前回の 日本に長期滞在できるビザを取得 その③ からの続きの話です。

 

 

2019年3月27日に切れる「在留カード」の更新の話

 

になります。

 

いつもと同じように、年末年始に日本に行った際に、更新期間手続きを行うために

立川の入国管理局に出向いたのが1月8日。

お姉さんがぱぱぱっと受付してくれて、いつもと全く同じ通り

在留カードの裏には、「ただいま、期間更新中です」のハンコを押してくれます。

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パスポートには、受け付けましたよ、と言う受付票を四つ折りにしてホチキスで止めてくれて。

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私はその後すぐ(1月12日)アメリカに戻り、母から「何かが届いたよ」と電話来たのが1月の終わり。

Facetimeで見せてもらってほっとします。

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このハガキが届いたと言う事は、今回もまたVISAがもらえる、と言う事かな、と一応安心出来ますので。

 

(この写真はFacetimeのScreenshotなので、とても見づらいと思いますので、

改めてもうちょっとましな写真を載せますね。)

 

そして私は、2月の終わりに再度日本に行き、到着の翌日に立川に新しい在留カードをもらいに行きました。

 

まとめると:

申請を出しに立川に行った日が、1月8日

通知書のお知らせが実家に送られてきて、母とFacetimeした日が、1月28日

通知書にかかれている「一応この日までに取りに来て下さい」と言う日は、2月8日

実際に立川に取りに行った日が、2月28日

となります。

 

取りに行った日に撮った「通知書」=ハガキの写真です。

住所は申請をする時に自分で手書きで書きます。

こんな大切な物なのに、普通の郵便でしかもハガキで来ると言うのに驚きますが、日本の郵便事情が良いって事ですよね。

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さて、この日は何故かとても混んでいて・・・

(それまでは少しは混んではいるけれどそんなには文句言えないよね、と言うレベルだったのに)

理由はわかりませんが、とにかくとても混雑していました。

 

そしていざ、新しいカードを貰えたのは良いのですが・・・

とても嫌なことが起こったのです。

 

またまた「一年間有効」の在留カードを貰ったのは今までと一緒なんですが、

窓口のお兄さんにそのカードを受け取った際に

「次回はもうビザが出せません」みたいな事を言われてしまいました。

つまり私は「日本に住んで親と妹の介護をしています」と言うStatusで在留カードが

もらえているわけだけど、実際には日本に来ても2週間ぐらいですぐアメリカに戻ってしまう。

これは移住するのが前提のビザなので、そうでない人には出せませんよ、と言うことらしい。

 

「今後は観光ビザで入って下さい」みたいな事を言われたので、でもそれって90日しか

滞在できませんよね、私の場合はだいたい1年間で100日ちょっと日本に居るんですけど。

とか色々言ってみたけど、とにかくこの窓口の若いお兄さんも必死で働いていて、

ただその紙に書かれている事を私に伝えているだけ、みたいな雰囲気なので

役に立たないと言うか・・・私がこの人に何かを言っても、何も変わらないかな?みたいな。

なので私はすぐに引いて、わかりました、じゃあそこに

「伝えたけど、本人は全く納得していませんでした」と

書いておいて下さい

と言ったら、いやそれは出来ません!だそうです。

(随分正直なのね・・・)

 

とにかくむっとはしたけど、冷静に考えてみれば私、今まで「期間更新申請」をしていた時に、

1番最初にビザをリクエストした時(2016年)と全く同じ「妹は病気、母は交通事故」

と言う理由をずーっと使っていて、全然それで文句を言われなかったからそれで通し続けてたわけだけど・・

もう何年も経ってるのに同じ理由?ってお役所が思ったのかしら。

そしてただ私の手書きで小さいマスにそう書き込んでいるだけで、特に診断書を添付したりは

してなかったので(1番最初の時を除いては)

そうか!!新しい診断書を医者に出してもらってそれを提出すればまた大丈夫なんじゃない?

と思ったら少しだけ気がラクになった。

 

でも。。。。

 

そもそも、私は日本に住みたいわけじゃなくて、日本に90日以上滞在できるビザが欲しいだけ

なんですけど・・

だけど、そういう物が存在しないので、「それに近い物」を出してもらっているだけ。

「就労制限なし」健康保険もあげますよ、と言われても、介護で日本に来ているのに

外に働きに行けるわけがないし、健康保険だって1回耳鼻科とか歯医者に行ったぐらいで

使う分より払ってる分の方がうんと高い。

私は1年の三分の一ぐらいの期間を日本で(母と妹と共に)

過ごしたいだけなんですが。

 

そういう事を色々考えていると「そもそも日本で生まれて、日本に家族が居る人の国籍を

わざわざ剥奪しなくても良いのに」

と言いたくなります。

(振り出しに戻る)

 

色々な物を読んでいると、今では国連加盟国(Siriが言うには現在193ヶ国)の75%が、

外国籍を取得しても自国の国籍を失わない国、だそうです。

そして今の私のような立場の人を苦しめているこの「国籍法11条1項」=「日本国民は、

自己の志望によって外国の国籍を取得したときは、日本の国籍を失う」が作られたのは明治時代。

 

明治って・・・・150年前ぐらいよね。

 

250年以上も鎖国とかしてた事を考えると・・・・あと100年ぐらいすれば、

この国籍法も変わるとか?

 

まさかね。

私は自分が生きている間に変わって欲しいと思うけど、何といっても例えばノーベル賞取っても変わらないわけだし

一般人のワタシには逆立ちしても無理って事なんでしょうかねぇ・・・

 

そういうわけで私はこの時に立川の入管の若いお兄さんにそう言われたので、その後の1年を悶々と過ごしました。

このお兄さんとて、なにゆえこの仕事に就いたのかはわからないけど、今どき「紙」の書類や印鑑がメインの仕事で

「若いのに可哀想!」

 

そしてこの日はとても混雑していたせいで、もう1つの発見がありました!

今まで一度も使った事なかったんだけど、あまりに待たされたので途中でトイレに行ったんだけど。

何と、座った途端に「超〜冷たい!!!」

日本のトイレにしてはめずらしい、何もついてない普通の古臭いトイレでした。

日本中、どこに行っても温かい便座ってな状況に慣れていたのでほんと驚きました。

きっと、品川にある入国管理局は立派なのかな、一度も行った事がないのでわかりませんが。

 

さて、この若いお兄さんと古臭い施設に同情したせいではないと思いますが・・・

次回は「急展開」に!