立て続けに観た韓国映画、偶然にも両方とも主役がお婆。
一つ目は、昨年のアカデミー賞で助演女優賞に輝いたユン・ヨジョンさんの「ミナリ」。
Netflixで配信になったばかりです。
ヨジョンさんと言えば韓国では有名な女優さんですが、私が好きなバラエティ「ユン食堂」でもお馴染みですね~。
あらすじは・・・
1980年代にアメリカンドリームを夢見てアメリカへ移住した家族の話。
アメリカでヒヨコの選別という仕事で生計をたてていた若夫婦でしたが、夫が突然アメリカの片田舎の土地を買い農業を始めると言い出し家族で引っ越すことに。
そこは誰も手を付けようとしなかった荒れた土地で前途多難。
心臓に持病を持つ6歳の息子を抱える妻は、すぐに病院にも行けない土地で、そして農業で成功すると夢見る割には何の準備や知識のないまま無謀な挑戦を止めない夫に常にイライラし夫婦はケンカが耐えない状態に。
そこで夫婦は韓国に入る妻の母親をベビーシッター代わりも兼ねて呼び寄せることに。
娘家族と同居することになったお婆ちゃんがこれがもう破天荒で。
6歳の孫であるデビットはこのお婆ちゃんのことが大嫌いなの。
それでも衝突しながらもなんとかやっていた家族でしたが、ある日お婆ちゃんが・・・・。
ネタバレを防ぐためにあらすじ説明はここまでにしておきますが、要するに家族の絆の話です。
タイトルとなっている「ミナリ」とは韓国料理に良く使われているセリのこと。
雑草のようにたくましく根を張り育つミナリは、
上手くいきかけては失敗し・・・を繰り返し、どん底を味わってばかりなのにたくましく生きるこの家族の象徴のよう。
この映画の監督の実話をもとに作られたそうですが
監督曰く「やっかいな側面も含めて、家族というものが自分にとっていかに大切かを伝えたかった」映画なんだとか。
登場人物も少なくオスカーを取ったヨジョンさんはもちろんですが、妻役のハン・イエリさんの演技も真に迫っていて良かったです。
こちらも韓国ではお婆さん役で数々の出演をしているナ・ムニさんと、「シグナル」や最近ですと「ムーブ・トゥ・ヘブン」「模範タクシー」などで主役を張っているイ・ジェフンのダブル主演の映画。
製作発表の時から観たいと思ってた映画です。
が!私が想像してた内容と全然違って戸惑ってます(笑)
私が製作時のポスターなどで想像してたのは・・・・
お婆さんが英語を習う・・・何歳になっても自己啓発は大事よね!っていうストーリーだと思ってたの
だって、いろんな映画紹介ではこんなふうなんだもの。
「トラブルメーカーであるおばあさんとマニュアル人間の公務員。
英語を通して互いに理解を深めていくふたりのヒューマンコメディ」
って書いてあるでしょ。
ヒューマンコメディだと思うでしょ。
全然違った・・・・ヒューマンは間違いないけどコメディじゃないから!!
コメディどころか、重い!重過ぎる~!
特に日本人は耐えられない
前半はね、確かに紹介文どおりなのよ。
あらすじになりますが・・・。
市場で小さな洋裁店を営んでいるオクプン婆。日々街じゅうのトラブルを探し回りどんな小さなことでもすぐに市役所に
苦情を申し込むトラブル婆さん。
市役所の職員からは「妖怪ばあさん」と陰口を叩かれ嫌われているのね。
そんな時に市役所に転属になったのがパク・ミンジェ(イ・ジェフン)。
ひょんなことからオクプン婆に英語を教えることに。
最初はいやいや教えていたミンジェでしたが、オクプンの英語習得への情熱とブロークンながら上達していく姿、そして交流を深めていくうちにオクプンの本当の姿を知り、理解も深まり・・・・
オクプンがなぜ今になって英語を学び始めたかを尋ねるミンジェ。
オクプンは、幼い頃に生き別れて今はアメリカに住む弟と話がしたいからだと。
感銘を受けたミンジェはアメリカに住む韓国語は話せないというオクプンの弟に電話をします。
そしたら・・・!!
とここまでが前半のストーリーね。
でここからが、まるで別の映画のような展開になるんです。
オクプンが英語を話せるようになりたかった本当の理由は・・・・

興味のある方は、アマプラで配信されてますので(心して)ご覧くださいませ。