慰安婦像と碑文の寄贈受け入れ 大阪市がサンフランシスコ市と姉妹都市解消へ | KHのアメーバブログ

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テキトーなタイミングで、テキトーにコメントします。

 

 

 サンフランシスコ市が、中国系民間団体が設置した慰安婦像と碑文の市への寄贈の受入れを市議会で可決しました。

 

 この受入れをめぐり、大阪市と現地・サンフランシスコ市の関係者の様子を朝日新聞と産経新聞がそれぞれ記事で伝えています。

 

 

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姉妹都市解消こだわる訳は 大阪市長の「下ろせぬ拳」?

 

  

 米サンフランシスコ市に建てられた慰安婦像が市有化されたことを受け、大阪市の吉村洋文市長は60年にわたる姉妹都市関係を解消する考えを表明した。歴史ある関係を捨ててまで、吉村市長がこだわるのはなぜか。

 

 10月23日夜、大阪市内のホテルで両市の姉妹都市提携60周年を祝うパーティーが開かれた。吉村市長は乾杯のあいさつを終えると、サンフランシスコから来日していた姉妹都市協会共同委員長のキャスリーン・キムラさんと別室に移り、約20分間会談した。

 

 ところが、会談後、キムラさんは人目につかない柱の陰にしゃがみ込むと、潤んだ目元を指でぬぐった。出席者によると、吉村市長から「サンフランシスコ市が慰安婦像を認めるなら、姉妹都市関係を解消する」と伝えられたという。

 

 サンフランシスコ市との関係は、前任の橋下徹市長時代に悪化した。橋下氏は2013年5月に「(戦中は)慰安婦は必要だった」と発言し、中国系、韓国系の住民も多いサンフランシスコで批判が高まった。同年6月に訪米を予定していた橋下氏だが、サンフランシスコ市側から「表敬訪問は受けない」と連絡があり、断念に追い込まれた。

 

 15年にはサンフランシスコ市議会に慰安婦像設置に賛成する決議案が提案された。橋下氏は「日本の事例のみを取り上げることによる矮小(わいしょう)化は、世界各国の問題解決にならない」と書簡で抗議したが、決議案は全会一致で可決された。

 

 当時を知る元大阪市議は、「(慰安婦問題は)譲れない」と言った橋下氏の姿と吉村市長を重ね合わせ、「わざわざ持ち出して刺激する必要はないのに」と首をかしげる。

 

 吉村市長は就任後、サンフランシスコ市に計5回、慰安婦像に対する抗議の書簡を送り続けてきた。今年9月には姉妹都市解消を持ち出した。大阪市幹部は「振り上げた拳を、下げられなくなってしまったのでは」との見方を示す。

 

 吉村市長は23日、朝日新聞の取材に「(サンフランシスコ市長が)署名したということは、日本側と認識が違う内容を世界に広めるのに同意したということ。非常に残念だ」と述べた。(半田尚子)

 

公明・自民から申し入れも

 

 大阪市議会では、サンフランシスコ市との姉妹都市解消に反対する声が上がる。公明と自民の市議団幹事長は22日、吉村市長に面会し、「慰安婦像の設置には反対」としつつ、姉妹都市関係は解消せず対話を通じて問題の解決を図るよう申し入れた。

 

 一方、市長与党の大阪維新の会が今年9月、慰安婦像の設置を再検討するようサンフランシスコ市に求める決議案を市議会に提出した際は、「外交は国の専権事項」(自民市議)などとして、公明、自民、共産が反対し、否決された。維新は市議会第1党だが、過半数には届いていない。

 

 ただ、解消に議会の議決は必要なく、吉村市長は手続きを進める方針だ。(吉川喬)

  

引用:朝日新聞デジタル 2017年11月24日05時01分

http://digital.asahi.com/articles/ASKCR4V6BKCRPTIL00L.html?iref=comtop_8_04

 

 

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【歴史戦】

「姉妹都市解消は当然」潰された地域交流…在米日本人ら怒り サンフランシスコ慰安婦像

 

 

 サンフランシスコ市による慰安婦像と碑文の寄贈受け入れが決まった22日、在米日本人や日系人からは怒りや失望の声が相次いだ。

 

 「地域のコミュニティーを分断してしまう」。日系慈善団体事務局長の藤本聖香(せいこ)さん(75)=広島県出身=は、こうつぶやいた。渡米から45年以上たつが国籍は日本のまま。育った日本のイメージと相いれない像への違和感を抑えきれず設置に反対してきた。

 

 「『慰安婦イコール日本の兵隊』と受け止められるのは我慢できない。女性の人権を守るというなら他にもやり方はあったはずだ」

 

 韓国系の人々とも交流が深く、像設置に反対してくれる人も多かった。だが、2015年に像設置を支持する決議案が市議会で可決された直後は気まずい雰囲気に。「あんなものを建てて一体何になるのか?」

  

 

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 15年9月に開かれた市議会委員会の公聴会。「シェイム・オン・ユー(恥を知れ)!」。出席した元慰安婦の証言の信憑(しんぴょう)性を疑問視する日系住民側の指摘に、市議の一人が声を上げた。

 

 像設置に反対して何度も市議会に足を運んだ日本人女性(56)は「われわれの声は全く考慮されなかった」と述懐。市内の日系女性(70)も「あまりにも日本人を侮辱した言葉だった」と唇をかんだ。

 

 中国系米国人らによる団体が圧倒的な組織力で進める計画に女性は10人ほどの仲間と草の根で反対活動を続けた。反日ムードが醸成されて審議が続く中、一部市議から「デナイヤー(歴史の否定者)」呼ばわりされ、屈辱をかみしめた。

 

 美しい眺望の「ゴールデンゲート・ブリッジ」を観光する日本人客らであふれるサンフランシスコには、古くからの「日本人街」が存在。一帯のシリコンバレーには、世界的なIT企業や起業家が集まり、日本企業の重要なビジネス拠点の一つになるなど、この街は日本との関わりが深い。

 

 それだけに、在米日本人や日系人らにとって悔しさは言葉にできない。日系女性らが大阪市との姉妹都市関係の解消を求める署名をネット上で始めたところ、賛同者は1600を超えた。(住井亨介)

 

 

引用:産経ニュース 2017.11.23 23:39

http://www.sankei.com/world/news/171123/wor1711230040-n1.html

 

  

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慰安婦像受け入れをめぐる大阪市長の判断はたんなる地方都市の市長が「下ろせなくなった拳」などではない

 

 

 さて、まず朝日新聞の記事には、そのタイトルに「大阪市長の『下ろせぬ拳』?」という文言がはいっていますが、記事を読んでも大阪市長の下ろせぬ拳(?)とは何なのかまったくわかりません笑。

 

 元大阪市議の「わざわざ持ち出して刺激する必要はないのに」という言葉を取り上げたりしていますが、結局、とある大阪市幹部の「振り上げた拳を下げられなくなってしまったのでは」という発言があるだけ。

 

 過去に5回もサンフランシスコ市長に慰安婦像と碑文の受入れに関して再考を促すよう申し入れた大阪市長がさも軽挙妄動しているかのように報じていますが、そんなことはありません。

 

 慰安婦の実態は職業的売春婦であり、日本帝国陸軍が強制的に性奴隷として彼女らを監禁し凌辱していたなどという事実はありません。

https://ameblo.jp/brendy6m/entry-12293626557.html

 

 このことは、1990年代から2000年代にかけてあしかけ8年の年月と国費を投入し、米国政府がドイツと日本の戦争犯罪についての大規模な再調査をおこないましたが、日本の慰安婦にかかわる戦争犯罪や「女性の組織的な奴隷化」の主張を裏づける米側の政府・軍の文書は一点も発見されなかったことからも裏付けられています。

http://www.sankei.com/world/news/141127/wor1411270003-n1.html

 

 

 しかも当時の韓国人慰安婦のほとんどは韓国人の女衒や慰安所経営者によって勧誘され働いていたという、元慰安婦の次のような証言もあります。

 

 

「昔ね、私たちは知っている。一部の日本の人達が韓国で何か(売春の仕事)をやったというけど・・そんな商売(慰安所運営)した日本人はね、韓国にはいなかった。中国にもいなかったよ・・」

 

「人様に言うようなもんじゃないけどね、(慰安所商売をしていたのは)全員韓国人だったよ。中国では中国人が運営することもあったけど、韓国人も中国語うまいし・・・全羅道・・泰安だったっけ?そこの人たちが商売していた」

 

「日本の人たちは、昔は、韓国で『キャバレ』や『ノミヤ(飲み屋)』はしたことあるけどね、体を売る仕事をした日本人はいなかった。中国でもそんな日本人はいなかったよ」

 

引用:http://ameblo.jp/sincerelee/entry-12234892998.html

 

  

 吉村・大阪市長の今回の判断は軽挙妄動などではありません。

 

 自分たちの祖父・父の世代と現在の日本人の尊厳に関わる問題へ毅然とした態度を示した大阪市長の対処を、彼の勇み足のような論調で伝える朝日新聞の方が間違っています。

 

 

慰安婦問題を産み出した朝日新聞こそサンフランシスコ市への慰安婦像と碑文寄贈の責任を反省すべき

 

 

 そもそも慰安婦問題なるモンダイを1990年代に捏造報道によって産み出したのは朝日新聞ですし、

 

その捏造報道の根幹部分の「戦争中に朝鮮半島で軍の要請を受けて慰安婦狩りをおこなった」とする故・吉田清司氏の証言を偽証であると認め、2014年8月4月・5日の2日間かけて同紙紙面の多数ページを割いて、公式に謝罪したのも朝日新聞なのです。

 

 自分たちの捏造報道によってありもしない「慰安婦の強制連行」をでっち上げ、かなり早い1990年台の段階から捏造ではないかと複数の専門家やジャーナリストから批判されると、今度は「慰安婦問題の本質は女性の尊厳の問題」などと話をすり替え、20年余り経過した後になって、ようやく全面的な謝罪を表明したのです。

 

 それも第二次安倍政権になって、政府が慰安婦問題に関する河野談話の作成過程の検証をおこない、その結果が発表される事態に追い込まれて、初めて朝日は自分たちの捏造・誤報を認めたに過ぎません。

 

 20年以上も朝日が自社の捏造報道の誤りを認めず放置してきたおかげで、世界中に慰安婦=性奴隷という見方が広まりました。そして米国内の複数箇所に慰安婦像と間違った歴史認識の碑文が建てられてしまいました。

 

 それにも関わらず、自分たちの責任にはまったく触れずに、「姉妹都市解消こだわる訳は 大阪市長の『下ろせぬ拳』?」などと大阪市長の判断がまるで市長の浅はかな考えに基づいてなされたかのように紙面で報じる。

 

 朝日のこのような態度は日本的価値感・倫理観に反し、日本社会の中では本来あり得ないものであり、反面教師とすべきものです。

 

 

朝日新聞は海外に広まってしまった慰安婦報道(誤報)を責任をもって解消すべき

 

 

 朝日は今回の記事で吉村・大阪市長の判断をめぐり次のように伝えています。

 

「10月23日夜、大阪市内のホテルで両市の姉妹都市提携60周年を祝うパーティーが開かれた。吉村市長は乾杯のあいさつを終えると、サンフランシスコから来日していた姉妹都市協会共同委員長のキャスリーン・キムラさんと別室に移り、約20分間会談した。

 

 ところが、会談後、キムラさんは人目につかない柱の陰にしゃがみ込むと、潤んだ目元を指でぬぐった。出席者によると、吉村市長から『サンフランシスコ市が慰安婦像を認めるなら、姉妹都市関係を解消する』と伝えられたという。」

 

 『吉村大阪市長の軽挙妄動の陰で、姉妹都市協会共同委員長のキャスリーン・キムラさんが落胆し悲しんでいる。吉村市長の判断は本当に正しかったのか。』

 

 朝日新聞はきっと、このように読者に訴えたいのでしょう。そんな思惑が透けてみえるようです。

 

 

 

朝日新聞が慰安婦報道についての誤解を解かないできたせいで米国在住の多数の日本人児童がいじめを受けている

  

 

 たしかに姉妹都市協会共同委員長のキムラ氏については気の毒です。

 

 しかし、慰安婦問題がこの20年余りにわたって米国や世界中に拡散してしまったせいで悲しんだり苦しんだりしている人はキムラ氏だけではないのです。

 

 慰安婦問題が拡散したために、米国在住の多数の日本人児童が現地の学校でいじめにあっていることが在米日本人有志で組織された「なでしこアクション」によって続々と伝えられています。

http://nadesiko-action.org/?s=いじめ

 

 今回のサンフランシスコ市による慰安婦像と碑文の寄贈受け入れに関して、「なでしこアクション」ホームページに掲載された最近の記事の中から一つを抜粋して以下に示します。

 

 

【緊急】サンフランシスコ有志より日本の皆様へのお願い

 

既にご存じの方も多いとは思いますが、慰安婦碑はサンフランシスコ市の公園に建立され公開されています。この度11月2日の予算財政委員会にて慰安婦碑をアートとして市に寄付するという遡及的な決議案が審議されることになりました。

 

SFCW2

 

 決議は慰安婦碑のアート($190,000)と20年以上のメインテナンス費用($208,000)の合計 $398,000(約4千5百万円)の寄付を承認するという内容です。

 

 これを阻止するためにサンフランシスコ市長、市議会議員、市芸術局、メディアに反対のメールを送っていただきたく、どうかよろしくお願いします。

 

サンフランシスコ有志 一同より

 

委員会の録画はこちら
http://sanfrancisco.granicus.com/MediaPlayer.php?view_id=7&clip_id=29110&meta_id=583999

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メール送信先アドレス
To:  市長、市議、芸術局、メディア宛 以下をコピペ
mayoredwinlee@sfgov.org, Board.of.Supervisors@sfgov.org, sharon.page_ritchie@sfgov.org, kate.patterson@sfgov.org, online@rafu.com, opinion@sfchronicle.com, caleb@sfist.com, hknight@sfchronicle.com, viewer@pbs.org, jcurran@sfmediaco.com, gandersen@sfexaminer.com, ldudnick@sfexaminer.com, lkatz@sfexaminer.com, jsabatini@sfexaminer.com,

メールの英語は簡単な内容で結構です。ご自身の言葉で書いていただければと思います。

例として
件名:
I am against Resolution #171070
Please do not adopt Resolution #171070
My opinion about Resolution #171070

本文:
[例1]
Dear Board of Supervisors,
I strongly protest against the Resolution #171070 [Accept and Expend Gift - Comfort Women Justice Coalition - Gift of Artwork and Funds for the Maintenance of the Artwork Entitled “Comfort Women’s” Column of Strength - Total Gift Value of 398,000].
It will create conflict between Chinese and Korean background citizens and Japanese background citizens in SF. It is not good in your multicultural society.
Sincerely,
差出人名前 住所
(決議に反対です。中華系韓国系と日系との対立を生みます。多文化社会にはふさわしくありません。)

 

引用:「なでしこアクション」 

http://nadesiko-action.org/?m=201710

  

 

 本来は二者択一すべき問題ではないのを承知のうえで、あえて皆さんに問いかけます。

 

 果たして、落胆した姉妹都市協会共同委員長のキムラ氏と、現地の学校で慰安婦問題によるいじめを受けている複数の日本人児童のどちらを救済しなくてはいけないのか。

 

 答えは明らかでしょう。

 

 「キムラ」というファミリーネームを持つキャスリーン・キムラ氏はおそらく在米日本人か、日系米国人なのだと想像します。

 

 そのように日本と関わりの深いキムラ氏ならば、日本人児童に対するいじめをなくすために「なでしこアクション」が訴えていることの大切さを理解してくれるのではないでしょうか。