ベスト・キッド / 2010年米 | TDR&MOVIE

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ベスト・キッド / THE KARATE KID

1985年公開の名作『ベスト・キッド』のリメイク。母親の転職で、アメリカから北京に引っ越してきた11歳のドレ。言葉も通じず、生活環境も大きく変わり戸惑うドレの前に立ちはだかるのは、精神的な苦痛だった。学校の同級生からはいじめに遭い、なるべく目立たないように毎日を過ごす彼。そんなある日、アパートの管理人のハンが実はカンフーの達人であることを知る。身も心も強くなりたいドレは、ハンの教えの下、猛特訓を開始する。

元となった『ベスト・キッド』。ちゃんと、見たことないかも…何となくのストーリーは覚えているものの、見返したりせずに、観にいきました。予告編を見れば、大体どんなストーリーなのかは判っていたものの、なかなか…面白かったです。最初の30分くらいは、あまりにもドレが自分を省みないクソガキ(失礼!)だったので、見るに耐えないというか…イラ!とさせられたりするのですけどねぇそして、ドレをいじめる同級生の中国人たち…もーーーー!すっげ、腹立つ!カンフーって武道じゃないの?礼儀とか教えないの?そもそも、彼らを教えている師範?みたいな人が、どーしようもない感じなので、そんなの求めても無駄っていうのが、判るのですけどね。

11歳という設定のジェイデン演じるドレ。何だか小学生?くらいに見えるのですけど、日本で言うとどのくらいの年代なのですかね。ドレが恋をする女の子も、妙に幼い印象。その割には、相対する同級生達は、妙に大人っぽかったり。ジェイデンがもうちょっと大人になってから、この作品を作ってもよかったのでは?なんて、おせっかい心も。それでも、新しい土地で、必死に歯を食いしばり、自分の居場所を見つけようとするドレはとてもがんばっていましたけどね。それも、ハンという人に出会えたからですけど。もし、彼と出会わなければ、ドレは一生、人目に付かぬように、地味に生きていくことを余儀なくされたのですから。

そのカンフーの達人ハンを演じるのはジャッキー・チェン。正にハマリ役!と思いました。ジャッキーにしては、ヤサグレ感たっぷりで、笑わないのですねぇ常に暗く悲しい顔…あまりのしょぼくれっぷりに、これがジャッキーの老後か?なんて想像も。ドレにカンフーを教えて行くにつれ、ハンも自分がこのままではいけないと、ドレに自分を映しこむように育てていきます。ハンの個性的なカンフーの教え方は、観ていてとても興味深く、面白かったです。昔の作品がカーウォッシュだったのに対して、今回はドレが母にいつも怒られていた服の脱ぎ着の動作を取り入れたのもナイスアイデア!万里の長城を登り、そこで観た美しきカンフーの達人達。鳥肌立ちました!

カンフーを通して、最初は敵対心むき出しだった同級生たちと心通じ、心を開くことが出来たドレ。母親との心の隙間は、武道を学ぶことで、精神的にも鍛えられ大きくなり、埋めることが出来ました。ほんっと、ヨカッタ。人生に於いて、出会うべくして出会う人が居ると思うのだけど、ドレにとってハンはそういう存在だったのでしょうね。そして、ハンにとってもドレと出会ったことで、ヤサグレた毎日と過去の傷から開放されることが出来たのです。

思っていた以上にいい作品だったのですけど、あまり興行成績伸びなかったのかな…

監督 ハラルド・ズワルト
製作総指揮 ダニー・ウルフ 、スーザン・イーキンス 、ハン・サンピン
原作 -
音楽 ジェームズ・ホーナー
脚本 クリストファー・マーフィー
出演 ジェイデン・スミス 、ジャッキー・チェン 、タラジ・P・ヘンソン 、ハン・ウェンウェン 、ワン・ツェンウェイ 、ユー・ロングァン
上映時間: 140分
http://info.movies.yahoo.co.jp/detail/tymv/id336292/