グアム旅行記、旅行記上ではまだ入国もしてないのに
ちょいちょい色々と余計な投稿を挟んでしまってすみません
本日は、超~久しぶりの読書感想文を(笑)
今回の旅行中にむさぼり読んだ本でございますが、新刊ではなく
2010年刊行のけっこう古い本です
百田尚樹著の「モンスター」
私の読みたいリストに入っていながらず~っと忘れられていた本。
コレ、女子なら絶対面白く読めると思う。
割とぶ厚い文庫本なんですが、旅行中に一気読みしてしまいました。
内容は・・・
ざっくりなあらすじになりますが
バケモノ扱いされるほど醜い顔だった主人公の和子。
その容姿故に幼い時から男子からも女子からも虐められ、ついたあだ名はモンスター。
初恋の相手「英介」が、もし目が見えなかったら自分も相手にしてもらえるのではないかと思いつめた和子は
ある事件を起こしてしまいます。
その事件によって親からも見捨てられ町からも追われた和子は、名前も変えて単身上京しますが
やはりどこに行ってもバケモノばりの容姿のせいで蔑まれる日々でした。
ある時思い立って目を二重にする整形手術をしたことがきっかけで、少しずつ日常に変化が訪れ
綺麗になるために整形を繰り返すようになります。
骨格からの全てを変えていく施術のため整形費用が莫大にかかり、費用捻出のために風俗の世界に。
そうして何年かかけて絶世の美女へと変身を果たします。
もはや元の顔がわからないほどの別人となった彼女は、過去を隠して故郷の町に帰り洒落た高級レストランを開店します。
町中の男性が彼女目当てに押し寄せるほどの有名人になった彼女は、醜かった時代に自分を虐めた男性女性に復讐を始めるのですが、この町に帰ってきた本当の理由は、初恋の相手英介を自分のモノにすること。
そしてあっと驚くラストへ。
というような感じの内容でございます。
整形してかつて自分を蔑んだ人々に復讐する
単純なストーリーではあるのですが、その過程がとても興味深く引き込まれていきます。
繰り返し高度な整形手術を受けていくのですが、整形についても著者はかなり取材をしたようでリアリティ感満載。
何より見た目でこうも変わる男性の態度に想像はできながらも唖然とさせられます。
(男性に限らずでしょうけどね)
整形は肯定も否定もしませんが見た目によってこんなに人生が変わるならアリなのかもしれませんね。
この本を読んで、Netflixの恋愛リアリティ番組「ラブ イズ ブラインド」を思い出しました。
欧米の番組なんですが(最近日本版も配信されました)、
相手の顔を見ずに恋愛し結婚までいけるのか?という実験的番組です。
男女それぞれ10人くらい?が集められ、ポットと呼ばれる仕切りのあるお部屋で相手を変えながら顔を見ずに会話だけのデートを10日間繰り返すのね。
そうして内面だけで自分に合う相手を見つけてプロポーズするの。
プロポーズに成功したカップルは晴れて会うことができお互いの顔を合わせます。
そうして成立した何組かのカップルは数日間リゾート地へ旅行し、対面しての相性を確かめ合います。
その後は2週間ほど用意されたマンションで同居をし、結婚式を行います。
その結婚式で本当にその相手と結婚するかのYESかNOの返事をするという番組。
最初のポッドでの出会いから結婚式までその間1か月ちょっとですよ。
テーマは最初に内面だけで決めた相手と結婚までできるのか?ってことなんですが、
まさにタイトルの「ラブ イズ ブラインド」=恋は盲目 は有りなのかを問うものですね。
集められた結婚したい男女は人種、年齢、職業など様々ではあるのですが、番組上か容姿にそうそう問題のある方々はいないので
内面だけで選んだ相手が極端な容姿の持ち主ってことでもないのですが・・・。
声だけでほんとに恋愛できるのか?は興味はありました。
いろんなトラブルも巻き起こり、結婚式の1年後とかまで追っていてなかなか面白かったですよ~。
モンスターという小説でも、ラブイズブラインドという番組でも
突き詰めるところは、外見か内面かってとこなんだけど・・・。
外見によってはスタート地点にさえ立てない場合があるのも事実。
虫みたいにみ~んな同じ容姿ならいいのにね。
生まれ変わったら虫になろうかな(笑)