
運命のボタン / THE BOX
とある朝。ルイス家の元に、赤いボタンの付いた装置が届く。何者から送られたのかわからない謎の箱に戸惑う夫婦。その日の夕方、顔半分が欠落している謎の男スチュワードが、この箱の意味するところを説明しに来る。彼の説明によると、このボタンを押すと100万ドルが手に入るが、代わりに見知らぬ誰かが死ぬという。究極の選択を迫られた夫婦。考える猶予は24時間。戸惑いながらも、夫婦は生活のためこのボタンを押すことを決意する…
「アイ・アム・レジェンド」の原作者リチャード・マシスンの短編小説を基にした映画化。1970年代映画風の色調の今作品は、全体的に不気味な雰囲気が漂っていて、まるで夢の中の世界観をそのまま映像化したような感じ。ミステリーなのか、シリアスなのか、オカルトなのか…どのジャンルに所属するのか判らなく、見ているこっちも登場人物と共に、受け入れ難いような展開に混乱していく。
時代背景って、やっぱり1970年代なのですかね。物語の不気味さと、登場人物たちが一様にどんよりと暗い…笑顔を見せるものなど誰もいなく、ただただ不気味さでいっぱい。ボタンを押してからというもの、夫婦にはあまりにも非現実的な出来事が起こり過ぎて、何を真実として受け入れればいいのか戸惑うばかり。苦悩し続ける夫婦に、何か希望の光があればよいのだけど、やってくるのは謎ばかり。
そんな夫婦の妻ノーマ役を演じるのは、キャメロン・ディアス。なぜ、彼女がこの作品への出演を承諾したのか、この物語同様謎ですけど、たまには恐怖と戸惑いに震える彼女も悪くないと思いました。強い心を持った妻。誰にも弱音を見せない、時折見せる凛とした表情に、きっと彼女が上手くことを進めてくれる…と、希望にさえ思うのです。
そして夫アーサーにはジェームズ・マースデン。彼もまた色々な役柄をこなす役者さんですが、今回は家族を守る主としての責任感ある行動を取る一方で、妻に少しでも多くのシアワセを感じて貰いたいという優しさ溢れる夫を演じています。宇宙飛行士になるという夢を持ち、希望に満ち溢れていたはずにアーサーにとって、「運命のボタン」は正に自分の人生をも左右するボタンだったのです。
結局…私がアホなせいなのですが、何か納得いく結末じゃなくて…というか、理解できなくて…人間という生き物とは?本質とは?究極の選択を迫られた時、あなたはどうしますか?考え方によってはかなり宗教的な作品。かといって、見終わった後に、自分を顧みる…とかそんな気持ちになれなかった。いったい何が言いたかったの!?というモヤモヤ感でいっぱいに。
コメディの女王!?キャメロンが、先日公開のシリアス作品「私の中のあなた」に続いての方向転換作品…今回は、オカルトちっくなサスペンス作品。あの、屈託のない、くしゃくしゃ笑顔を封印!の今作品は、なんだか彼女のカラーでなかったなぁ次回作のトム・クルーズとの共演は、何も考えずに見れる娯楽作品のようなので、期待したい。
しかし、いつも…相変わらずの納得行かない邦題。「運命のボタン」って…違う気がする。原題のまま「ザ・ボックス」でよかったのに。あのボタン、何だか、核兵器とか大量破壊兵器とかを発射する最終ボタンみたい…
監督 リチャード・ケリー
製作総指揮 スー・ベイドン=パウエル 、テッド・フィールド 、パリス・カシドコスタス・ラトシス 、テリー・ダガス 、エドワード・H・ハム・Jr
原作 リチャード・マシスン
音楽 ウィン・バトラー 、レジーヌ・シャサーニュ 、オーウェン・パレット
脚本 リチャード・ケリー
出演 キャメロン・ディアス、ジェームズ・マースデン、フランク・ランジェラ、ジェームズ・レブホーン、ホームズ・オズボーン
上映時間 115分
http://info.movies.yahoo.co.jp/detail/tymv/id334339/
製作総指揮 スー・ベイドン=パウエル 、テッド・フィールド 、パリス・カシドコスタス・ラトシス 、テリー・ダガス 、エドワード・H・ハム・Jr
原作 リチャード・マシスン
音楽 ウィン・バトラー 、レジーヌ・シャサーニュ 、オーウェン・パレット
脚本 リチャード・ケリー
出演 キャメロン・ディアス、ジェームズ・マースデン、フランク・ランジェラ、ジェームズ・レブホーン、ホームズ・オズボーン
上映時間 115分
http://info.movies.yahoo.co.jp/detail/tymv/id334339/