現在小5の息子の、小4完全不登校からの復学支援記録です。
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先日、玄関でのこと。
ゲームに没頭していたはずの息子が、わざわざやって来て、
「お母さん、どこか行くの?」と聞いてきました。
私が出たり入ったりしていたので、
玄関の掃除中だと伝えると、
「お母さん、前に家出したことあったよね。すぐ帰ってきたけどさ」と。
胸がズキンとしました。
小4の5月のことです。
学校に行けなくなってしまった息子は、毎朝、頭から布団をかぶったまま出てきません。
今からでも学校間に合うよ。
今日だけタクシーで行こうか。
お友達も待ってるし。
学校で嫌なことがあったの?
行けない理由を教えてくれないと分からないよ。
私は自分の不安と苛立ちを、息子にぶつけていました。
私の声かけに、息子は布団の中で泣き始めます。 目の前の息子は辛そうなのに、
学校に行ってくれさえすればと、 でも、学校に行けない息子を、認めて受け入れてあげることもできないのです。
私は外に出ました。
息子が「お母さん、ごめんなさい。行かないで」と、
でも、私は立ち止まらず、エレベーターに乗り込みました。
息子は怖がりで、1人で家にいることができないのに・・・。
スマホもお財布も持たず、着ていた部屋着と全く合わないヒールを履いて。
行くあてもなく、ただマンションの周りを、トボトボと歩いていました。
置いてきた息子のことが急に心配になり、急いで帰宅しました。
息子は、リビングで膝を抱えて泣いていました。
1人ぼっちで。
私は息子にしがみついて一緒に泣きました。
自分たちだけが、世界から切り離されてしまったような気がしました。
これからどうなってしまうんだろう。
いつまで待ち続ければいいんだろう。
先行きが見えないことが、私の不安を生み出していました。
この出来事から半月後。
エンカレッジのインテークカウンセリングで、上野先生から、
「支援開始から登校刺激まで約2ヶ月」
「夏休み直前か夏休み明けの登校が目標」と。
息子の不登校に、初めて見通しが示されたのです。
※あくまでも、 インテークカウンセリング時点での我が家のケースです。
目標があれば頑張れる。
不安が薄らいでいくのが分かりました。
プチ家出のことは、忘れることはできません。
息子もまた、忘れていなかったようです。
どんな気持ちで思い出したのかは分かりません。
ただ、もうあの苦しい日々に戻ることのないように。 私は、家庭教育を学び続けたいと思います。 |
♢♢支援を受けている復学支援機関です♢♢
(上野先生のHP)