本棚を眺めていて、「ハイ・コンセプト 新しいことをを考え出す人の時代」 ダニエル・ピンク著 大前研一訳が気になって読み直しました。
3年前に読んだときは、あんまりピンとこなかったですが、読み直してみると確かに時代はこの本の予測する方向に動いているように思えます。
これからの成功者と失敗者を分ける質問
1.この仕事は、他の国ならもっと安くやれるだろうか
2.この仕事は、コンピュータならもっと早くできるだろうか
3.自分が提供しているものは、豊かな時代の非物質的で超越した欲望を満足できるだろうか
アメリカでは、弁護士に数十万円払って契約書を作ってもらっていたことが、今やウェブ上の書式を使って自分で作成でき、弁護士にはレビューを依頼するだけで事足り、費用は数万円しかかからないとのこと。
会計事務所で言えば、記帳代行のような仕事はどんどん単価が安くなるのだと思います。一方で、顧客の悩み解決してあげるような仕事が必要とされるのだと思います。(この本では「右脳主導思考に依存するサービス」とされています。)顧客の悩みは、もしかして会計や税務以外のことに起因するかもしれません。でもその根本の問題や解決への道しるべを提示してあげることができれば(これはカウンセリングと似ていますが)重宝される気がします。そこまでできればあとはそれぞれの専門家に任せて実行すればよいだけです。
ここで必要になってくるのは本書の6つのコンセプトのうち「論理」ではなく「共感」、「個別」よりも「全体の調和」かもしれません。クライアントにいかに共感して、個々の事項だけでなく全体を想像して問題を把握できるかということでしょうか。
他のコンセプトとして、「機能」だけでなく「デザイン」、「議論」よりは「物語」、「まじめ」だけでなく「遊び心」、「モノ」よりも「生きがい」が挙げられています。
今、ブレイクしているものは、必ずどれかの要素が入っていませんか?![]()