いくつもの曲にそれぞれに思いは溢れて、何度も泣いた。
本当に自分の存在もなくなるんじゃないかって思うぐらい、叫び続けた。
それで後ろにいたファンの人に
「あの~気持ちはすごく判るんですけどね、もう少し小さな声で
歌ってくれませんか?章人さんの歌聴きたいので」って怒られるぐらい

(いや、ホント申し訳なかったって思いました

俺だけにとってのラストライブじゃないのにね
)そうしてライブが終わったあとに、感情とかすべて空になると思ってた。
でも、実はそれ以上に思いは強くなっていた。
章人さんはMCで「これから人生あと何十年もあるんだからよ、
最高に楽しんで、後悔なんて一つもないって言えるようにしたいだろ」
って言うような事を何度も言っていた。
確かにそうだ。
憧れていたロックスターになるっていう夢は、これで完全に終わったかも
しれないけれど、これからあと何十年かある人生、音楽とまったく関わらずに
生きていくわけじゃない。そこに抱く感情は、むしろ年を重ねるごとに強く
なっていっているとすら、思う。
ソイツを吐き出しきらなきゃ、何の後悔も無いとは言えない。
今となっては大昔だけどw週5日授業でスタジオに入って歌ってた時や
週3~4日、毎回深夜に6時間とかスタジオに篭ってた頃に比べたら、
歌唱力の技術的な面では、完全に錆付いてしまって、全然駄目かもしれない。
だけどその分だけ、むき出しになった感情は少しずつ、重さを増していってる
様な気がする。それも全部、章人さんの歌や発言や、大きく言うと生き方
そのものから学び取れたものだ。それが唯一にして最高の俺の武器。
それが誰かに刺さるぐらいのものが出来たなら、その時に初めて章人さんに
13年間憧れ続けた意味と答えが、出来るって思う。
そうなれるように、俺はまだまだ歌わなきゃいけない。
誰のためでもなく、自分自身のために。
これから先に歌い続けていくための答えを、最後に貰えたよ。