お久しぶりの韓国ドラマレビューです。
12月と1月の2回にわけてNetflixで配信された「京城クリーチャー」。
パク・ソジュンとハン・ソヒの共演でかなり前から話題となっていたドラマですね。
放送前から、莫大な製作費をかけたとか、ハン・ソヒがSNSで反日を思わせる投稿で炎上したりと
話題には事欠かなかったドラマではありますが、
なんたってパク・ソジュンが出てるということで私も楽しみにしていました。
1945年、日本の植民地になっていた頃の朝鮮半島を舞台にしたドラマです。
現在のソウルである京城は日本軍が取り仕切っており日本の統治下の中、
懸命に生きる朝鮮人の話であるためにどうしても、日本=悪の扱いですよね。
反日ドラマと言われても仕方のない設定。
日本軍による惨たらしい拷問シーンもたくさんあり、どこまでが事実かわかりませんが
半分フィクション、残りの半分がノンフィクションって感じなのではないかと。
日本に限らず、今も昔も戦争がもたらすことはこういうことなのでしょう。
だから戦争はダメなんです!!
アラスジですが・・・・
日本の統治下の中、金鈺堂という質屋で財をなした実業家がパク・ソジュンが演じるチャン・テサン。
どうでもいいのですけど、金鈺堂って店名、やめて~(笑)
金+金偏に玉って!?
そこが気になるのは私だけか、あはは。
そこに現れるのが、10年前に失踪した母を探すハン・ソヒが演じるユン・チェオク。
それぞれの目的のために、日本軍が朝鮮人を幽閉しているとされる謎めいた應城病院へ潜入します。
應城病院では、日本軍の731部隊が朝鮮人相手に人体実験をしており
その責任者である加藤中佐がクリーチャーを生み出すことに成功。
クリーチャーとは、獣とか生物とかを意味する英語ですが、このドラマの中では想像上の生き物、つまり怪物ですね。
話が脇に反れて申し訳ないのですが、前述した半分フィクション、半分ノンフィクションの件、
人体実験をしてたというこの731部隊って本当にあった部隊なんですよね。
ただ実際は京城ではなくて満州で・・だそうですが、人体実験による研究をしていた部隊で日本でも秘密裡にされていたみたいですね。
そのせいなのか、私たちもこの731部隊については教育を受けてような。
実際、私は知りませんでした。(オットは知ってましたが)
多くの日本人が知らない事実を韓国ドラマで知るなんて皮肉なことでもありますね。
もちろんドラマ内の、731部隊が人体実験によって怪物を作ったというのはフィクションですが・・。
ドラマのあらすじに戻りますね。
最初は反発しあう二人ですが、
應城病院に乗り込むために変装したチェオクのこの姿を見て一瞬にしてテサンは恋に落ちますwww
ここから、正義のために日本軍や恐ろしい怪物に立ち向かうテソンと
失踪した母親を救うために命をかけるチェオクの戦いが始まるわけなんですが・・・。
人体実験の末にこの怪物になってしまったのが、チェオクが探していた母親でした。
無事に二人は應城病院から脱出できるのでしょう~か?
怪物は倒せたのでしょう~か?
二人の恋の行く末は?
てな内容でございます。
テサンとチェオクのラブ要素ももちろんありますが、それがメインではなく、かなり重い内容です。
反日ドラマということを抜きにしても、あまり評判が良くないドラマになってしまったようですが
なんとなくわかる。
たぶんパク・ソジュンとハン・ソヒじゃなければ途中で挫折してたかも。
ほとんどの登場人物が日本人役だったので、韓国人役者が話す日本語に違和感を持つ人が多かったみたいですね。
でも、私の感想はこのドラマに関してはかなり日本語は上手かったと思います。
過去の韓国ドラマで日本人役の日本語がひど過ぎるものばかりだったので。
日本語を話してるのに日本語字幕をみないとわからないレベルものばかりだった。
ですが今回は、大部分が日本語セリフのドラマでしたがイントネーションとかも含めて上出来な部類に入るのでは?
重要な役どころである「前田さん」はまさかの京都弁(笑)
この前田さんとチェオクの母親との関係がイマイチよくわからなかったなぁ。
テサンを助ける仲間たちやチェオクのお父さんとか脇役も良い人ばかりで、
壮絶なドラマ内容の中でも少しだけホッとできたかな。
最終回がちょっとモヤっとする終わり方だったのですが
ラストで、いきなり現代のテサンがでてきて(生まれ変わり?)。
その後すぐにシーズン2があることが発表されましたね。
どんな展開になるのかちょっと興味があります。