今週末は、数多くの名牝が歴代優勝馬に名を連ねる上半期の古馬牝馬頂上決戦【ヴィクトリアマイル】が行われます
春の牝馬頂上決戦のヴィクトリアMは、過去10年間まさに歴史的名牝の優勝が続いている一大イベントです。
2023年のヴィクトリアマイル覇者ソングラインは、前年の安田記念も制しており、実力の高さを証明しています。
2022年優勝馬のソダシは、2020年の阪神ジュベナイルフィリーズと2021年の桜花賞を連覇するなど、2歳時から実力を発揮してきた逸材で、2021年覇者のグランアレグリアは、JRAのG1を4勝と輝かしい戦績を残しており、2020年のアーモンドアイは、国内外のG1を6勝し、まさに"歴史的名牝"と呼ぶに相応しい活躍ぶりでした。
このように、ヴィクトリアマイルは名牝たちの栄光の舞台となって来ました。
果たして今年は、どの馬が古馬牝馬の頂点に立つのか・・・
それでは今週も絶好調のJRAデータサインを解読して先週に続き勝馬を推理したいと思います。
【ポイント1】前走1着馬が不振
過去10年の3着以内馬延べ30頭中18頭は、前走の着順が2着から5着だった。
【ポイント2】戸崎圭太騎手らが好成績
過去10年の騎手別成績を見ると、3着以内が複数回あったのは、C.ルメール騎手、戸崎圭太騎手(各5回)、吉田隼人騎手、D.レーン騎手、幸英明騎手(各2回)の計5名だった。
【ポイント3】キャリア15戦以内の馬が中心
過去7年の3着以内馬延べ21頭中18頭は、通算出走数が15戦以下だった。
【ポイント4】近年は前年以降のG1で連対していた馬が優勢
過去4年の3着以内馬延べ12頭中10頭は、前年以降のJRAの2200メートル未満のG1において2着以内に入った経験がある馬だった。
【ポイント5】G1からの直行組が強い
過去4年の3着以内馬延べ12頭中8頭は、前走がGⅠもしくは海外重賞だった。
【今回の狙い】距離適性の高い実績馬に注目
過去4年の優勝馬4頭は、いずれもJRAの芝1600メートルのG1を勝った経験がある馬だった。
今年も実績や距離適性を素直に評価するべきでしょう。
また、この4頭は通算出走数が13戦以内だった点、前年以降のJRAの2200メートル未満のG1を勝っていた点も共通している。
【結論】
今回は、上記5つのポイント中、4つのポイントに該当する馬は、ナミュールのみで「今回の狙い」での通算成績13戦以内ではないものの芝1600mのG1勝利があるのはナミュール1頭だけなので、今回はすんなりと結論が出ました。
ナミュールは1番人気が予想されますが、単勝で勝負したい。
また、ポイント2の戸崎騎手、ルメール騎手の騎乗馬ライラック、フィアスプライドは今回人気が無さそうで連複馬券に推奨します。^^