不適切にもほどがある | 頭ん中へようこそ

不適切にもほどがある

毎週欠かさず観ているドラマの1つ。



昭和から令和にタイムスリップした昭和おやじが、令和の常識をぶったぎる!

みたいな前触れのコメディ。



コメディ全開、 昭和と令和で同じような場面、状況での2つの時代の描かれ方の違い、ドラマ終盤に突如始まるミュージカル。

昭和と令和での親子関係が描かれたり、コンプラを風刺するような行き過ぎた表現もあったり、本当に毎話早いテンポで展開が進んであっという間に終わってしまう。



エンタメとしても、何も考えずにみることも出来るし、クドカン脚本ということで伏線を探したり、タイムスリップものだからその仕組みを探ったり、いろんな楽しみ方ができる。



そういう楽しく笑って陽気に観られるドラマだったんですが、昨日放送の 5話では主人公の小川先生と純子の未来が描かれました。



ここからはネタバレになります。



もろもろ割愛しますが、純子と小川先生は阪神淡路大震災で亡くなりました。



そのことを小川先生は知ることになるわけです。






タイムスリップものってタイムスリップする人が自分がタイムスリップ出来ることで何か得になることをしようとか、利益を得ようとかそういう展開が多いように思う。



もし私が未来にいけるなら、向こう何ヵ月分ののロト6の結果を調べて当てまくるけどね。



株とか投資は怖いしよくわからないので、宝くじとか競馬競輪競艇の結果を調べまくって買いまくるけどね。



自分が未来から過去に帰ったときに得する情報を調べるよなぁと。



あとは自分や家族などその人の未来もみてみたくなるもんだよね。

良くない人生を送っているなら、どこで間違えたのか調べて、間違えない選択をする、させる。それが良い結果になるかはわからないけど。



過去は変えてはならないというのはタイムスリップものの常識みたいなもんだけど、小川先生はそういうこと知らないし、誰かに言われたわけでもないからやる可能性だってある。



しかしこのドラマでは小川先生はそういう自分の利益になることをやるわけでもなし、

未来の自分や純子に会うわけでもない。



小川先生は、過去にいても未来にいても、過去や未来を変えようとかいう考えはなくて、今を生きているように感じました。

あ、自分が勤務する高校は見にいったね。



小川先生が自分からタイムスリップした理由は渚さんに会いたかっただけだしね。



5話で初めて、自分の未来、純子の未来を知ったわけだけど、知った上で、小川先生が過去に戻ってどんな行動をとるのか。



純子と旦那を出会わせなければ渚さんは産まれない。

震災発生時に神戸から離れるとか、純子と旦那の2人をそもそも神戸に行かせないとか出来ても震災は発生する。

自分達だけ助かっていいのかと考えて、阪神淡路大震災が発生することを日本中に知らせたって誰も信じないでしょう。



自分だったら迷わず家族を助けるし、阪神淡路大震災が発生することを日本中に警告してやれることはやると思う。



小川先生がどういう選択をするのか興味深いし、

もし過去を変える選択をした場合、タイムパラドクス的なことが起きるのか、変えたとして、2人の死が本当に避けられるのか、様々予想できますね。