金大中元大統領が死去？

日本にも、ゆかりの深い大統領でしたが・・・

韓国第１５代大統領で、韓国民主化闘争のシンボルとして知られた金大中氏が１８日午後１時４３分、多発性臓器不全のため入院先のソウル市内の病院で死去しました。
８５歳。

金元大統領は２０００年、北朝鮮との史上初の南北首脳会談を行った功績でノーベル平和賞を受賞しました。

７月１３日から肺炎で入院していたそうですが。

金元大統領といえば、１９７３年には、滞在中だった東京のホテルから韓国中央情報部に拉致され、ソウル市内で軟禁状態に置かれた「金大中事件」が有名。
(そのときのホテルが、うちの会社のすぐ近くにある、ホテルグランドパレス)

１９８０年には、民主化勢力と軍部が衝突した「光州事件」で、首謀者として死刑判決を受けたりもしました。

けして、順風満帆というわけでもなかった政治活動ではありましたが。

４度目の挑戦で大統領に就任し、民主化などに大きな貢献。

韓国内での日本大衆文化の開放を進めたり、などの功績も。

韓国では、金元大統領の葬儀について、５月に死去した盧武鉉前大統領と同じく「国民葬」の形式で実施する可能性が高いようです。

ご冥福をお祈りいたします。