ワルキューレ / 2008年米独 | TDR&MOVIE

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ワルキューレ / VALKYRIE

第二次世界大戦下のドイツ。
シュタウフェンベルク大佐を中心に、祖国平和のためにヒトラー暗殺計画に立ち上がる軍の中心的人物たち。
祖国のためであり、家族のためのこの作戦。
信頼を置ける仲間を水面下に集め、数々の暗殺計画を阻止してきた護衛たちの手をすり抜ける事はできるのか?
彼らは、その運命の時を待つ…

独裁者ヒトラー暗殺を試みたものは数知れず。
反乱軍鎮圧用のオペレーションを巧みに利用した最後の暗殺劇「ワルキューレ作戦」。
歴史上の話なので、この暗殺が成功するのか否かはわかっていたものの、
手に汗握るサスペンスタッチの演出に、心臓バクバクしてました。
どうか成功しますようにと、祈っている私が居ましたよ。

しかしながら、歴史に疎い私は、この作戦についてまったく知る訳もなく…
こんなにも軍の上層部が関わる、大掛かりな作戦に驚きました。
(この作品を観る上で、いい意味で、この作戦の内容を知らないほうが、気分的に盛り上がります!)
一人でも裏切るような行為を起こしたり、情報漏れがあれば失敗してしまうであろう、この作戦。
監督ブライアン・シンガーならではの演出に、この手の作品ではその構成がわかりにくく混乱するところを、
緊張感を保ちながら、スムーズに引き込んでいくのでした。

ヒトラー暗殺からワルキューレ発動。そして、その作戦がもたらすもの…
意外にも、かなりのスピード感で事が進んでいくので、ちょっとビックリします。
それでも、『ワルキューレ作戦』の行われた1日は、とても長く重苦しく、辛い時間が流れます。
いったい、何人の命が犠牲になったのだろうと思うだけで、胸が痛むのでした。

さて今回、戦地で左目を負傷した将校・シュタウフェンベルク大佐には、トム・クルーズ。
ドイツ人将校と言うことで、常に軍服に身を包み、凛々しいトムを見ることが出来ます。
そして、アイ・パッチ。似合ってます!
今回は役柄的に、笑うことがあまり無いので冷血な雰囲気が漂いますが…
家族と過ごす唯一の時間、ほっと心を開放する姿に、温かさを感じます。
そんなトムもカッコイイのですけど、個人的に彼の部下ジェイミー・パーカー演じるヴェルナー・フォン・ヘフテン中尉!素敵!
最後まで自分の上司を敬う姿に、涙…

それから、ビル・ナイ演じるオルブリヒト将軍。
ラスト、彼のうな垂れた姿…切なさでいっぱいになりました。
この作戦がなぜ失敗したのか?数々理由はあるだろうに、誰に問いかければよいのだろう?
そう、思わせつつ、それは聞いてはならぬと言っているようで、悔しさだけが残るのでした。

歴史にかなり忠実であろうこの作品。
この作戦を詳しく知っていれば、よりその奥深さを追求できるでしょう。
ハリウッド映画的な演出は少ない作品ですが、知らない場合でも、問題ないと思われます。
頭の中を整理して、この作戦を熟知してから、もう一度観にいきたいと思います。

見終わってから…え?ケネス・ブラナーって、あれだけ!?と…
ブラナー始め、数々の素晴らしき俳優人の出演するこの作品。
なんて、豪華なキャスティングなんでしょうと思ったのでした。

シュタウフェンベルク大佐が「Heil Hitler!/ヒトラー万歳!」と言った時の無くなった右手が物悲しい…

「目を上げて。国民は忘れない。」

監督 ブライアン・シンガー
製作総指揮 クリス・リー 、ケン・カミンズ 、ダニエル・M・スナイダー 、ドワイト・C・シャール 、マーク・シャピロ
原作 -
音楽 ジョン・オットマン
脚本 クリストファー・マッカリー 、ネイサン・アレクサンダー
出演 トム・クルーズ、ケネス・ブラナー、ビル・ナイ、トム・ウィルキンソン、カリス・ファン・ハウテン、トーマス・クレッチマン、テレンス・スタンプ、エディ・イザード、ジェイミー・パーカー、クリスチャン・ベルケル
上映時間 120分
http://info.movies.yahoo.co.jp/detail/tymv/id332656/
http://www.valkyrie-movie.net/