ほんとに今更~なドラマなんですが・・・
「製パン王 キムタック」、観てみました。
このドラマ2010年に韓国で放送されたドラマなんですが、
面白い!!ってことは知ってたんですが、今まで観なかったのにはちょっとしたワケがありまして・・・。
というのは・・・・(ってほどのことでもないんですが)
この「製パン王キムタック」ってものすごい視聴率を叩きだした国民的ドラマだったんですよ。
最高視聴率で58%、平均視聴率で50%って韓国では二人に一人は観ていたって数字ですよね~。
参考までに、以前に<勝手に選ぶ韓国ドラマベスト5>って記事を書いたんですが、その時に
2000年以降の韓国ドラマ視聴率ベスト10を抜粋してたものがあります
こちら↓
ちなみに参考になるかわかりませんが
2000年以降のドラマで、韓国での最高視聴率ランキングをお知らせしときましょうか。
1位・・・ホジュン(63.7%)
2位・・・太祖王建(60.2%)
3位・・・チャングム(57.8%)
4位・・・パリの恋人(57.4%)
5位・・・真実(54.6%)
6位・・・チュモン(52,6%)
7位・・・野人時代(51.8%)
8位・・・製パン王キムタック(50.8%)
9位・・・私の名前はキムサムスン(50.5%)
10位・・・女人天下(50.4%)
なにこれ、10位でも50%超え
日本の紅白歌合戦だってこんな数字にならないでしょ~。
そして2000年以降といっても2000年に近いものばかりですよね。
私が思うに・・・当時の韓国はほんとにテレビ時代全盛だったんでしょうね。
2000年くらいだと日本よりちょっと遅れてる時代って感じですもんね。
小さいテレビを囲んで一家団欒はドラマで!って時代だったのでしょう。
じゃなきゃこんな数字にはならないよね。
だからベスト10には最近のドラマは入ってきませんよね。←時代が違うってことね。
で、20位以内にも冬ソナとかは入ってないのよね。
これを見るとわかると思うのですが、この中では製パン王キムタック以外は古いドラマばかりでしょ?7年前とはいえ、50%越えのドラマって今じゃ考えられない数字なんですよね。
で!
(元カレwww)ユチョン主演の「成均館スキャンダル」もこの年に同じKBSで放送されたんですね。
成均館のほうは、ユチョンのほかに今をときめく?ソン・ジュンギやユ・アインも出てたドラマで、内容も(ユチョンも)めっちゃ良かったんですけど、それでも視聴率は平均で10%でしたから。
それでなんですが・・・この年のドラマを評価するソウルドラマアワードっていう賞が翌年にあるのですが、当然、この視聴率を考えると「製パン王キムタック」が受賞するものと思われたところ、作品としては「成均館スキャンダル」で、俳優部門でもユチョンが取っちゃったんですよね。
キムタックが全く賞取りに関わってなかったのもあり、「裏取引があったのでは?」なんてまことしやかに噂されたりしてね。
このソウルドラマアワードは、海外を含める一般人からの投票結果も加味されるものでもあるので、人気によるものが大きいとは言われていますが。
裏取引というよりは、ユチョンのファンが総動員して投票した結果なのでは?と思っています・・・(でも、成均館も素晴らしかったですよ)
とはいえ、視聴率だけで見ると10%と50%ですからね、圧倒的にキムタックのほうが勝っているわけで・・・
(KBS独自のドラマアワードでは製パン王キムタックもちゃんと賞を取っていましたが)
そういうわけで、なんとなく「製パン王キムタック」を観て、もしこのドラマの良さをわかってしまったら、裏取引疑惑を認めちゃうような気がして観れなかったんですよね~。
(あっ、私の勝手な心境ですから、なんの確証もない、ただの気分的なものですから)
なので、このドラマ、ずっと観ないでいたんですが、観ちゃいました(笑)
視聴感想を先に言いますと・・・
すごく面白かった~
内容は・・・
そうだなぁ、これ、「おしん」だね!
日本だけじゃなくアジアでも大人気になったブロックバスター級の昭和のあの名作「おしん」。
あんな感じの、踏まれても踏まれても立ち上がりケナゲに生きる主人公に、韓国ドラマ特有の財閥系血筋ドロドロ&後継者問題&イジメが加わったような。
でも、ただ暗いだけのドラマじゃなくてね、タックの持ってる不思議な魅力で観ている側も元気になるっていうか。
子役時代を含める最初の頃は、たたみ掛けるように不幸が続くタックにめげそうになるんだけど、持ち前の明るさと誠実な姿で周囲の人間を味方につけながら、1つずつ困難を乗り越えていくタックに引き込まれていきましたね~。
50%の視聴率に納得。
老若男女に支持された結果なんでしょうね。
でね~、得意の私的見所にいきますよ(笑)
主人公のキム・タックと、異母兄弟とされる(?)弟のマジュンなんですけどね。
右が、主人公キムタック演じるユン・シユン。
左がメチャクソ性格の悪いマジュンを演じるチュウォンね。
(チュウォンはこれが初ドラマだったんですね。現在は兵役中)
このマジュン(チュウォン)がね、どうしようもなく性悪でね。
憎たらしくてたまらないんだけど、憎さ余って途中から我が家では「亀男」って呼んでました。
なんかに似てるよね・・・ってなってね、
考えたらこれだった・・・
チュウォンのファンにフルボッコにされそうだけど…チュウォンペンさん、すみません。
この亀男の特技は・・・立ち聞きでね。
いつでもどこでも立ち聞きしてるんだ。
でも、亀男は亀男なりに苦しんでてね。
ほんと、どうしようもないダメなヤツなんだけど、最終回にはやっと改心して
良い亀男になってくれた・・・。
というわけで、ハッピーエンドで終わるのでドラマの後味もスッキリだったしね。
そうそう、せっかく古いドラマを出してきたんだから、こんなオマケを・・・。
タックとマジュンの子役なんですが、
ドラマではこれが
↓
こんな風に大人になるんですけど・・・
実際に、この子役たちの今はどうなってると思う?
まずは、キムタック役の子です。
当時はちょっと太めであか抜けない感じですが、少しずつ大人になって・・・
そして、子役時代からマジでいけ好かないほんと嫌な子だったマジュン役の子は・・・
やっぱ、いけ好かない感じの大人になってた・・・(笑)
7年ってさぁ、私にしたら、つい昨日・・・みたいな感覚なんだけど、
こうやって子役の成長を見ると、長い年月なんだと実感するわぁ。
どおりで体のアチコチにガタを感じるわけだね
もしまだ観ていない方がいましたら、是非♪