WGIPと日本人の左傾化  | KHのアメーバブログ

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テキトーなタイミングで、テキトーにコメントします。

 

一昨日の8月12日(金)の産経新聞に掲載された、川上達史氏によるケント・ギルバート氏の新刊の紹介です。

 

ギルバート氏の新刊を買ってくださいというつもりはさらさらありませんが、戦後史観の形成にWGIPが深く関わってきたという点で、ブログ主の考えと同氏のそれは一致するので、当ブログでも取り上げておきます。

 

 

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『日本人はなぜ「愛国心」を危なく感じるのか? ケント・ギルバート氏の「再発見」に満ちた日本論 『ついに「愛国心」のタブーから解き放たれる日本人』』 by PHP研究所学芸出版部 川上達史

 

 

「あなたは愛国心を持っていますか?」

 

 一般的な米国家庭で育ったケントさんは何の疑問も感じずに「はい」と答えてきたが、日本人に聞いてみると「愛国心ですか…」とためらってばかり。しかも不思議なのは、日本人は日本のことは大好きなのに「愛国心」といわれると尻込みしてしまうこと

 

 世界的には「私は愛国心がない」と広言するのはとてもヘンなことだが、日本人はなぜ「愛国心」を「危なく」感じるのか。その疑問をきっかけに書かれたのが本書だ。

 

 ケントさんは、日本人のタブー感覚の原因は、戦後、GHQが行った日本人に罪悪感を植えつける洗脳工作「ウォー・ギルト・インフォメーション・プログラム(WGIP)」にあると喝破。その結果、日本人が自国の歴史と文化の神髄を知らない状態に置かれたことが大きいと説く

 

 では、ケントさんが見つけた日本の神髄とは?

 

 豊かな日本語、人々の中に脈々と息づく「美の精神」「武の精神」「草莽の精神」、そして長い歴史を通して天皇が示してきた「理想」…。

 

 「天皇を知らずに日本を語るのは、キリスト教に触れずに西洋文化を語るのと同じ」というケントさん。長年、日本を深く理解したいと努力してきたケントさんが「いちばん書きたいと思っていた」というこの一冊は、温かなまなざしでアメリカと日本を対比させつつ、現代の日本人が自覚していない日本の特長に光を当てていく。「新たな再発見」に満ちた必読の日本論だ。(ケント・ギルバート著/PHP研究所・840円+税)

 

 

転載:産経新聞 2017.8.12 13:30

 

http://www.sankei.com/life/news/170812/lif1708120015-n1.html

 

 

 

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当ブログでも、以前、日米のメディアがほぼすべて左傾化している原因について、日本の場合はWGIPが大きなな要因であると指摘したことがありました。

https://ameblo.jp/brendy6m/entry-12293626528.html

 

ここに以前のエントリーから一部を抜粋して以下にコピペしておきます。

 

 

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産経新聞など数少ない保守系メディアも、もちろん右傾化していると思いますが、近現代史を押さえていくと、日本やアメリカのメディアはほぼ全部が左傾化しているという事実があります。

http://www.news-postseven.com/archives/20170220_494633.html

 

 

日本の場合は、主に、戦後のGHQのプレスコード、公職追放、WGIP(ウォーギルトインフォメーションプログラム;戦争贖罪意識植え付け計画(ブログ主意訳))のせいであり、また、東京裁判のせいでもあります。

 

米国のメディアも同様にほとんど左傾化していますが、その要因について歴史のキーワードだけで説明しようとして羅列すると以下のようになります;

・第一次世界大戦前後の共産主義の台頭、

・ソ連の誕生とコミンテルンの国際的な暗躍、

・アメリカ共産党員による米国社会のメディア、労働組合、教職員組合、教会などに対する広範囲な穿孔活動(組織内部に忍び込み、いつのまにかその組織を乗っ取ることを目的とする共産党十八番の活動)、

・1929年世界恐慌の勃発とフーバー米大統領の経済対策の失敗と退陣、

・替わって登場したルーズベルト民主党政権とその政権内部に深く入り込んだソ連・コミンテルンのスパイの暗躍。

 

米国の近現代史についてはブログ主もまだまだ独学中ですので、他にも羅列すべきキーワードあると思いますが、上に挙げた5つのキーワードはアメリカのメディアが左傾化してしまった要因としては間違っていないと考えています。

  

 

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第二次世界大戦終了直後から、実はアメリカでは、保守派や共和党議員らが中心となって、戦後史観あるいは東京裁判史観について何かおかしいのではないかという疑念のもとに、歴史の検証作業が進んでいます。

 

初期の頃は、そういう試みが失敗したこともありました。1948年のタイムマガジン編集者のホイッタカー・チェンバースの下院非米活動委員会での「国務省職員のアルジャー・ヒスがソ連のスパイだった」という告発も初期の頃の失敗例に数えられます。

http://ameblo.jp/brendy6m/entry-12279100501.html

 

ですが、その後もアメリカの保守派の活動は耐えることなく続き、1995年の「ヴェノナ文書」の公開を契機に、一気に戦後史間の見直しが進むことになりました。

http://ameblo.jp/brendy6m/entry-12248506240.html

 

 

つまり、<ルーズベルト民主党政権が日米戦争を引き起こしたのは間違いであった><ルーズベルト民主党政権内部に入り込んだソ連のスパイの暗躍のよって日米戦争が引き起こされた>というのが事実ではなかったか、歴史を検証しようというムーブメントが起きています。

 

そして、その根底には、<アメリカ社会は基本的に共産主義者など左傾政治思想に牛耳られてしまった>という歴史認識と、<アメリカ社会を行き過ぎた現在の左傾化社会から元に戻す必要がある>という保守派の強い信念があります。