玉三郎の声歴史☆坂東玉三郎は、14歳で玉三郎を襲名しました。そこから10年間、変声期で、お客の前で声を出せるようになったのは、22、3歳からで、本当に声が出てきたのは30歳くらいから、と述懐しています。 ついでにですが、方式にかなった声は決して芸術的とはいえないと述べています。発声を学ぶのは、一般的な効率のよさを学ぶことで、芸術的なものとは次元が違うと言い切っています。そして、自分流のものと基本とを、いつも照らし合わせていくことの大切さを問うています。