デュプリシティ ~スパイは、スパイに嘘をつく~ / 2009年米 | TDR&MOVIE

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デュプリシティ ~スパイは、スパイに嘘をつく~ / DUPLICITY

『ジェイソン・ボーン』シリーズや、『フィクサー』のトニー・ギルロイ監督の最新作!
そして、ジュリア・ロバーツの復帰作。共演はクライヴ・オーウェン。
ちょっと、ウディ・アレン風のシニカルな笑いも含みつつ…のスタイリッシュなスパイ映画!?
冒頭のスーパースローカメラを使った演出で、予告編とか見たりの予備情報がなかった私にとっては、一気に引き込まれました。
時系列の行き来も、結構わかりやすい構成でしたねぇある意味、ちょっと、手法が古い!?

元CIAと元MI6諜報員のスパイの男女が恋の駆け引きを絡めつつ、本当にお互いを信じていいのか疑心を持ちながら、おいしい話に食いつき頭脳戦を繰り広げる!
ターゲットはトイレタリー商品を売る大企業!
仲間をも巻き込み、大企業の因縁の戦い!?に参戦~

冒頭いきなり、ライバル会社のそれぞれのCEOが、空港の滑走路で繰り広げる、大人気ない取っ組合い!の喧嘩。もうね、アホですね。
ハブとマングース…いや、そんなにきれいなものでもなかったですねぇ笑
大会社のCEOが変な威厳の為に、あれやこれやとライバル会社に妨害するのですけど、まるで子供の喧嘩ですねぇ
でも、1分1秒でも早く、特許を取ったもん勝ちであろう、こういう業界。
本当になくもないであろう出来事に、結構ドキドキしました。

特に最後の新商品の発表をする、ポール・ジアマッティ演じるエクイクロム社のCEOディック!
もう熱い!熱いんです!!もう本能むき出しで!!
こういう役上手いですねぇポール・ジアマッティ。さすがです。
トム・ウィルキンソン演じるB&RのCEOタリーは、どんなことがあろうとどっしり構えて、向かえ立つ!という感じでよかったです。
老舗メーカーのCEOって言うオーラ!?が出ていたような気も。
彼の雰囲気に、会社の歴史や安定したものを感じました。

重苦しい社会派サスペンスなのかと思ったら、そうでもなかった…
なかなか面白かったのだけど、どうも展開に新鮮さを感じないのですねぇ
スピード感も悪くない感じだったのだけど…
やっぱり、ジュリア・ロバーツでは、キツイのかな。
同じクライヴ・オーエン主演作の『ザ・バンク 堕ちた巨像』の方が面白かったかな。

監督 トニー・ギルロイ
製作総指揮 ライアン・カヴァノー
原作 -
音楽 ジェームズ・ニュートン・ハワード
脚本 トニー・ギルロイ
出演 ジュリア・ロバーツ、クライヴ・オーウェン、トム・ウィルキンソン、ポール・ジアマッティ、デニス・オヘア、トーマス・マッカーシー、キャスリーン・チャルファント、ウェイン・デュヴァル
上映時間 125分
http://info.movies.yahoo.co.jp/detail/tymv/id333162/