昨日はインスタやブログでたくさんのお祝いのコメントを頂きましてありがとうございました。
決しておめでたくはないのですが、避けては通れないものと受け入れてまた1年頑張っていきたいと思います♪
さて、タイトルの「NYの地下鉄事情」ですが、
初めて訪れた私が書くのもおこがましいのですが、初心者の目線で感じたことを記しておこうかなと。
もしかしたらこれから初めてNYに行かれる方の参考になるかもしれませんし・・・ね。
私はここ数年個人旅行ばかりしてるせいか、
海外で公共交通機関を利用するのがけっこう楽しみになってます。
というか・・・色々と自衛策を考えながらタクシーに乗るのが面倒ってのもありますが。
バスはちょっとハードルが高いけれど地下鉄なら簡単。
ですが同行した友人が初めてNYへ行った20数年前は、「危険なので絶対に地下鉄に乗らないように」と言われるほど危ない代名詞だったようです。
今はそんなこともなく旅行者も普通に地下鉄に乗れるようになっています。
私達も滞在中、毎日何度も利用しました。
私がよく行くアジアの都市では、ほとんどの国の地下鉄が安くて綺麗で、そしてわかりやすくて便利でした。
が!NYは例外でしたね~。
滞在中毎日何度も利用しましたけど、今まで利用したメトロで最強に利用しずらい地下鉄でした。
地下鉄の電車自体はね、綺麗で最新式の車両も中にはあるのでそれほど問題ではないのですが、
こんな感じ。
ちゃんと次の駅を表示してる電光掲示板がついてる車両もあります。
こんなカラフルなペイントをしてる車両も
たまに車内でパフォーマンスが始まることもありました。
ゴスペルをいきなり歌い出したオジサン集団が私の前から離れなくて(たぶんチップを求めてたんだと思うけど)とまどったこともありました。
これがまた上手いんだ。
それもまたNYらしいとも言えるかな。(韓国なら車内での物売りだしね)
ただね~
駅やホームがね~、汚いし、整備されてないし、暑いしetc
これは、NYだからこそですよね。
というのも、地下鉄文化の歴史があるってことですかね。
直接的に言うと「古い」から。
そう簡単に改装できるシロモノではないので仕方ないんでしょうね。
私達が行ってたのは8月下旬から9月の初旬にかけての時期だったんですが、今年のNYは異常気象だったそうで連日35℃を超える猛暑でして。
地下鉄のホームに行っただけでモワ~ッとする暑さで具合が悪くなりそうでした。
だってね、冷房なんてないので~。
暑い空気が地下で淀んでました。
そして、剥き出しのレールの隙間にはネズミがチョロチョロ。
スラム街の駅じゃなく、マンハッタンの大都会の駅で、です。
エスカレーターやエレベーターがある駅はほんのわずかで、ほとんどの駅は階段です。
車椅子やベビーカーを利用する人はほんとに不便だと思います。
(ホテルのページでも書きましたが、空港からホテルまでメトロを使おうと思ってる人は
自分たちが利用する駅にエレベーターがあるかどうか確かめたほうが良いと思います。
じゃないとスーツケースを持って階段の上り下りをするのが必須ですので。
車椅子対応マークがある駅はエレベーターがある駅です)
私達は1週間乗り放題のメトロカードを買って使ってました。
ちなみにこのアンリミテッドカードは32$+1$。
1$はカードの発行手数料です。
メトロカードは改札口にある券売機で買えますが、タッチパネル式でクレジットカードも使えます。(クレジットカードを使う場合はCODEを入力するような表示がでますが、これは111111などのように適当な数字をいれとけば大丈夫です)
日本語表記のある券売機もありました。
改札口ですが、駅にもよるんだけど例えばこんな感じ。
「絶対に素通りはさせないぞ!」という意気込みを感じるよね。
メトロカードの磁気の部分をスライドさせて通すと扉が廻る仕組み。
これがさ~、2回に1回はエラーになるのよね
このタイプじゃなく、よくあるバーのタイプ?の改札もあるんですが、
エラーになってると思わずに突進するもんだから何度お腹を打ち付けたことか・・・。
カードのほうなのか機械のほうなのか、かなりバカになってる。
普通ならエラーが出ると焦っちゃってアタフタしちゃうけど、一度で通った時のほうがびっくりしたわ。
<地下鉄の乗り方>
無事に改札を通りましたらホームに行くわけですが、これがまた不慣れな旅行者にはもどかしい。
昨日の路線図バッグ(笑)のページにも書きましたが、行き先表示が終点の駅でもなく次に止まる駅名でもなく、「Uptown」か「Downtown」か。
NYの地理的なものを理解していないとどっちかUpでどっちがDownなのか迷っちゃうよね~。
そして更に厄介なのが、ローカル線とエキスプレス線が順不同でやってくること。
ローカル線でもエキスプレス線でもどちらも停車する大きな駅に行くならいいのですが、ローカル線しか止まらない駅に行く場合は要注意。
時間がないからエキスプレス線でシャーっと行きたい場合も要注意。
どうやって見分けるかといいますと・・・・
ホームに入ってきた電車の先頭と側面に、ローカルかエキスプレスかが書かれているのね。
どこが厄介なの?と思わないで。
私みたいな動体視力が衰えてきてる者にとってはかなりの難関よ。
けっこうなスピードでホームになだれ込んでくる電車の側面の電光掲示板を瞬時に読むんですから。
同じく、同じ線路を使っているけど途中で行き先が枝分かれする電車も混同してること。
これもホームに入ってくる電車を見分ける動体視力が試されます(笑)
要するに、他国の先進的なホームの場合、次に来る電車の案内はホームにある電光掲示板が教えてくれるものでしょ。
でもNYの地下鉄のホームは昔のままなので、そんな近代的な電光掲示板のようなものを備えていないホームってことですね。
なので、自力で見分けなきゃ、なの。
慣れると大した問題ではないのでしょうが、最初の二日間くらいは緊張しました。
<乗り換えがまた厄介>
何路線も入り乱れてるNYの地下鉄。
私が肌身離さず持っていたガイドブックの路線図↓
目的地によっては途中で乗り換えが必要な場合がほとんどです。
比較的大きな駅でトランスファーができるのですが、これがまた気をつけなくてはいけません。
路線図状では乗り換え可能な表示になっても実際は「?」ってことも多々あります。
普通の感覚で思う地下鉄の乗り換えって、乗り換えする路線のホームは地下で繋がっていて案内標識のまま進むだけですよね。
ですが、NYでは(もちろん地下通路で繋がって簡単に乗り換えられる駅もあるんですが)
一度改札を出て地上に出て、道路を渡ったりしばらく歩いた先にある別の地下鉄の駅で乗り換える・・・みたいなスタイルが多いの。
乗り換えなのに、駅名が違ったりするしね。
方向音痴さんなら地上に出た時点でもう迷っちゃうと思うわ~。
私が主に乗り換えで利用したのは(USオープン会場に行くために)
ホテル前からEラインに乗って途中で7号線に乗り換えてたんですけどね。
Eラインで乗り換えのために降りる駅が「ジャクソンルーズベルトAv」というとこで、
7号線に乗り換える駅が「74Stブロードウェイ」という駅。
(あっ、地下鉄と言ってもイーストリバーを超えてから先は地下ではありません)
駅名が違うから違和感でしたね~。
幸いここの乗り換えは地上にでることはなく駅間で連絡通路で繋がっていましたけど。
なので路線図で乗り換えができるような表示があっても、乗換駅まで地上を歩くパターンや駅名自体が違う場合パターンもあるので注意が必要ですね。
<時刻表>
これはめっちゃ適当です(笑)
タイムテーブルは無いと思ったほうがいいですね。
通常ならば昼間なら5~10分間隔、深夜だと20~30分間隔でくるそうですが、待っても待っても全然来ない時もあれば、2~3本連なって来たりね。
ただ、24時間運行してるってことはスゴイと思う。
おかげで、ナイトセッションが長引いて日付が変わっちゃう時間に終わっても交通機関で帰れます。最終の時間を気にして途中退場しなくて済むのっていいですよね~。
で!これが非常に困るんですが・・・・
NY初日に親切な青年にお世話になった話をしましたけど、彼が私達にしたアドバイスが
「しょっちゅう地下鉄が運行しない日があるので、地下鉄の改札口やホームに貼ってあるポスターをよく見ておいて」って。
その時は「ふ~ん」程度に流して聞いてましたけど、ほんとにそうだったからびっくりというか、困りました。
私達がメインで使っていたEラインも最後の2日間が運行停止。
確かにあちこちにお知らせのポスターが何日か前から貼ってあったのにその時はよく読んでなかった
ある日、いつものように改札に行ったらロープが貼られていてホームに進入できないようになってましてね。そこで初めて掲示されてたポスターを読んだ次第です。
理由はなんだったかな?ともあれ何日か運休するみたいな内容でした。
Eラインが使えないのは痛かった。
USオープンには別のラインを使って行けたのですが、帰りの空港までの足が無くなった・・・。
空港からメトロでアクセスできるからこのホテルにしたのになぁ。
他の路線でも理由は様々ですが使えない路線にしばしば遭遇。
路線図とにらめっこしてその日の予定を綿密に(笑)立てて行動してるのに、行ってみたら地下鉄が動いてないってことが何回かありました。
こんなポスターが貼られてるんだけど、
こちらは労働者の日?
旅行者はポスターなんてよく見ないで素通りしちゃうよね。
ともあれ、日本では天災や人災でしか運行停止なんてことはないですが、ここでは当たり前にしょっちゅうこういうことがあるみたいです。
ちなみに・・・帰国日は空港まで地下鉄で行こうと思ってたのにコレに当たってしまったので
ホテルからタクシーで空港まで行きました
乗り放題のメトロカードだったので無料で行けたはずが、タクシー代70$
ということで、まとめると!
乗り方に若干の注意が必要ですが、慣れれば大丈夫。
ってことですかね。
24時間運行なのは便利ですし、何よりやっぱり安い!
いちいちタクシーに乗ってたらとんでもないことになっちゃうしね。