東京・大阪の十日先を試行中のタイ・バンコク

- カオサン -

　昨日、タイでは非常事態宣言が出され、生活指針の上書きがされて、わたくしを含め、ほとんどのバンコク都民が状況の深刻さを認識したようです。街中の人通りはめっきり少なくなっています。3月27日時点では、まだ外出禁止令は出ていません。

　先ほど、夜食にお粥（ジョーク）が食べたくなり、カオサンにあるおなじみのお粥屋さんへ行ってきました。
　ついでにカオサン通りも見てきました。カオサン通り界隈で営業しているお店はほとんどなく、夜11時時点で人影をポツポツと見かける程度です。

お粥屋さん

人通の少ないカオサン通り

　月末の金曜日は、給料を手にしたタイ人でどこもにぎわっていたものですが、今では街中の人通りも道を走っている車もほとんどなく、外出禁止令が出たのかと勘違いしてしまうくらいの静かです。

　カオサン通りの近くにある、20年前には既に営業していた、このお粥屋さんは、今日は深夜0時まで営業するとのことです。お店の周りには、テーブル席は設置していませんでした。持ち帰りのみです。

　カオサン通り界隈の、バーやパブなどは、どこも営業自粛で活気がありません。遊びに来ているタイ人の若者の集まりも全く見かけません。カオサン通り周辺で夜遊びした後に自宅へ帰る前、腹ごしらえのために、沢山のお客さんがこのお粥屋さんへ立ち寄って賑わっていたのですが、今では、商売厳しそうです。カオサン通り周辺に宿泊するであろうバックパッカーもほとんど見かけません。

　お粥をゲットして、自宅へ帰る途中に、ゴールデン・テンプル近くにあるパッタイ有名店（パッタイ・プラトウゥーピー）へ立ち寄り、オレンジジュースを購入。パッタイは注文していません🙃

　このお店も、20年前にはすでに営業していましたが、その当時とずいぶん面影が変わりましたね。昔は、店先で、炭火を使った強力な火力で、パッタイを調理していました。ここ最近、リニューアルされて、店先で調理したり、店先に屋台風にテーブル席を並べることもなく、エアコンの効いた室内でのみで食事を提供するようになっています。

　今日久しぶりに訪れましたが、24時間営業になっていました。24時間営業で、持ち帰り&デリバリーサービスを提供しているようです。働いている、スタッフは大変ですね。

パッタイ・チップサマイ

　タイでは、3月18日の閣議決定により、バンコクでパブや遊技場の営業自粛が始まりました。それと同じことが今の東京や大坂で始まってますね。日本は、新型コロナ関連の規制取り組みが、タイのそれより10日ほど遅れて始まっているようです。
　3月18日から10日程経った現在のタイ・バンコクでは、人通りも少なく、外出禁止令が出ているのかと思えるほど静かな雰囲気に様変わりしています。日本の東京や大阪も10日後には、今のバンコクと同じような雰囲気に様変わりするのではないかと想像しています。

　我々人類が、新型コロナウィルスとうまく付き合えるようになるまで、もうしばらく時間がかかりそうですね。有効な治療法や予防ワクチンの普及を待つばかりです。

　おかゆを食べて、新型コロナに負けない体力をつけておきます。