そうした面で、私は2極で捉えています。
一方的に欧米をまねることから脱却した点はよしとする、ただ、欧米というのを世界のスタンダードとして世界に通じるレベルとみたときには、日本のはまだ相容れず、そのレベルに達していない、むしろ離反しているということです。どちらかというと、形ばかり表層的で薄くなってしまったといえます。
ヴォイトレは、芸やアーティスト育成においては、成功しているとはいえない。ただ、それでもメリットはもたらし研究もされてきたのです。
これは、時代も国も超える一流が、すべからくもつ条件として考えたときの話です。