釣りキチ三平 / 2009年日 | TDR&MOVIE

イメージ 1

釣りキチ三平 / 2009年日

アカデミー賞受賞で話題の『おくりびと』の滝田洋二郎監督最新作。
少年マガジン50周年記念作品として、10年に渡って連載された『釣りキチ三平』の実写版!
釣り映画の実写ってかなり難しいと思うのだけど、そのあたりはVFXで大きくカバーされていました。

東北の片田舎に住む三平三平。
両親を早くに亡くし、釣り名人であり、釣竿工芸師でもあるじいちゃん・一平と二人暮らし。
毎日毎日、野山を駆け回り川を渡り歩きの釣り三昧。
生まれ持った天性の感と技術で、都会から来た釣り師たちの鼻を明かすことしばしば。
そんな三平に、東京に離れて暮らす姉・愛子からの一通の手紙が…

物語は、『夜泣谷の巨大魚の伝説』を中心に、アメリカでバスプロとして名を馳せた鮎川魚紳との交流、
三平と共に東京で暮らすために、彼を連れに帰った姉・愛子との関係、家族のつながりなどの
エピソードを上手くつなぎ合わせ、三平が成長していくというもの。
釣り中心のストーリー展開と思いきや、釣りに興味の無い人にも受け入れしやすいような、
構成となっていました。

初っ端から、鮎釣り大会のシーンで、かなりぐぐっと引き込まれました。
鮎つりとは?のレクチャー的シーンや、川の中の目線で描かれる「おとり鮎が他の鮎を威嚇する」
シーンなど、普段見ることの出来無いような目線でのシーンが盛りだくさん。
自然豊かで、緑の木々が揺れる音とか、川の流れる音とか、耳でも楽しめます。

じいちゃん役の渡瀬恒彦さんが、ちょっと都会的に見えちゃうのだけど、
三平を守り包み込むようなあったかい雰囲気を感じましたねぇ
三平も役の須賀健太くんは、あまり東北っ子っぽく無いのだけど…
ひょろっとした感じは、漫画と一緒で悪くなかったのではないかと。
出てきた瞬間、「あ~漫画の釣りキチ三平だぁ」って♪
個人的に、須賀健太くん好きなので、それだけでもOKだったりしますが…
そもそも、三平って田舎臭い感じがしないと思うのは私だけなのかもしれませんけど、
なかなか三平していたと思います。
原作自体、現実離れしている作品だと思うので、実写になるとよりそれが劇画調?に
なるのかもしれません。

「釣りキチ三平」リアル読者曰く…鮎川魚紳役の塚本高史は、ぴったりだったと。
謎めいた感が、かっこよかったです。
あまり出しゃばり過ぎず、三平一家との距離感も程よく描かれていたのではないかな。
彼のエピがやけにさらっと流されていましたけど。
魚紳主役のスピンオフとかあったら、観にいっちゃうだろうなぁ私。

映画版と言うだけあって、原作のいいとこ取り…ポイントとなるエピをつなぎ合わせた感じのこの作品。
三平の姉・愛子と言うキャラを登場させたことによって、家族のつながり的な部分が中心の
ストーリー展開となりましたけど、コレはコレで、漫画とは違うサイドストーリー的で
上手くまとまっていたと思います。

そしてそして、ラストは、キタァァァァァァ!って、感じに!
私、爆釣…じゃなくて、爆笑しちゃいましたけど!!
(観れば、わかります…笑)

ちなみに、VFXを手がけるのは、『ALWAYS 三丁目の夕日』の<白組>。
流石の技術で、釣り好きには堪らないであろう、魚目線での映像。
魚の動きは、かなり表現が難しいでしょうけど、結構興奮しましたねぇ
それから、まるでマイナスイオンが出てきていると錯覚しそうなくらいの、美しい自然を堪能できます。
自然の美しい映像も、この作品のポイントのひとつです。

しかし…監督の滝田洋二郎さんって…作品毎にカラーが違うのね。
何でもやれちゃう監督って言うところなのかもだけど、
ついこの間「おくりびと」を見たからなのか、滝田作品と思えませんでした。いい意味で…??

そして、つりに興味の無い人にとってみれば、???な作品かもしれませんが、
ちなみに私はかなり面白かったです♪
釣り好きの方、是非に!
久しぶりに、釣りに行きたくなりました!

監督 滝田洋二郎
製作総指揮 -
原作 矢口高雄
音楽 海田庄吾
脚本 古沢良太
出演 須賀健太、塚本高史、香椎由宇、土屋太鳳、螢雪次朗、萩原聖人、渡瀬恒彦
http://info.movies.yahoo.co.jp/detail/tymv/id332068/
http://event.movies.yahoo.co.jp/theater/sanpei/
http://www.san-pei.com