石原慎太郎が４選？

う～～ん、なんとも残念・・・

第１７回統一地方選の前半戦として、１２都道県知事選と４政令市長選、４１道府県議選などが１０日、投開票され、東京都は現職の石原慎太郎氏が４選を果たしました。

４選は鈴木俊一氏（７９～９５年）以来。

東日本大震災の被災者に配慮した自粛ムードの中で行われた異例の選挙戦。

石原氏は公務を優先しながら、前宮崎県知事の東国原英夫氏、居酒屋チェーン・ワタミ前会長の渡辺美樹氏、元参院議員の小池晃氏らを寄せ付けず圧勝しました。

震災の影響もあり、選挙活動も自粛ムード。

政策に関する討論会も、１度開かれただけ。

どうも、「リーダーシップ」という印象に左右され、政策の正しさが論点にならなかったような気が。

なにをもって「リーダーシップ」というのかも、かなり疑問ではあるのだが・・・

税金を追加で４００億円も投入して延命させようとしている新銀行東京。

移転先の土壌汚染の処理に多額の費用が必要になる上に、どれだけのメリットがあるのか不明な築地市場の移転。
(一部の業者にとっては、メリットはあるのだろうが・・・)

そして、いつのまにか決まっていたオリンピック招致。

招致活動を名目にした大名旅行。

とても、支持できる現職ではないと思うのだが・・・

とはいえ、そういった政策に対して、しっかり言えたのは、共産党の小池氏だけだったような。

東国原氏は、すべての課題が、「なってから考える」姿勢。

単に、「都知事」の肩書きが欲しいだけだろ。

渡辺氏は、やはり政治に関する経験不足か。

政策に関しては、いまいち歯切れが悪い。

結局は、消去法による、寂しい選挙になってしまった。

民主党は自民党と実質的に対決した３知事選をすべて落とし、道府県議選でも獲得議席数で自民党を大幅に下回る惨敗。

奈良、島根、大分の３知事選では、候補者擁立を見送り。

もう、選挙に参加してるとも、言えない状況。

都知事選でも、独自候補は立てられず・・・

政権政党として、なんともみっともない。

一方で、地域政党の「大阪維新の会」は大阪府議会で過半数を占め、「減税日本」「日本一愛知の会」も大幅に議席増。

民主党は、地域政党に取って代わられ。もう消滅の道を進むしかないように見える。

ま、これも仙谷、菅、岡田といった執行部の責任だろうが・・・

それにしても、石原都知事ｗｗｗ

なんか、当選後の会見でも、言葉がこもるような感じで。

これで、４年間も、体が持つんだろうか・・・