抱擁のかけら / 2009年西班牙 | TDR&MOVIE

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抱擁のかけら / LOS ABRAZOS ROTOS/BROKEN EMBRACES

予告編で、様々な表情とコスプレ?、そして魅力的な笑顔がスクリーンいっぱいに広がって、
あぁ~やっぱり、ペネロペってキレイで可愛くて、ステキ!って思い、公開してすぐに観にいきました。
4度目のタッグを組んでいる、ペドロ・アルモドバル監督作品。
彼女の魅力をこんなにも引き出せるのは、二人の信頼関係や傷なの深さかと!
今回もまた、ペドロ節全開!な作品でした。

現在と過去を行ったり来たり…
観に行ったこの日は、ちょっと眠かったのもあって、何ともいえない独特の雰囲気に睡魔が…
全体的に、結構爽やかな印象なのですよね。愛憎劇的な内容に反して!

自由奔放に愛に生きる女優志望の女性と、金持ちの愛人。その間に入っていく、映画監督。
この3人の愛欲にまみれた、赤裸々な世界が描かれています。
その映画監督マテオの目を通して、ペドロ監督のペネロペに対する愛情を感じたり!
ある意味、この映画監督にペドロ監督はマテオに自分を重ね映し出して、
手に入れることの出来ないペネロペを好きなように描いている~そんな印象も。
反対にペネロペもまた、監督のために一肌も二肌も脱いでますねぇ(実際、キレイに脱いでる!)
ふたりの信頼関係のなせる業!正に、そんな作品でした。

パトロンを裏切って、自分が出演する映画の監督との愛に走るペネロペ演じるレナ。
まるで、籠に閉じ込められた小鳥のようだった彼女が、女優を目指して愛人の元より飛び出そうとします。
でも、パトロンであるエルネストは、彼女を束縛して、決して離そうとはしません。
自分の息子を使って、まるでストーカーのようにレナを見張る姿は、痛々しい…
そんなレナ演じるペネロペは、過去に活躍した素晴らしい女優たちを彷彿させるような、
オマージュするようなシーン盛りだくさん。
彼女もまた、遠くない未来にそのような扱われ方をするのかな?なんて、思ったりしました。
ちなみにペネロペが作品内で女優として映画を撮っているのですけど…演技がダメダメで笑えます。

レナと恋に落ちる映画監督マテオ。
初っ端、盲目の状態となって登場するのですが…片っ端から女の子引っ掛ける手口か!?
と思わせるのですけど、その後の回想で何故彼が盲目となってしまったのかが、描かれていきます。
映画監督として、目が見えなくなるというのは、かなりのダメージだと思うのですけど、
彼をサポートする家族同然の母子が、いつもそばにいてくれて、いい関係を築いているのですよねぇ
彼らの存在もまた、マテオの人生には無くてはならなく、そしてマテオの過去が語られていくうちに、
マテオが巻き起こしてしまった悲しい現実が明かされていくのです。
レナを自由な鳥のごとく、好きなように羽ばたかせてくれる、マテオ。
そんなマテオに、レナは惹かれたのでしょうねぇ

70年代調のサスペンスタッチ、ややオカルトで、気持ちが悪くなりそうな粘着質な登場人物がいっぱい!な、この作品。
独特な世界観の中、嫉妬と愛欲、そして悲しくも美しい恋愛物語。
そんな、作品でした。

監督 ペドロ・アルモドバル
製作総指揮 アグスティン・アルモドバル
原作 -
音楽 アルベルト・イグレシアス
脚本 ペドロ・アルモドバル
出演 ペネロペ・クルス、ルイス・オマール、ブランカ・ポルティージョ、ホセ・ルイス・ゴメス、ルーベン・オチャンディアーノ、タマル・ノバス
上映時間 128分
http://info.movies.yahoo.co.jp/detail/tymv/id335300/