日本移植学会が昨日臨時理事会を開いたようです。
その場で、万波医師の行った病気腎移植を厳しく批判する声が出てきました。
批判の点は2点。
まずは、「病気腎の摘出」。
正当な手続きを踏んで、行われていないのではないか。
「摘出」しなくても良い症例だったのではないか。
「移植」を優先して、「摘出」に誘導したのではないか。
といったところでしょうか。
もう1つは、「病気腎の移植」。
医学的な常識から言って、がんの腎臓を移植することは問題。
今回の批判の多くはあたっているのかもしれません。
確かに、「摘出」以外の治療法はあったのでしょう。
確かに、「がんの腎臓」の移植には、抵抗があります。
「摘出」についていえば、ドナーとなった患者さんから不満の声はあがっていません。
「すべての情報を提供したのか」といった疑問は残りますが。
「移植」については、リスクがあることは確かでしょう。
しかし、一時的であれ、苦痛から解放されることも事実。
対象患者が、自分の担当患者から、独自の判断で選択された、という問題はあるような気がしますが。
前にも書きましたが、問題は手順、手続きなのではないか、と思っています。
正式には、3月に行われる関係5学会の合同会議で発表されるようですが、今回の決定が、腎臓移植を待つ患者さんの道を閉ざしてしまわないか、が心配です。
フィリピンのように、政府が臓器売買に介入しようとしていたり、と臓器移植については、諸外国でもいろいろと問題を抱えています。
患者さんにとって、最も良い方法を考えてほしいものです。
「原則禁止」となれば、患者さんにとっての希望を奪ってしまうことになりはしないか。
問題があるのであれば、その問題を取り除く方法を考えてほしい、と思います。
少なくとも、人を救う医学の専門家であるならば。
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