さぁそろそろ終わりに近づいてきました、NY旅行記。
8時間の飛行機の遅延によりグランドゼロなど予定外の観光もできまして・・・。
一旦ホテルに戻ってからから空港に向かいましたよ。
本来ならメトロでJFK空港に行くつもりだったのですが、地下鉄Eラインの運休により
仕方なくタクシーで。
タクシーと言いましたが、
宿泊していたホテルに空港までの定額制のチャーターカーの手配をする案内がありましたのでそれを利用しました。
1台70ドルでした。
メーターのタクシーでもだいたいそのくらいの料金だと思うのですが、チップ込みの70$ってことですしホテルでの手配なので安心でもありますしね。
ただ、ちゃんとしたタクシーではなく、言うならばUberみたいなもののようで。
約束の時間にホテルに来たのは、普通のお兄ちゃんが運転する普通の乗用車でしたけど。
このお兄ちゃん、飛ばす飛ばす・・・・1時間はかかると思ってた空港まで40分くらいで着いちゃいました。
早めに空港に着いたのですが、遅延による羽田での宿泊の件や翌日に振り替えする日本国内での乗り継ぎ便の件などでJALのカウンターでかなりの時間がかかりました。
JALのカウンターでしたので日本人スタッフがやってくださると思ってましたら
日本語堪能な中国?の男性の方でした。
普通にネイティブな日本語で会話ができたので何も問題はなかったのですが
とても真面目で、そしてニコリともしない人でね(嫌なイメージではなくてね)
堅い表情で一生懸命私達の要望に応えてくれました。
でね、この方、一見強面なんだけど、名札をみたら・・・PUUって書いてるの。
プーさんなんですけど~。
まさにプーさんの体型のプーさんで・・・・
名前に気づいた瞬間から(心の中で)私の笑いが止まらなくなっちゃって・・・・
その後の交渉は、プーさんの名前に気づいていない友人にやってもらったんだけど、「プーさん」がツボっちゃって・・・。
免税店をサラッとみたり、ラウンジに寄ってラウンジのテレビでUSオープンを観たりして
↑ハゲ越しのウィリアムス。(なぜ私がテニスプレーヤーの写真を撮ると必ずおハゲちゃんがインするのだろう・・・・これで何人目?)
そろそろ時間になったので搭乗ゲートへ。
ゲート前のベンチで出会ったのが・・・。
スゴイ物を大事そうに抱えていた少年。
そのスゴイ物とは・・・・
サイン用のテニスボール!!!
これを持っていた少年は(テニスボール型で顔を隠しましたが紛らわしかったね)
なんと高校生。(日本人よ)
しかも美少年(笑)
お父様がNYに駐在しているとかでUSオープンのために一人でNYに来たらしい。
1週間どっぷりUSオープン三昧をして、夏休みが終わるので泣く泣くこの便で帰国するという少年。
このサインボールに興奮した私達の質問攻めにも臆することなく会話がはずみ・・・
良家のお坊ちゃんって感じ?育ちの良さがまるまる出てて、受け答えもしっかりしてるし、オバさん相手でも物怖じしないし、好感度しかないっていう少年。
なんていうのかな~、まずお父様がNY駐在ってだけで「おぉぉ」ってなるよね。
たぶんね、高校を卒業したら慶応とか青学とかに行ってさ(勝手なイメージね)、
大学卒業したら一流商社なんかに勤めてさ、
そのうち良家の美人なお嬢さんと結婚してさ、
絵に描いたようなエリートコースを進むんだろうね、キミは。
って思わせるカレでした。
あっ、話が反れましたが、このサインボールですが、
テニス観戦をする人はわかると思うのですが、グランドスラムなどを含む大きな大会では
選手からサインをもらうためにこのような大きなテニスボールが売られています。
ですが、これを持っていたからといってサインをもらえるなんてことは本当にマレ。
試合が終わった後に選手が退場する通路脇にサインをもらおうとするファンが殺到するんですが、実際に貰えるのはほんの一握りですよね。
だいたいが、今回のようなグランドスラムの大会では選手からサインを貰える位置に行けるチケットの値段がウン十万とかしちゃうしね。
(ちなみに今年のUSオープンは、更にサインボールをおねだりできるのは18歳以下と限定されてました。)
なのに・・・このサインの数!!!!
しかも、有名どころの選手ばかり20人以上に書いてもらったとか。
↑ちなみにこの面には、フェデラー、ナダル、錦織圭のサインがありました。
なぜこんなにもらえたかというと、この1週間、練習コートに張り付いていたそうです。
同じ会場内に選手のための練習コートがあるんですが、試合前には必ず選手はプラクティスコートでUPも兼ねて練習をするんですけど、そこの入り口を狙ってサインをもらい続けたそうです。
まぁ、アレと一緒ですね、コンサートの出待ち!?
本戦が始まる前から会場入りしてこの戦利品をゲットしたとか。
見てのとおりかなりの大きさなので、「預け荷物にしなかったの?」って聞いた私に
「こんなにサインがある物だから、誰かに盗られるかもしれないから」と。
猛暑の中、何日も、何時間も出待ちしてゲットした宝物ですもんね。
テニスをやってる子なのかと思ったら、観るだけで自身はやっていないとか。
いつだかのウィンブルドンでのナダルとフェデラーの決勝戦を観て以来
フェデラーの大ファンになって今に至るらしい。
スポーツの影響力ってすごいなぁとあらためて思った次第です。
錦織のKEI JETに乗ってNYに行き、帰りはこのサインボールを見せてもらってNYを離れ・・・。
最後の最後までUSオープン三昧のニューヨーク旅でした~。
NY旅行記はこんなとこなんですが、せっかくなので今後全米オープンテニスへ行かれる方のために「USオープン観戦記」も記しておこうと思ってます。
もし良ければもう少しお付き合いくださいませ。