です。

 

解決法はもっとたくさん売るか、保有技術を安く売らずに価値を認めてもらい対価をいただく。

それは企業の価値。がんばります。

 

 

 

さて、話がずれたので戻しますと、

外国産原料の値上がりにより、国産の方が安くなる逆転現象が起きている原料があります。

そこで国内産がさらに需要がたかまります。健康茶もやっぱり国内産が人気です。

しかし近年の生産家の高齢化による減少、そのため必要数(求められる)以上は労力をかけて栽培、収穫してくれません。

手間を掛けて在庫を余らせておくのは無駄になりますから。

買い手がいるから、それに向けて生産をしてくれるわけです。

 

有機原料についても、

広大な土地で生産してくれてた団体さんも雑草抜きのアルバイトさんたちの高齢化により

有機栽培を維持することが不可能になってきたということで、

経営者の世代交代により慣行栽培に切り替えるところも出てきています。

 

そのためにも、有機原料を確保するには販売計画を基に事前の相談が必要になります。

市場が求める付加価値として、●●県産などがありあます。

よりタイトなエリアを指定されることがありますが、

小豆茶にしても今年の不作をうけて大手メーカーも十勝産というところから来年は北海道産として、

エリアを広げた表示をする動きになるのだろうと言われています。

 

販売者さんの都合でいつでも都合よく原料が存在するわけではなく

弊社でも昨年度比においての原料を契約で抱えてはいますが、

やはり何時くるかわからないブームに備えて余剰に抱えることもできないので、

ブームになるともうお手上げです。

 

近年は特に売り手と生産家さんの事前のマッチングがないと、

欲しい健康茶原料はなかなか入手がしにくくなっているものが多くなってきた印象です。

 

生産者さんはスポット(一過性)のブームではなく、毎年の安定的な継続を望まれます。生産者さんも、長期的に安定できる案件を望まれます。

 

そのため、●●●茶を年間3トン程度ほしいという話を頂いた際は、モノをうごかすまえに、仕入れ元さんの心を動かす必要があります。

 

お互い慎重に打ち合わせ、年間目標ではなく、必要な数字をだしていただき、

契約するのが確実な確保です。

 

もちろん販売者さんにとってはそれはリスクになります。

余剰在庫は生産者さんにとってもリスクです。

特別なモノや他ではやらないアイテムで付加価値や差別化をしたいという場合は、

やはり源となる原料の確保が先決です。

 

そのための確保=契約が大切な事項になってきていると年々かんじています。

基本的には、天然の健康茶原料は一年に1回しか収穫できません。

 

播種(種まき)時期または収穫時期を逃せば増産することもできません。

特別な原料をつかって差別化したいのであれば、

その時期が来る前の事前から販売計画を練っていただき、

仕入れ元や生産者さんとタッグを組む。これが他社がやらない差別化の鍵になるとおもいます。

長文失礼しました。

諸々ご相談ください。

 

 

 

【八木音 概要】

お米を焙煎した炒り米(玄米茶の素)、はと麦茶やそば茶、とうもろこし茶(コーン茶)などの穀物茶と、ルイボスティーやカモミールなどをはじめとした野草・和製ハーブ・西洋ハーブの茶材を150種類以上扱っています(形状、品質、焙煎度などをあわせれば200種以上)。商品の企画開発や穀物野草の受託焙煎加工を承っております。製造工程においては、精米、浸漬、蒸かし、乾燥、焙煎(ロースト)、粉砕、カット、ブレンド(混合)、ティーバッグ加工、目視、異物除去、充填包装など健康茶ハーブティー全般を扱います。

ハーブティーを知り尽くしたティーブレンダーがブレンドするハーブティー。例えばハイビスカス、ローズヒップ、ローズレッドペタルやローズピンクペタルなどの花びら系から、レモングラス、桑の葉、柿の葉、ネトル等の葉や茎系、オレンジピールをはじめとする柑橘系、スパイスとしても使用されるジンジャー(生姜)、ローズマリー、フェンネル、シナモン(桂皮)をつかってアクセントを。またダンデリオン(たんぽぽ茶、タンポポコーヒー)やチコリ、マテ、ナツメ(棗)等ご要望に沿う効果効能を意識した茶材もご提案。烏龍茶、どくだみ、プーアル、はぶ茶などの和ハーブを使ったブレンドティーの企画、開発、製造、ティーバッグ加工し個包装もしています。

自社で韃靼そば茶や烏龍茶の直輸入、その他ご要望に合わせて現地と直接商談輸入を行います。茶材の焙煎加工ではお持ちの原料を御支給いただき委託加工いただきますと、独自の製法により香ばしく甘みのあるお茶に仕上げる様、焙煎機の選定や焙煎度のご要望にお応えしています。

国内産の茶材についてもご案内しています。ティーバッグ加工用茶葉はもちろん、荒葉でのご要望にも対応しています。はだか麦、隈笹、柿の葉、枇杷の葉、はま茶、杜仲茶やごぼう茶など、健康茶も取り扱っています。お気軽にお問い合わせください。