小説「君がいたから」‐22‐ | マッサキのナチュラルブログ♪

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(栗山が関谷を好きだと言う発言に身を引いた小嶋だが栗山はそのまま関谷について話し出した)
「私、ここ(行吹高校)に入学する前,体験入学に参加したの。ソコに関谷君も来てて,別にその時は好きとかの感情はなかったの、でも,たまたま英語の体験授業で英文カードを一人一人に一枚ずつ配られて2枚が重なると一つの文章になるゲームをやった事があるの、そこで偶然関谷君の持っているカードと私の持っているカードが一緒だったの、その時初めて関谷君と会話したの関谷君は覚えてなかった見たいだけどね。私は関谷君とカードが繋がっていたけど私が英文カード読めずに困っていたら小さい声で『アイライク テニスって読むんだよ先生の前で発表する時にソノ言葉言ってみて続いて自分のカード読むから、』って先生達には分からない様にコッソリ教えてくれたの。コレは他の体験入学来ている人達の前で発表するものだったから私は関谷君が事前に教えてくれたから皆の前で恥をかく事はなかったの。私その時本当に嬉しかった、身も知らない人との交流でタダでさえ緊張していたのに関谷君は私が困っている表情を見つけて私に恥をかかない様にさりげなく優しく教えてくれる姿に。それで私は又関谷君に会って見たくて此処を受けてたの,関谷君と又会えるかもしれないコノ場所を。」(栗山)
「だったらナンで俺と付き合ったんだよ!関谷をソノ時好きになったんだろう、なら最初から俺と付き合う理由が何処にあったんだよ?」(小嶋)
「関谷君が此処に来ている事知らなかったの,クラス違ってたし行吹のレベル低いから違う高校行っちゃってもおかしいくないと思ってたから……。拓ちゃんも好きだったよ、関谷君に会えなくて哀しかった時私の前に現れて私を何度も励ましてくれたから。」(栗山)
「………」(小嶋)
「関谷君とは拓ちゃんと別れて2年になって偶然会えた、しかも席が隣どおしで。その後も不思議と関谷君とは趣味も好きな事も一緒で。それで私は気付いたの,あの体験入学の時に偶然繋がった英文は関谷君との運命を繋げてくれた瞬間だって事を!そう考えたら関谷君を好きになってた。」(栗山)
(『クソ-佳里亜の中には関谷しかいない、俺が入る隙間はナイのか……ま,まてよ!確か関谷には変な噂が!?』)(小嶋)


-つづく-