先日開催された
第55回日本創傷治癒学会にて、
パネルディスカッション
「消えないきずと『つきあう』」が行われました。

 

本パネルでは、
私が日頃より連携している
JSKINクリニック東京銀座 院長・牧野 潤先生 が、
術後や外傷後に生じた成熟瘢痕に対する
Skin Camouflage Tattoo(スキンカモフラージュタトゥー)
の安全性評価および整容的改善の可能性について、
形成外科医との協働による
初期的な検討結果を発表されました。

 

https://jskinclinic.com/
 

Skin Camouflage Tattooやブレストアートメイクは、
その人が自分の身体と向き合い、
これからの生活を前向きに歩むための
一つの選択肢であると考えています。

 

今後も医師・医療機関と連携しながら、
安全性を第一に、
医療とアピアランスケアをつなぐ取り組みを大切にし、
その可能性を広げていきたいと思います。

 

岩元 淑子
富樫 麻里奈

先日、渋谷の森クリニックにて開催された
ビューティーフェアの
お手伝いをさせていただきました。

 

https://shibuyamori.com/
 

 

渋谷の森クリニックは、
私がブレストアートメイクを導入している
医療機関のひとつです。


アピアランスケアという言葉が、
まだ今ほど医療現場で浸透していなかった頃から、
アートメイクを通じたアピアランスケアに取り組み、
継続し続けているクリニックです。

今回のビューティーフェアでも、
医療と美容が無理なく交わる空間の中で、
患者さん一人ひとりとの心地よい距離感が
大切にされていることを改めて感じました。

相談しやすく、構えすぎず、
それでいて専門性が保たれている中で、
笑顔や笑い声が響いていました。


そのバランスが、このクリニックが
長く患者さんに選ばれてきた理由の一つだと感じています。

 

 

【左:冨田 祥一医師  右:森 克哉院長

 

ブレストアートメイクは、技術そのものだけでなく、
「どのような環境」で
「誰」と
「どんな関係性の中」で
提供されるかが、患者さんの安心感や満足度に大きく影響します。


アピアランスケアの取り組みを早くから大切にし、
継続して実践してきた渋谷の森クリニックは
私にとっても、ブレストアートメイクの在り方を
見つめ続ける上で欠かせないクリニックです。

 

今後もこうした医療機関との連携を大切にしながら、
患者さんの生活に寄り添う
アピアランスケアとしてのブレストアートメイクを、
丁寧に届けていきたいと思います。

 

 

PMUアピアランスケア渋谷 森 香織看護師

 

https://shibuyamori.com/
 

 

次は2026年5月に開催予定です。
私も楽しみです。

 

岩元 淑子

今回の勉強会では、
「ホルモン療法」については杉山先生に、
「逝き方」については廣川先生に、
それぞれとても心に残るお話を伺いました。

お二人の言葉には、医学的な知識だけではなく、
「患者さまの人生に寄り添いたい」という深い温かさがあり、
何度も胸がじんわりする時間でした。

 


 

杉山先生からはホルモン療法について、
治療の仕組みや副作用、治療期間の目安といった基本的な内容だけでなく、
患者さまが実際に困っていること、知りたいと感じていることを、
とても丁寧に教えていただきました。

ホルモン療法は治療期間が長くなることも多く、
「患者さまの人生やライフステージの変化に寄り添いながら、
長い時間を共に歩いていく治療である」ということを、
改めて実感することができました。

乳がん治療は、身体だけでなく、
心の揺れや日常生活の変化とも向き合う長い旅路です。

だからこそ私たち医療者が、
つらさを言葉にしていい場所になれること、
そしてそのつらさを共に考え、寄り添える存在でありたいと、
強く感じさせてくれる学びでした。

一方、廣川先生の「逝き方」についてのお話は、
メモを取る余裕もないほど心に響くものでした。

「死」というテーマは、ときに重く感じられますが、
廣川先生のお話は静かで、優しく、あたたかく、
医師と患者という関係を超えて、
人生の続きを一緒に見つめてくれる人のように感じました。

先生が伝えてくださったのは、
「最期の迎え方とは、正解を決めることではなく、
その人が大切にしてきた人生の価値観を再確認する時間である」
ということでした。

どんな医療を望むのかということだけでなく、
どこで、どのように過ごしたいのか。
家族や大切な人たちと、どんな時間を共有したいのか。

やりたいこと、やり残したことはないか。
こうした問いは“決断”ではなく、
その人が最後まで「自分らしく生きるための道しるべ」
なのだと感じました。

私はこれまで、逝き方の話は、
患者さまに予後を想像させてしまったり、
不安を強めてしまうものだと感じていた部分もありました。

しかし今回の学びを通して、
それはご本人だけでなく、
残されるご家族や大切な方々にとっても、
大切なグリーフケアにつながる時間なのだと知りました。


 

-----------------------------------------------------------

 

今回の勉強会を経て、
乳がん治療、アピアランスケア、
そして人生の最期の時間について共に考えていくことは、
ブレストアートメイクに携わる上で欠かせない大切な視点だと、
改めて強く感じました。

そして、「必要な人に届ける」ことはもちろん大切ですが、
施術者として一人ひとりの患者さまを本当の意味で理解しようとすること、
人生に寄り添いながら、
その人にとって最もよい形で
ブレストアートメイクを届けること、
施術後も責任をもってケアし続けることが、
何よりも重要だと感じています。

アートメイク看護師として患者さまに
直接関われる時間は、
決して長くはありません。

それでも、ブレストアートメイクを受けたあとの人生が、
少しでも生きやすく、
その人らしく歩んでいけるように、
共に考え、寄り添える存在でありたいと思います。

高橋 ちひろ .044